俺は今ホテルのロビーに立っていた。しかも慣れないスーツ姿で。 
昔の教え子の結婚披露宴に出席するためだ。 
かなり手の掛かった、どうしようもないワルだったが、中身はまっすぐで素直な子だった。 
それにしても・・・ここホテルのロビーだよな?裸に獅子舞とか・・・俺は悪い夢でも見てるのだろうか。 

なんか居心地が悪いんで一服するか。俺はホテルの玄関に向かった。 
そのときドアが開き、見慣れた生徒の姿が。岡井?どうしてここに? 


1 制服姿で。そういえば岡井の制服姿ってレアだな。 
2 無難にパンツルックのスーツで。その、お尻とでっかーが・・・・ 
3 膝上丈の白のワンピース。か、かわいい・・・ 



キタ━━━━━━━━!! 
レアな1を選びます 


たむけんがww 

2もいいが3にしとくか 



学校の制服姿でホテルに入ってきた岡井。そういえば岡井の制服姿ってあんまり見たことなかったな。 
膝小僧がはっきり見えるほどの短めのチェックのスカートにでっかーが窮屈そうに押し込まれたブレザー。 
こんなところでレアな岡井の姿を見られただけで俺は天にも昇りそうな気分だ。 

「せ、先生!どうしたんですか?こんなところで////」 
「よ、よう岡井。びっくりしたよ。俺は教え子の披露宴でここに来たんだけど・・・」 
「もしかして美貴さ、藤本さんのですか?ちさともなんですよ。」 
「へぇ、藤本と知り合いなんだ。あの藤本がねぇ。」 
「近所のフットサルチームで一緒になんですよ。って、先生見すぎだよぉ///」 

藤本美貴。最初赴任した中学校の最初の生徒。 
とにかくワルで、毎日のように喧嘩はするわ、授業にまともに出たことはないわ、本当に手の掛かった生徒だった。 
退学一歩手前だった藤本をなんとか卒業させて・・・辛かったが、今となってはいい思い出だ。 


1 「岡井の制服姿可愛いな」と褒めちぎる 
2 「藤本ってどんなやつだ?優しくしてくれるか?」 
3 「あ、先生。ネクタイ曲がってるよ。ダメだなぁ、ボクが直してあげる。」 



2→1→3 


3→1 
照れまくるちっさーが見たいw 


うむ31 



あの狂犬みたいな藤本がお嫁さんにねぇ・・・人って変われるもんだな。 

「・・・せい。先生っ!何ボーっとしてるんですか?」 
「ああ、スマン。ちょっと昔のこと思い出してて・・・」 
「へぇ〜、実は先生緊張してるんじゃないですか?実はちさともなんだけど。あっ、先生ネクタイ曲がってる。ちさとが直してあげるよ。」 
「あ、本当だ。いいよ、自分でやるから。」 
「ダメ!先生がさつだから。こう見えてもちさと得意なんだから。毎日パパのネクタイ結んであげてるから。ほら動かないで!」 

岡井は俺にぴったりとくっついてネクタイを直してくれた。あ、岡井のでっかーが胸に押し付けられて・・・ 
やめろ!そんな子犬のような瞳で俺を切なそうに見つめないでくれ・・・ 

「はい、できあがり♪どうですか?うまいでしょ?あれ、先生顔が真っ赤だよ?」 
「い、いやぁ、暖房が効きすぎてるのかな?それにしても岡井の制服姿珍しいな。ジャージ姿の岡井も格好いいけど、こういう制服姿の岡井も可愛くていいぞ。先生、制服姿の岡井好きだぞ。」 
「えっ☆&$%▲#〜?!な、何いってるんだよぉ////」 
「おっ、岡井の顔も赤くなってるぞ?暖房が効きすぎてるのか?」 
「先生のばかぁ///」 

「まったくぅー、いないと思ったらこんなところで生徒とラブコメですか?あきれたぁ。」 
「ふ、藤本!?久しぶりだな。ってこ、これは・・・」 
「はいはい。そんな焦んなくてもいいから。先生そんなことできるキャラじゃないの美貴知ってるんだから。今日は来てくれてありがとう。千聖も悪いわね。」 
「美貴さんおめでとうございます!」 


1 「まだ時間があるからお話でもしません?」 
2 「ねぇ、千聖ちょっと手伝ってくれない?ウエディングドレスどれにしようか迷ってるんだ。」 
3 「はいはい、先生はあっち行って。女の子同士で話するんだから。」 



1でまったり 


3かな 


3でちょっとエッチなトークを・・・ 
そのあと1にいってくれるとありがたい 



白のスーツ姿で現れた藤本。 
藤本の表情からは幸せが満ち溢れていて、昔の藤本からは想像もつかないほどの柔和な顔になっていた。 
お胸のほうは相変わらず発展途上みたいですけど・・・ 

「先生、何ボーっとしてんの?10年たってもその間抜けな顔は相変わらずなんだから。」 
「お前こそ相変わらず口が減らないな。おめでとう藤本。幸せそうだな。」 
「一言多いの・・・・ありがとう。」 

藤本の瞳から一筋の涙が見えたような気がした。 
「先生、千聖と話があるから。ちょっとどいてて。」 
「なんだよぉ、せっかくの再会なのにこの扱いは・・・」 
「女の子同士の話なんだから気を利かせなさい。後で控え室来てね。渡したいものがあるから。」 

俺は二人から離れて外で煙草をふかした。 

「あいつも相変わらずなんだから。まあ、そういうところがあいつらしくていいんだけどね。」 
「美貴さん、昔の先生ってどんな感じだったんですか?」 
「うーん、千聖のほうがよく知ってるかもね。本当に見たまんまのあの通りの性格。表も裏もない。すごくわかりやすい。嫌味のないいいやつだよ。それより千聖、もしかして気になる人って先生?」 
「えっ!?いやっ、えっと・・・その・・・そんな///」 
「本当、千聖って分かりやすいんだから。まるであいつみたいだな。そういう分かりやすいところ、お似合いかもね♪」 
「美貴さぁぁん////」 
「照れなくっていいから。あいつは本当にいいやつだから。普段美貴が人を誉めないの千聖も知ってるでしょ?」 
「そんなんじゃ////」 
「我慢は良くないよ。あいつのこと思いながら・・・してたんでしょ?」 
「えっ////」 
「美貴も相談されてびっくりしちゃったよ。まさか、あの元気な千聖が好きな人を思いながらするなんてねぇ。」 
「やめてくださぁい////」 
「千聖、我慢しなくていいんだから。それは女の子なら誰でもすることなんだから。それに・・・その思いを無理やり閉じ込めるようなことはするなよ。私みたいに・・・」 
「美貴さん・・・」 

俺は藤本の待つ控え室のドアを叩いた。 
「どうぞ。開いてます。」 
中に入った俺を出迎えたのは。純白のウエディングドレスに身を包み、白いベールを被りしおらしく座っている藤本だった。 
「藤本・・・・なんて言うか・・・きれいだぞ。こんな時にこういう言葉しか出なくて申し訳ないが。」 
「ありがと・・・その一言だけで十分だよ。先生が口下手なのは分かってるから。」 

そう言うと藤本はハンカチを俺に差し出した。 
「これ、先生に返すね。10年も経ってしまって今更だけど。」 
「これはあの時の・・・今まで持っててくれたんだ。」 

10年前、荒れていた藤本を心配して怒鳴って叩いてしまったあの日、その後本気で説教してお互いにぼろぼろに泣いてしまった日。 
その時、藤本に貸したハンカチだ。丁寧にアイロンをかけてまるで新品みたいに・・・ 

「これは先生と美貴の思い出の品。あの時先生が本気で叱ってくれなかったら、私はこうしてトモくんのお嫁になってなかった。本当に先生ありがとう・・・」 
藤本の涙からはあの時と同じように涙がぼろぼろと零れ落ちていた。 

「藤本・・・これ使うか?」 
「バカ。そうしたらまたアイロンかけなきゃいけないじゃないの。アイロンがけ結構苦労したんだぞ・・・」 

そして結婚披露宴が行われた。 
盛大なまでとはいかなかったが、新郎側の知人の芸人が盛り上げてくれたおかげで披露宴は笑いの絶えない明るい雰囲気でつつがなく進んでいった。 
「ミキティー!」「ほら、トモくん!そこでぬがないっ!」 

「お疲れ様でした〜♪」 
「先生、ひっくぅ・・・この後二次会いかがっすか?知り合いの焼肉店でパーティーパーティー!」 

1 藤本が「私はいいから千聖を送ってやってよ」 
2 岡井も一緒に行くか? 
3 それじゃあ岡井またな 



1かな 


2→1 
美貴帝・・・ 


1で 



「先生、私はいいから。もう暗くなったから千聖送ってあげなよ。先生も明日学校があるんでしょ?」 
芸人仲間の誘いから助け舟を出してくれた藤本。 

俺と岡井は夕闇に沈んだ街を二人並んで歩いていった。 
「先生、美貴さんすごく綺麗でしたね。」 
「ああ、まさかあの藤本が・・・・天地がひっくり返ってもありえないと思ったよ。」 
「あーっ!そんなこと言ったら藤本さん怒りますよぉっ。」 
「お、岡井、頼むから今のは内緒にな。」 
「あははっ!」 

その後しばらく続く沈黙。木枯らしに吹かれる枯葉の音しか聞こえなかった。 
「くしゅんっ!」 
「岡井大丈夫か?ほら、制服だけだから夜は寒いから。これ使えよ。」 
俺はポケットからマフラーを取り出し岡井にかけた。 

「先生・・・先生は寒くないの?」 
「ああ、俺は大丈夫。今すごく心も体もぽかぽかだ。」 
「美貴さんのウエディングドレス姿を見れたから?」 
「それもあるけど・・・こうやって岡井と二人並んで歩いていられるから。」 
「あっ////」 


(Chisato’s SIDE) 
先生はそう言うと私の手をぎゅっと握ってくれた。 
「手までこんなに冷えて」って。先生恥ずかしいよぉ//// 
でも、ちさとすごく幸せであったかくなったんだよ。逆に熱くて顔が真っ赤になっちゃうくらい。 
先生に見られたら手を離しそうだから。黙ってうつむいてこのまましばらく歩いていたい。 
このまま時がゆっくり進んで欲しいんだ・・・ 


(Teacher’s SIDE) 
昔は説教ばっかりしてた藤本に説教されちゃったよ。 
「先生。先生にも都合があると思うけど、千聖先生のこと大好きみたいだってよ。 
もし千聖が思いを伝えることがあったら、逃げないでちゃんと受け止めてあげてね。 
結果はどうであっても。昔の私みたいに千聖に後悔させたくないから・・・」 

”その時”がいつになるのか分からないけど、岡井の思いしっかりと受け止めたいと思うよ。 


リ ・一・リ<先生・・・!   (o・v・)<? (o・v・)<・・・   リ ・一・リ<?   (o・v・)<・・・タバコのにおい・・・まさか!   リ;・一・リ<痛い!なんでつねるんだよ舞ちゃん!   (o#・v・)<ゆだんもすきもないでしゅね (o・v・)<せんせいとどこにいったでしゅか。こたえなさい!   リ;・一・リ<な、なにが?僕ぜんぜんわかんない・・・