受験まであともうちょっとしかない。
塾で先生やみんなぴりぴりしてて、家でもお母さんが勉強しなさいってちょっとうるさい。
最近の生活は息が詰まりそうだけど、自分で決めた事なんだしちゃんとやり遂げなくちゃ。
でも、ぜんぜん勉強が手に付かない時もある。そんな時は・・・電話するんだ。お母さんにも友達にも内緒でね
 
「もしもし、  君?元気にしてた?」
受話器の向こうの¨彼¨は、いつも変わらない声を聞かせてくれる。
『中島、最近どうなんだ?受験、来月にはもう追い込みだろ。テストとかいい結果なのか』
「うん、ばっちり。もう前みたいな失敗はしないよ。っていうかいい点数取れて当たり前じゃなくちゃ」
普通の話だけど・・・嬉しいんだ。話ができるっていうのが嬉しくて。
彼に好きだって告白してからそんなに経ってないけど、会話してる限りじゃ以前と変わらない様に感じる。
きっと・・・照れてるのかな。彼も。だから敢えて普通なのかな
『あんまり、無理すんなよ』
「ふえ?!む、無理ってなにが?」
『お前はちょっと頑張りすぎるからな。たぶん、決めたらやり抜くって思ってるんだろうが、やりすぎは良くないぞ』
また、お見通し。  君は私の事を良く見抜いてるね。
でもね・・・私は、良く分からないの。幼なじみなのに、どこか壁があるっていうか
 
昔から、そんなに奥深くまで私の事に関して突っ込もうとはしてこなかった。
もちろん彼自身にはそんなつもりはないのは分かってるし・・・でも、ちょっと・・・
寂しいんだよね。塾じゃふざけまくってたのに、塾を出たらまっすぐ家に帰っちゃって・・・
『・・・かじま?おい、中島ってば』
「あっ?はいはい、何」
『どうしたんだよ急に黙って。寝てたんじゃないだろうな。勉強もいいけどしっかり寝る時は寝とけよ』
 
こないだ・・・彼の家から出てきた、すごく背の高い女の子が気になってるの。
まだ会った時はそれほど気にしなかったんだけど、最近やたら気になって・・・
実はそれを聞こうか、前からすごく迷っていた。確かメイドさんとか言ってたけど、本当にただのメイドさんなの?
『おい、聞いてるのか?寝るにはまだ早いぞ?』
殆ど話をした事はないけど、すごくスタイルが良くて可愛かった。ちょっと悔しいくらいに・・・
 
 
1 思い切ってあの背の高い子の事を聞いちゃえ
2 ご、ごめん、また明日掛け直すから、おやすみ
3 受話器の向こうから別の声が・・・お、女の子の声? 



3
ニヤニヤw 


1で 



「あ、うん。起きてるよ。で、何の話だったっけ?」
『なぁ・・・本当に大丈夫かよ。お前がそうやってぼけるなんて珍しいな』
心配させちゃったみたい。だって気になるんだもん。あの女の子、なんだか・・・普通の人間にしては変わった雰囲気だったから。
確か、あの背の高い子・・・会ったのは夏だったのに近づくとやけにひんやりしてた。
それだけじゃない。肌の感じがなんか違うっていうか、人間にしては綺麗すぎる様に見えた。
『  さん、さっきから誰と電話してるんですかぁ!せっかく私の部屋にお泊まりしてるんですからもっと遊んで下さい!』
 
受話器の向こうからいきなり聞こえてきた、誰かの声。
えっ・・・うそ、この声、あの子?間違いない、背の高いあの子の声だ。
『ちょ、ちょっとユリナ、今は待ってくれ。外せない用事があってさ・・・』
ちょっと待って・・・お泊まりって何?
何・・・なんなの?女の子の部屋に・・・い、いるって事なの?
そんな、嘘だ。だって私の気持ち嬉しいって言ってくれたじゃん
 
 
1 冷静に、そのユリナって子がどういう関係なのか聞く。冷静に・・・
2 何よ!あ、あんたなんかより私の方が  君のこと知ってるんだからね!
3 あのさ、無理を承知でお願いなんだけど・・・今から行ってもいい? 



うわ12迷うな
2で 


1で 



熱くなっていく頭の片隅で、昔のことを思い出した。
あれは塾での出来事、いつも私にちょっかいかけてばかりの  君が他の女の子と仲良くしてて・・・
授業中先生から怒られても全くやめなくて、そして何より私に振り向いてくれなくて・・・すごく悔しかった。
今思えばよく授業が終わるまで我慢できたと思う。しかもあの頃はまだ小学生だったのに。
思わずその女の子に「私の方が  くんのこと好きだもん!」って怒鳴った。何回も・・・
そこまでしか覚えてないけど、その頃から私は彼が好きだったんだね。
「ちょっと!あ、あんたなんかより私の方が・・・!」
あの時と同じだ。頭の中がかあっと熱くなって、指先がぶるぶる震えてる。
「あんたなんかより私の方が  君のこと知ってるんだからね!!」
『なんですかいきなり!あなた確か、ナカジマさんっていう大切なご友人ですね!』
なんだ、怒ってるわりには意外と丁寧な口調だって思った。
『ユリナやめろ、お願いだ。いい子だからやめてくれ』
『お静かに願います!ここはいわゆる修羅場という状況です!女の子の戦場なんです!』
弱々しい彼の声が横から聞こえてくる。ごめん、ちょっと待っててね。
『先ほどナカジマさんは、  さんの事は私より詳しいと言いましたね。では、具体的にお願いします!』
 
ぐ、具体的に・・・?
いいよ、わかるもん。私が知ってるのは
 
 
1 い、一緒にお風呂入ったことあるんだから!(子供の頃だけど・・・)
2 お尻に3つ、三角形のほくろがあるんだから!
3 最初のキスの相手は私なんだから! 



女の戦いといえば1w 


なんか迷うわ…

3にしてみる 



あるもん、私しか知らない秘密!そう、これ。
「一緒にお風呂入ったことあるんだから!」
と言っても子供の頃だけど・・・雨の中で傘もささずに水溜まりを夢中で踏んでた。ほんと、なんであんな遊びに夢中だったんだろう。
それで服がびしょびしょになっちゃって私と一緒に怒られて、お風呂に入ったんだ。
・・・恥ずかしくてろくに彼を見られなかったけど、でもなんか嬉しかった。
『そうですか、  さんとお風呂に・・・』
驚いたかしら?悪いけど、もうそういう関係なんだから!入ったのは子供の頃だけど・・・
『私もなんです』
は、はい・・・?なんですって?!
『私に限らずですけどね。昨日は・・・』
『な、中島ごめん、また時間ができたらかけ直すよ。悪いなびっくりさせちゃって』
呆然としていたら彼が割り込んできた。ユリナって子とお風呂に入ったって・・・
確か、メイドさんだって言ってたよね?お風呂の世話までしてもらってるの?
『まだ話は終わってないです!もう少しお話させてください!』
『ユリナ、落ち着け。いい子だから・・・』
このままじゃ彼は電話を切ってしまう。
 
 
1 ねえ  君・・・私とユリナちゃん、どっちが好き?
2 お風呂だけなのかな、怪しい。もっと聞いてみよう
3 あれ?なんか別の声が聞こえてきた 



3じゃ、修羅場以上の地獄にw

1で 


3選びてぇwww
けど1 



「ねえ・・・私とユリナちゃんどっちが好き?」
切られる前にせめてこれは聞いておきたかった。答えてくれるかな。
『うっ、そ、そりゃ・・・その・・・えっと』
『  さん!電話を貸してください!』
どうやらユリナちゃんにはこの質問は聞こえなかったみたい。もし聞こえてたらどうなってたかな・・・?
『あ・・・あの、中島・・・あのさ・・・』
・・・やっぱり、はっきりしない。
彼の立場だったらこの場で即答はできないのは私でもわかる。それでも、聞きたかったんだ。
『ごめん、ほんとごめん。またかけ直すから!』
 
通話が切れる音、そして断続的な機械音。
・・・やっぱり答えてくれなかった。別にいいの、予想はできてたから。
私は携帯を畳んで枕元に置き、もう一度机に座った。
 
問題集を開き、さっきはよく分からなかったところをもう一度解き始める。
・・・ここはこうなって、これを当てはめるから、そう。これでいいはず。
次はここ。この単語は別の意味もあって、それで訳せば・・・意味が通じた。
 
走りだしたペンは止まるはずもなく、解けなかった問題を次々に解いていく。
 
私には妙な癖がある。
それは、こうやって頭の中が熱くなってるとすらすら勉強が頭に入ってくる事。
それに気付いたのは最近で、おかげで勉強が楽しくて仕方ない。これなら受験もうまくいくはずだよね。
 
あのユリナちゃんって子には感謝しなくちゃ。
私の頭の中をこんなに熱くしてくれたんだからね。おかげで、寝ようと思ってたけど今日は徹夜できそう。
・・・  君、昔から自分じゃ何も決められないんだから。
私が何か決めるたびに煩わしそうだったけど、それならちゃんと自分で決めなさい。
 
今の段階じゃ一緒に住んでるユリナちゃんの方が有利に決まってる。
でもね・・・だからこそ、不利な状況だからこそ・・・燃えるんだから。
 
私に振り向かないんだったら、絶対に振り向かせてみせる。そのためには同じ学校に入らなくちゃ
こんなところで立ち止まってなんていられないんだ。
 
夜が更けていくけど、私の目は益々冴えていった。
そして、頭の中は炎が上がって・・・ 


ノソ#^ o゚) 川#^∇^)| ル*’ー’リ<かまってくれないせんせぇにはメイドさんのカッコで家まで行きます (*教師)<桃子のご奉仕ハァハァフンフン♪ http://berryz-cute.saloon.jp/mmloda/img/mm_2879.jpg ノノl∂_∂'ル<せんせい・・・♪ ノノl*∂_∂'ル<やだやだっ!見えちゃうよぉ! 川*^∇^)||ノ<ねぇねぇ執事さ〜ん!! 川*^∇^)||<執事さんが好きなのは、わたくし友理奈お嬢様、でしょ?でしょ? (;執事)<・・・はい、そうですね友理奈お嬢様・・・ 川*^∇^)||<そうでしょ?そうでしょ? (;執事)<(めんどうくさいお嬢様だなぁ・・・) ドカーン  ドゴーーン ロボl∂Д∂'ル<負けてらんないのよぉぉぉぉ!あんたたちにぃぃぃぃ!! 私に還りなさい〜 記憶をたどり〜♪ どーーーーん!! Σロボl;∂_∂'ル シュゥゥゥゥゥ・・・ ttp://berryz-cute.saloon.jp/cmloda/img/cm_2823.jpg ロボl;∂Д∂'ル<・・・℃シリーズ??完成していたの!? ロボ・一・リ<あの子ちさと達と同じ子だよ   ロボo・v・)<なかまでしゅね   ロボ*・一・リ<まずは一発        つ   ロボo・v・)<ふりーずさせましゅよこのにくぼうろぼ! ロボ|*´∀`l|<やれやれだよ・・・あのどちんぽロボは ノノl∂_∂'ル<・・・・・・ 梓l∂_∂'ル<おはよう (;執事)<雅お嬢様、雰囲気が変わったみたいですが・・・   梓|∂_∂'ル<そう?それより・・・しない?   (;執事)<な、何を、アッー?!     梓l*∂_∂'ル<このにくぼう私のものです♪ ノノl;∂_∂'ル<あ、あれ・・・ 梓l*∂_∂'ル<独占♪     (*執事)<ハァハァ       ノノl;∂_∂'ル<・・・ (*教師)<昔の梨沙子は本当に天使みたいにかわいかったなぁ・・・しみじみ ttp://naruserv.ddo.jp/img/00kids/03photo/risako/675964.jpg 州#‘ o‘リ<ちょっと!それじゃ今は可愛くないみたいじゃん!!どーいうこと!!! (;教師)<梨沙子いたの?!いやちがっ!違うんだよ梨沙子、これはそういうことではなくて・・・ 州#‘ o‘リ<そーいうこと言うお兄ちゃんはキライだゆ!! (;教Д師)<うわーん許しておくれよー (;教師)<梨沙子に嫌われてしまった・・・     ル*’ー’リ<どうしたんですかぁ?この世のおわりみたいな顔ですよ     (教師)<嗣永・・・お前はいいな、悩みとかなさそうで   ル*’ー’リ<ありますよぉ!     ル*’ー’リ<好きな人がもぉに振り向いてくれないのでへこんでます   (教師)<嗣永・・・   (教師)<久々に一緒に帰ろうか   ル*’ー’リ<はい! <やだぁ〜せんせぇのえっちぃ〜♪ <こらこら変なこというもんじゃないぞ(笑) |;‘ o‘リ   <さみしかったんですよぉ・・・ぐすん     <もっとそばに来いよ・・・桃子・・・チュッ     <・・・せんせぇ・・・♪     |;‘ o‘リ<・・・・・・・・・・・・(茫然自失) リ ・一・リ<わん!