俺がバイトをコンビニで始めてから数か月、基本的な仕事は一人でこなせるようになり、店長たちにも信頼されるまでになっていた。 
なので、今日に来る新人の面倒を見るように言われたとき、俺は謙遜しつつも心の中ではもう喜びの声をあげていた。 

「よかったじゃないですか、ご主人さま。真面目に頑張ってきた甲斐がありますね、フフ」 
「そうだな。モモコのおかげでもあるんだし、感謝してるよ」 
「まぁ〜感謝してるならモモのこともそろそろちゃんと・・・」 

モモコはお尻を振りながら、上目遣いをして控え目にお願いしてきた。 

「あのぉい、い、いじめちゃってほしいなぁ〜って」 
「・・・無視。さっき言った感謝の言葉も取り消し。さ、バイトバイト」 
「あぁ〜もぉ〜ご主人さまったら、既にモモコの扱い方心得てますね。さすがですぅ〜」 

頬っぺたを赤くして、もじもじと恥ずかしそうにしていた女の子はどこへやら、モモコは℃Mモードに入っているようだ。 
最近だと、このメイドロボも店長たちの眼を盗んでは俺にああしろこうしろとプレイの要求ばかりしてきて困る。 
ある意味では我が家のメイドの問題児ナンバーワンだ。 

「桃ちゃん、  君、新人さんを紹介するけどいいかな?」 
「はぁ〜い。大丈夫でぇ〜す」 
「ええ、大丈夫ですよ。ふぅ〜しっかり教えなきゃな」 

モモコはこの仕事に関しては切り替えも早く、プロだなと言わざるをえない。 
俺にウィンク?らしきアイコンタクトを何とか取って、仕事に頭を切り替えろということらしい。 
俺も頬を叩き、気合いを入れ直したところで控え室に入ってきた新人と顔を合わせる。 

「はじめまして、徳永千奈美どぇ〜す。新人ですが元気だけは一人前です。よろしく」 
「え?何でお前が・・・」 

俺は新人さんの自己紹介を聞いた瞬間、息をするのも忘れて相手の顔を凝視してしまっていた。 
あいつだとは思いたくない相手だっただけに、記憶から一瞬にして消し去ってしまいたかったのだが、そうもいかなかった。 
こういう相手に限って記憶にはっきりと刻まれてしまうからな。 

「  君、どうかしたかい?」 

1 いえ、別にと平常心を保ち、挨拶をする 
2 あははは、何でもないですと明らかに動揺している様をさらす 
3 無言でいると勝手にチナミが知りあいだと明かす 



キタ━━━━━━━━!! 
  
3がチナミらしいw 



徳永千奈美が我が家のメイドロボのチナミと思いたくはなかった。 
しかし、千奈美はチナミなんだ。 
この笑顔、あいつそっくりどころかそのままだ。 

「あの、  君?」 
「店長さん、この人と私ってば知り合いなんです。実は同じ家に住んでるんですよ、あははは」 
「え、それってマジなの?履歴書にはそんなこと書いてなかったけど・・・」 
「あははは、まあ細かいことは気にしないで下さいな。昔からの付き合いなんです」 

俺だけじゃなく、店長はおろかモモコまで動揺しはじめてしまった。 
チナミ、お前ってやつは何をさっきからベラベラしゃべってくれているんだよ。 
これ以上話すと不味いことを言いかねないって心配しているそばからこれだ。 

「もしかして、それって幼馴染とか?」 
「そんなとこです。ねぇ〜」 
「でも、いくら幼馴染でも同居してるというのはどういうことなの?俺はそれが気になるよ」 
「にゃははは、店長しつこいっすよ〜そっから先は内緒。さ、仕事しましょう」 

やってくれた、こいつ俺と自分が幼馴染だとかいう設定を作ってくれたよ。 
これでこいつに話しをあわせていくしかなくなった。 

「じゃあ、  君、チナミちゃんの教育はよろしく。モモちゃんは俺と通常業務ね」 
「あ、  くぅ〜ん。いやぁ〜モモコもあっちがいい」 

助けを求めるようにすがってくるモモコのあまりの必死な目に俺は 

1 これも焦らしプレイだと言ってお別れ 
2 無視していると、モモコが感じてしまう 
3 チナミがゲラゲラ笑いながら  を連れていく 



3だ 



なすすべはないので、このままお見送りをする。 
小さく手を振り、口パクで「家でまた」とだけ伝えた。 
それに頷くように、モモコは嬉しそうににっこりと笑ってお別れをするはずだった・・・ 
のをぶち壊してくれたのが、チナミだった。 

「あははは、何必死になって  くぅ〜んだよ。ウケるねぇ〜」 
「きぃ〜チナミったら  君と一緒にいられるからって」 
「あははは、面白い。さ、  は私とあっちでお勉強だもんに〜ばいば〜い」 

モモコを最大限に挑発し、チナミはすっきりした顔で俺を店の裏手へと引きずってきた。 

「邪魔ものはいなくなったと」 
「邪魔ものはいなくなったじゃないだろうが。どうして俺のバイト先にお前がいるんだよ。って、徳永ってなんだ?」 
「私がバイトしたいって言ったら、君だと心配だし  と同じバイトで働けって博士が言うんだよ。なので、きました」 
「親父がそんなこと言ったのか。ってことは苗字は親父がつけたものか。あいたた、あの野郎」 
「気にするなって。私の社会勉強になるって応援してくれているんだから、  も応援したまえ」 

がっくりと肩を落とす俺を、原因をつくった張本人によって慰められる何ともおかしな光景。 
これでは笑えなさ過ぎてどうしようもない。 
いろいろと気になることはあるが、仕事も教えないとこいつは店内で何をしでかすかわからないしな。 

1 仕事教える前にバイト始めた理由を聞かせろ 
2 ともかく仕事始めよう。理由は後で聞く 
3 二人に呼び出しがかかり、チナミがレジに立つ 



1→3を 



俺もモモコみたいにすぐに仕事に切り替えられたらどれだけいいかわからないが、今は気になることから消化しよう。 

「仕事を教える前にバイトを始めた理由を教えてもらおうか。じゃないと仕事は教えないぞ」 

若干脅す形になってしまったが、これも致し方あるまい。 

「やれやれ。仕様がない子だ。私はだね、えぇとお部屋の・・・ううん、内緒。これは内緒」 
「何だよ、内緒って。言えよ。やましいことでも考えてるんじゃないのか?」 
「考えてないっつぅ〜の。そんなこと言ってるあんたこそどんな理由なのさ」 

俺によほど話せないことでもあるのか、理由については一切聞かせてくれる気はないみたいだな。 
どうあっても話す気がないらしく、俺も半ば折れかかっていたところで、店長から呼び出しがあった。 

「二人とも忙しくなってきたからレジについて。徳永さんは  君のサポートお願い」 
「はい。今はとりあえずレジでお客さんの会計が先だ。いくぞ」 
「おいっす」 

俺がレジに立ち、お客さん相手に会計をしていると、待ち時間に相当イラついていたのか、睨みつけられた。 
こちらも謝ってお客さんの機嫌を取ろうとするが、相手は一向に収まるようにはみえない。 
そこへチナミが俺をどかし、すみませんでしたと謝った途端、相手は怒りをゆっくりと静めてくれた。 

「ほら、突っ立てないで手伝って。ここからはチナミさんがやるからさ」 
「お、おう。って、何で俺がお前のいうこと聞いてるんだ?」 

チナミはレジ打ちこそ下手だったが、笑顔を絶やさずにいたおかげでどのお客さんも笑顔で帰って行った。 

「ふぅ〜ありがとう。お前のおかげで助かったよ。俺じゃこうはいかなかった」 
「はは、ドンマイ。困ったときはお互い様だ。今度はあんたが助けてよね」 
「ああ」 

チナミを見直してしまった。 
こんなにも笑顔でいることが素晴らしいなんて初めてだ。 

チナミに俺が教えられることって何だろうとまで思わされるくらいの接客術だった。 
まぁ〜モモコほどじゃないけど、あの笑顔は見る人を癒すな。 
ミスするあいつも見たかったが、今日はいい思い出になったしそういうことは期待しないでおこう。 
俺たちの勤務時間も無事に終わり、着替えをすませてさっさと家に帰ろうとした俺にあるものが目についた。 
それはチナミの履歴書だった。 
店長だけが面接のときにみたはずの履歴書がこんなところにあるとは・・・ 

『履歴書にはこんなこと書いてなかったよね?』 

店長が言っていたあの言葉が気になっていたことだし、履歴書をみればチナミがここにいる謎が解けるかもしれない。 
だが、いくらメイドロボでもプライベートなものを覗き見するのはいかがなものかという気もする。 
どうする? 

1 気になるので開いてみる 
2 ちらっと捲ってみて、動機の欄だけみる 
3 男ならぐっとこらえろ 



チナミが悲しむので3 



男ならぐっとこらえよう。 
チナミのプライベートなものを見る権利は俺にだってない。 
あいつがバイトをしたいなら、それでいいじゃないか。 
親父みたいに寛容な心で見守ってあげよう。 
そうすることが俺には保護者として必要なものだ。 
俺は伸ばしかけた手をひっこめ、ポケットに突っ込んでそのまま店内を後にした。 
愛用の自転車の前には一人の女の子が立ち、俺が戻るのをじっと我慢していた。 

「遅いぞ。こっちは寒い中でもあんたが好きな生足出して待ってたんだから」 
「そいつはどうも。おまたせしました。って、いつ俺が生足大好きになったんだよ」 
「えぇ〜あんた最初からチナミちゃんの体目当てだったじゃん。とくに足フェチ?」 
「なわけないだろうが!!」 
「いいからいいから、さっさと乗る。そんで進め!!」 

と、突っ込みしたところで俺はチナミに自転車に乗らされ、後には勝手に取り付けられた座席にチナミが座る。 

「ご主人さまを顎で使おうなんていい度胸だ。お前の部屋に明日泊まる日だが泊まらないぞ」 
「いいよ、そうしたら廊下で寝てれば。すぐに寒くて『チナミ、助けて』って泣きすがってくるから」 
「はいはい。全くそういう意地悪だけはよく思いつくな」 
「あんたの読んでる本に幼馴染はちょっとツンデレなくらいがいいって書いてあった」 
「おいおい、勝手に人の部屋のマンガを読むなよ。って、俺持ってたか?そんな本」 
「マアサが本棚代わりにしてるよ。そっか、マアサのだったんだ〜ちょっとマニアックぽかったし」 

自転車の後部座席に乗るチナミといると本当に幼馴染のような気がしてきた。 
何故だかずっと昔から知っているような気がしてしまう。 

「チナミ、ちょっと遠回りしていくか?」 
「うん。いいよ。こうしてくっついてあっためてあげる。ずっとさ」 
「なら、あと10Km追加してみるか」 

バイトを始めた理由はわからずじまいだったが、チナミとまた仲良くなれてよかった。 
自転車を漕ぐ力を緩め、少しでも長くこうしていられたらと思ってしまった。 
背中にくっつくチナミの温かさをまだ味わっていたいから。 

『応募動機:大切な人の思い出のつまったものを元通りにしてあげたいから』 

ふふっ、こんな彼女の気持ちに気づくのはいつのことになるのでしょうね、ご主人さま。 

「って、ご主人さま〜モモはいつまでお店の外で焦らされていればいいですかぁ〜!!」 


ル*’ー’リ<ごしゅじんさまぁ・・・♪ ロボ・一・リ<なんか、近くにちさと達と同じ様な反応が集まってる場所があるみたい   ロボo・v・)<きっとマイたちとおなじろぼっとでしゅよ   ロボ・一・リ<へえ・・・       ロボ*・一・リ      つ     ロボo・v・)<ほかにかんがえることはないんでしゅか! ロボ・一・リ<会ってみたいなぁそのロボットと   ロボo・v・)<マイたちとおなじたいぶでしゅかね?   ロボ・一・リ<ちさとと同じだったらいいなぁ   ロボo・v・)<千聖みたいな¨とくしゅがた¨はにきもいらないでしゅ   ロボ*・一・リ<二人がかりで・・・なんてのも楽しいと思うよ     ロボ;・v・)<・・・らぼでしこうかいろをりせっとしたほうがいいでしゅね   (; 私)<早くスカートはきなさいよ千聖 ル*’ー’リ<あぁ〜ん・・・ ル*’ー’リ<せんせぇ・・・   ロボ*’ー’リ<ご主人さまぁ・・・ ロボ*^∇^)|<  さん・・・ (教師)<舞ちゃんと初めてあった頃はこんなだったのに・・・ http://hagiwaramai.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/mai/src/up0400.jpg (教師)<今やこんなにおっきくなって・・・ http://img213.auctions.yahoo.co.jp/users/4/0/9/3/yumihari2nd-img345x494-125761402344cpsx71924.jpg (o・D・)ノシ<せ〜んせ〜!! (*教師)<舞ちゃん・・・♪ 千聖イベオワタ 千聖へのマイマイさんの質問が 千聖は舞の事、どれだけ好きですか? だったw ロボ編思い出してしまったぜwwwwww ロボ・一・リ<好きだよ   ロボo・v・)<どれくらい?   ロボ・一・リ<お姉ちゃんより好きだよ   ロボo・v・)<それじゃわかんない!   ロボ・一・リ<あーもう、じゃあしようよ   ロボo・v・)<・・・・・・     ロボo//v//)<そのことばにはよわいでしゅ//// ロボ・一・リ<ふー、今日も満足満足♪ ロボo//v//)<・・・・・・ふはぁ・・・・・・♪ ロボ・一・リ<さてじゃあ次の獲物を・・・じー・・・・・・ (; 私)<な、何見てるのよ・・・ ロボo・v・)<千聖・・・