俺がまだ小学校にあがったばかりの頃、母さんが病気で亡くなった。 
小学生に母親がもういないと理解するには時間がかかった。 
母さんが病院から帰ってこないとわかる時には俺は中学生になっていた。 
馬鹿だと笑われるかもしれないが、本当にあの頃はいつか玄関を開けて母さんが帰ってくると信じていたんだ。 
だから、今朝母さんが俺を抱き締めてくれた夢をみた時、涙がこぼれ落ちていた。 
嬉しい気持ちもあったけど、何よりこれが夢だとわかってしまうのが悲しくてだ。 

『おっは〜』 
「ん…」 
『なかなか起きない 君はこうしちゃいます。こしょこしょこしょ』 
「ぐふっ…ぷっ、あはははは。って、朝からお前は何するんだ」 

体がやけに重い感覚と脇のくすぐったさに気付き目覚めると、馬乗りになるチナミがいた。 
最近構わないものだから人の睡眠さえも邪魔してまで相手してもらいたかったのかもしれない。 
チナミめ〜。 

「重いからどけよ。今日は朝からあまりいい気分じゃないんだ」 
『ぶぅ〜チナミをほったらかしにした罰は受けてもらいます。ほい』 
「だから、くっ、くすぐるのやめぃ」 
『やめませ〜ん。やめてほしかったらチナミに愛を下さい』 

鬱陶しいな、チナミめ〜と思っているとピンポンとチャイムが鳴り響いた。 

1 チナミいけっ 
2 チナミから逃げられるし俺が行く 
3 从*´∇`从<今日は二人だけだから遊ぼうと誘惑してくる 



ちょっと重苦しいスタートだね 
2で 


あえての3 



俺はチナミから逃げられると思って玄関を開けに走った。 
後ろからチナミのブーイングが聞こえてきたがおかまいなしだ。 
お前に構って気を紛らわすのもいいが、今そうしたい気分にはなれなかった。 

『ごめん下さい。今日からこちらでお世話になる者ですが』 
「は〜い、今開けます」 

今、お世話になるって言ったかなと気になったが、相手を待たせるのは悪いと玄関をすぐに開けた。 
開けた瞬間、俺は自分の目が悪くなったかと疑った。 
何せ、死んだはずの母さんが目の前にいたからだ…何度目をこすっても消えず、頬をつねって夢でないかも確認したから現実に起こっていることだとようやく認識した。 

「か、か、母さん…」 
『あら、あなたが博士の息子さんの さんね。はじめまして、マアサです』 

和服を着た昭和の肝っ玉母さんはにっこりと微笑み、 

『メイド服もあるからそちらの方がよかったかしら。 さんはマアサの和服姿が好きだって言うからこれにしたんだけど』 

母さん、母さぁ〜ん!! 

1 思い切り抱きつく 
2 泣き出してしまい、マアサが頭を撫でてくれた 
3 とりあえず中に入ってもらうか 



オーソドックスに2で 


ロボo゚ー゚从<2 



泣き虫な面を母さんにみせたくはないと子供の頃、俺は泣くのをぐっとこらえていた。 
転んでひざをすりむこうが、友達と喧嘩して鼻血をだそうが、決して泣かなかった。 
俺が生まれて初めて大泣きしたとき、母さんは目を開けてくれなかった。 
痛かったら泣いていいと言ってくれた母さんに甘えるのが下手だったから、今こうして会えるのが嘘みたいで泣けてきた。 

『あらあら、こんな玄関で男の子が泣くものじゃないわよ。もう泣き虫さん』 

泣き虫さん、その単語がやけに引っ掛かり、俺はさらに泣き出す始末でマアサは俺が泣き止むまでずっと撫でてくれた。 

『 さん、もう大丈夫ね?さっきはちゃんと自己紹介できなかったから改めて自己紹介します。マアサです。あなたのお母さんに似てるのは博士がそう作ってくれたからよ』 
「そうなんだ。マアサ…マアサさんはいきなり母さんって言われて迷惑じゃなかった?」 
『ううん、平気。あの意地悪親父がちゃんと伝えておかないのがいけないの。あとでこらしめてやらなきゃ』 

本当に母さんにそっくりなマアサに俺が気を許すのに時間はかからなかった。 
マアサ、俺だけのマアサ…だけどさ、母さんに似てる子を抱けるかな、って何を考えているんだよ。 
いくらみんな最後はまぁ抱いてるからってマアサまでは… 

『何か私の顔についてる?』 

1 何でもないよ、マアサさん 
2 ちょっと甘えていい? 
3 マアサが顔を近づけてきて…从*´∇`从がストップと止めに入る 



1で強がる 


あえて3 



俺が顔を真っ赤にしてマアサをずっとみつめているせいで、マアサは俺にぐっと顔を近づけてきた。 
大きな瞳がじっと俺をみつめているから吸い込まれ、余計に目が離せなくなる。 
マアサ、今度こそずっとずっと側にいて… 

『はいはい、ストップストップ。新米さん、それ以上は禁止だよ。  はチナミの彼氏なんだからね』 

俺とマアサを遮るようにチナミが手で二人の顔を遠ざける。 
つうか、お前いつから俺を彼氏にしてるんだよ。 
チナミは頬を膨らませ、俺とマアサを交互にみつめ、監視しているといった感じだ。 
やれやれ、厄介なメイドロボだな。 

『あら、あなたが散らかすしか能のないチナミね。話はユリナさんから聞いてます』 
『ちょ…ち、チナミは優秀だもんに〜』 

めちゃくちゃチナミは慌てふためき、マアサにさっそく押されている。 

『あなた、  さんを彼氏と言ったけど、あなたはあくまで に仕えるメイドロボよ。分を弁えなさい』 

正論ごもっともなんだが、チナミにはもうメイドロボとしての役目は期待してないっていうか… 

『そういうそっちは何ができるのさ〜チナミはいっぱい役に立ってるよん』 

マアサはチナミの挑発にも流されず、やれやれといった様子で立ち上がると、 

1 屋敷の掃除を始めた 
2 頭を撫で、  さんに変な虫がつかないようにしますと宣言 
3 そうねと悩みながら特撮ヒーローフィギュアをみつけ走り出した 



3が気になるが2 


気になる3w 


俺も3が気になる 
うん!ここは3でいくw 



そうねとマアサは悩みながら、俺の顔をじっとみつめた後、何かに気付いたらしく、俺を押し退けて歩きだした。 
押し退けられた俺は床に尻餅をつきながら、マアサがどこへ行くか見守った。 

『  、大丈夫?新米さんどこ行く気?』 

俺とチナミが見守る中、マアサは棚に飾ってあった特撮ヒーローフィギュアを手にとり、しげしげと眺め、うっとりした表情でいる。 
あれ?特撮ヒーローフィギュアがお気に入りなの? 

『これはもう販売中止になったフィギュアね。しかもキズ一つない代物。あら、限定にしかないナンバーが刻んである♪あらあら、最高ね』 

マアサが特撮ヒーローが好きだと知り、母さんとマアサが違うんだと認識され、嬉しいんだか悲しいんだかわからない。 
まぁ新しい仲間を歓迎するとともにまた賑やかになる我が家の生活は楽しそうだ。 


『  さん、朝よ!早く起きない』 

今日も階下から聞こえるマアサの声に起こされ、俺はベッドから下りる。 
さぁ新しい1日が始まる。 
マアサ、母さんと被る頼もしいメイドロボ。 
たまにはメイド服着て喜ばせてね。 


ロボ*∂_∂'ル<Eモード暴走中…Eモード暴走中…Eモード暴走中… ロボ*´∇`)<チナミのEモードはEカップのE! ロボ*^∇^)||<ユリナのEモードもEカップのE! ロボl*∂∀∂'ル<ミヤビのEモードもEカップのE!     ロボ|*´∀`l|<全員偽装したから罰としてご主人さまを1日預かりマス♪ (; 俺)<アッー?! 偽装じゃなくて追加装甲ってことで みんな胸にチョバムアーマーつければいいのにw ロボ*^∇^)||<フルアーマーです! ロボ|*´∀`l|<フッw ロボo゚ー゚从<聞き分けのない子もロボットもお尻を叩くわ (o・D・)<ひつじしゃんのおしりもたたいてやるでしゅ