今日は私の17歳の誕生日パーティー。 パーティーは嬉しいけど、自分がお祝いしてもらう立場ならもっと嬉しい。 ・・・でも、今はちょっと嬉しくない。だって・・・ 「執事さん見て見て♪新しい服似合う?」 「は、はい、とても良くお似合いですよえりかお嬢様////」 もう、なににやにやしてんのよ!私の見えるところで! 「ひつじさんあれ取って〜」「ボクのも取って!」 こ・・・このおちび二人もさっきからあいつを使いすぎよ! 「ねっ、ねえ!」 思い切って声をかけてみた。これくらいの大きさなら気付くはず・・・ 「うにゃ〜執事さぁ〜〜ん♪」 「きゃっ?!なな何をなさるのですか千奈美お嬢様!」 「抱きついてみただけ〜」 な・・・何してんのよ千奈美!いつもはそこまでしないくせに! でも負けない、たかが声かけたのに聞こえないくらいで負けたりしないから。 「ちょっと、こっちにも来なさいってば」 これなら聞こえるはずでしょ。さあ、早く私のところに来なさいってば 「ネクタイまがってるよ執事さん。直してあげる」 「も、申し訳ありません茉麻お嬢様。貴女のお手を患わせてしまうなど」 ま・・・茉麻・・・もしかしていま狙った?それとも偶然?いや、狙ったでしょ、ねえ おかしくない?!今日は私の誕生日なのに、なんであいつに声が届かないわけ?! なんで声かけたら、すかさず誰かがあいつに話し掛けたりすんのよ! ああもうっ、あいつもあいつよ!いくら仕事とはいえ声かけられたら返事するなんて・・・ 1 もう一回声をかけたら今度はル*’ー’リ<執事さぁん♪って・・・ 2 声かけてダメなら、水かけたら気付くよね 3 おじゃまする子は確実に処理しなくちゃ。まずはあのおちび二人から 3も見たいけど可哀想だな 1でもう少し様子見 2がBEST! あーはいはい、わかった。分かりました。 執事さんは照れ屋さんだから、私が声をかけても気付かないふりしちゃうんだよね。 だったら声じゃなくて違うやり方でアプローチしてみよっかな。えっと・・・何かいい方法は 「執事さん喉渇いた〜ジュースちょうだい」 ・・・あった。あれならきっと気付いてくれるはず 「わっ?!つ、冷たい!何をなさるのですか雅お嬢様!」 「暑いでしょ?涼しくしたげようと思ってさ」 さあ、早く私を叱りなさいよ。準備はできてるんだからね。いつも通りに・・・ 「おやめなさい。はしたないですよ」 「・・・・・・え?」 あ・・・あれ、それだけ?なんで普通に注意するだけなの? 「えへへぇ、私も涼しくしてあげるねぇ」 「わっ?!ゆゆ友理奈お嬢様!おやめなさい!」 あっ、友理奈ちゃんが私のいたずら盗んだ!ビンごと執事さんにかけてる。 「ウフフフフ♪もぉもやっちゃえ〜〜〜♪」 「桃子お嬢様まで・・・や、やめ、わぷっ?!」 も、桃子、ホースで撒き散らさないでよばかっ、私にかかるじゃない! もう〜〜なんでこうなるのよ?!ぜんぜん私に振り向いてくれないじゃん! 1 近くの川からザリガニ獲って背中に入れてやる、これなら・・・! 2 わ、私が着替えさせてあげる!ってズボンをずるっと 3 冷たい?!やったわね桃子!お尻たたいてやる! らしくないけど2で また注意されるだけだけどw 2でお願いします 「いい加減にしなさい、桃子お嬢様!」 「あ〜ん許してぇ執事さぁん、やりすぎちゃったぁ〜」 ・・・いま、笑った?私のことを見ながら笑った。 なに、その勝ち誇った顔。自分の方が執事さんと仲良しみたいなその笑顔 もう許せない!イタズラで負けてるのも悔しいし、何より・・・・・・! 「わ、私が着替えさせてあげる!」 「雅お嬢様何をなさ、おやめなさい!や、やめて〜〜!」 私は衝動的に、執事さんのズボンを脱がそうとしていた。 「みや、やめなよ!」「ちょっとみや、何してんの」 梨沙子や茉麻が止めてくれたおかげでようやく我に返った。わ、私は何を?? 「ひつじさん脱がしちゃえ〜〜〜!」 「えりか、久々にふざけちゃおうかな?パンツの中身を見せたまえ!」 「舞お嬢様、えりかお嬢様・・・アッー?!」 「なんか楽しそう!私もやっちゃえ!」 「じゃあボクも!」 「キュフフフフ、脱がし合いってあるじゃない?あれ負けたくない」 「舞美お嬢様、ち、千聖お嬢様、早貴お嬢様ぁあ〜」 「ハァハァ・・・わ、私もしちゃうかんな!」 「栞菜お嬢様までぇ〜〜」 みんな・・・執事さんを脱がそうとしてる・・・ また、私がしようとした事を・・・先を越されて・・・ 1 そう。そうなの、みんな、この私の本当の恐ろしさを教えてほしいみたいね・・・ 2 どさくさに紛れてパンツ脱がしちゃえ 3 「執事さんは渡さないもん!!」って愛理が執事さんをどこかに連れ去ろうと・・・ 1で強引に2人っきりにしたいところ そんな大勢で執事さんを襲って・・・ 「かわいい乳首だかんな」 「あんっ////」 そうなの、みんな、この私の本当の恐ろしさを教えてほしいみたいね・・・ 「どうしたのみや?」 「み・・・みや?」 私は、桃子が持ち出してきたホースを力強く構えた。 「みんな、執事さんから離れなさい。さもないと撃つよ!」 「いんのうゲーット♪」 「うわぁやっぱりやわらかーい!」 「はぁっ、あ・・・あ////」 「これは脅しじゃないよ。本当にやるから!」 二回目の警告にも耳を貸さず、C館のみんなは執事さんへのイタズラをやめなかった。 そう・・・じゃあしょうがないわね!思い切り涼しくしてあげるわ!! 「きゃ?!みっみや、何してんの?!」 「ひゃ〜〜〜〜!!」 「冷たい?!ちょっちょっと、やりすぎ!」 言ったはずよ、脅しじゃないよって。私はどんな事でもできるんだから。 し、執事さんに振り向いてもらえるなら、どんなイタズラだって・・・//// 「このっ!」 「きゃっ?!」 いきなり横から舞ちゃんにホースを奪い取られた。 「おかえしだぁ〜〜〜!」 「きゃ〜〜〜!つ、冷たい〜〜!」「ひーん、なんで私たちまでかけるのぉ〜?!」「やだぁ〜〜〜!」 や、やるわね、舞ちゃん。さすが最近、執事さんを寝取ろうとしてるだけはあるみたい このままじゃまずいわ。なんとかしなくちゃ! 1 この隙に執事さんを拉致♪しようとしたら手をつかまれた。だ、誰?! 2 テーブルに沢山あるお菓子を投げつけて反撃! 3 「水は私の力になるんだから!」って佐紀ちゃんがホースを奪い返してくれた 1かな 2にしてみよう 2がいいかな。 1はもういいよw 「早くまいったって言っちゃえばぁ?ほらほら〜!」 ほ、ホースはずるいよ、こんなに水をまかれたら・・・かなわない。 でも、ただ黙ってやられるわけにはいかないんだから!すぐにやり返してやる。 「えーーい!」 私はとっさに、テーブルにあったお菓子がぱんぱんに詰まった袋を投げつけた。 もったらちょっと重かったから、当たれば痛いよ。きっとね。 「あうっ?!」 当たった!ま、舞美、ごめん、狙ったのは別の子だったんだけど・・・ お菓子の袋がやぶけて、まるでくす玉みたいに中身が飛び出してきた。 「きゃ〜〜〜〜!」「痛い痛いいたあ〜い!」 すごっ、クッキーとかチョコとか、あめ玉とか、いろんなのが溢れてきてる。 「このぉ〜〜!ボクだって負けないから!」 「いま投げたの誰?!名乗り出なさい!」 やば・・・千聖と舞美がお菓子の袋を持って構えてる。あの二人が投げたらすごい痛そう ・・・あれ?私たち、そういえば何のためにこんなことしてたっけ? 1 ま、いっか。今はC館に勝つ方が大事だし 2 執事さんが倒れてる・・・あ、そうか。私の誕生日だった 3 ふざけて桃子に袋をぶつけちゃえ 2しかない 2で 「キュフフフフ・・・みんなまとめてやっつけてやる!」 早貴ちゃんの目の色が変わった。やばい、ふだんおとなしいけど時々ああやって・・・ 「キュフーー!!」 きゃっ!く、くる、袋が 「痛い!何すんのよ!」 「仲間にぶつけてどうするかんな!」 「キュフーー!許して〜!」 どこ投げてんだろ。良かった、肩が弱くて助かった あれ?執事さんが地面に倒れてる。なんでずぶ濡れなんだろ ああ、はいはい、そうだった。私たちのせいだった。それに、私の誕生日だったね。 「・・・・・・・・・」 まわりの様子を確認してみたけど、みんな戦争ごっこに夢中みたい。 これは・・・チャンス♪いまのうちに! 気付かれない様に執事さんの足を持って引きずりながら、森の中の方へ・・・ 「ふう・・・男の人ってやっぱり重いんだぁ・・・」 執事さん、華奢だけど結構運ぶのに大変だった。 まだ庭ではみんなが戦ってるみたいだし、気付いてないね。 やっと・・・振り向いてくれそう。長かったけど、ようやく私だけの・・・ 1 執事さんがまだ目を覚まさない。た、たまには膝枕してあげてもいいかな 2 立場が逆かもしれないけど目覚めのキスをしちゃえ 3 ・・・・・・い、いま、後ろの方で音が・・・まさかライオン?! 2で 1→2で また気絶しちゃってる。 執事さん、本当はあんまり体が丈夫じゃないのかな。たまに風邪ひいてるし・・・ 「し、執事さん、起きて」 ・・・肩を揺すってみたけど、起きる気配は無かった。まさかこのまま目を覚まさないなんて・・・ないよね 「ねえ起きてよ。ねえ」 本当に気絶してるの?寝たフリじゃないの?いいかげんにしてよ執事さん! 「しょ、しょうがないなぁ。寝たふりなんかしちゃってさ。こうしたら起きるでしょ」 私は、執事さんの顔を押さえて・・・ 立場が逆かもしれないけど、目覚めのキスをしちゃうから。嫌がってもだめだからね! 「命令よ。早く起きなさい!」 勢いに任せて唇を重ねた・・・・・・ ¨れろっ¨ 「んぅっ?!」 や、やだ?!いいいま何かぬるってしたぁ! 「命令とあらば従わないわけにはいきません」 こいつ・・・狙ってたわね。優しそうな顔して、私がキスするの待ってたんだ! 「・・・わざとでしょ」 「ち、違います」 なんで目が泳いでるのよ。図星なんでしょこのスケベ 「目を覚ましたら雅お嬢様の唇が触れていたんです・・・」 「うそだぁ!待ってたんでしょ、素直にいえば!」 「あ・・・貴女がおっしゃいますか、素直という言葉を」 私・・・今日は素直だよ。いつもに比べたら、ちゃんと気持ちを伝えられるから。 「好きだよ、執事さん」 「み、雅お嬢様・・・僕も、貴女が好きです////」 よしよし、素直でよろしいと頭を撫でたらなんか口をむずむずさせてる。 「やっと二人になれたね」 「はい・・・遅くなってしまい申し訳ありません」 「何よ、さっきは話し掛けても振り向かなかったのに・・・」 そう言ったら、執事さんは小さな声でつぶやいた。 「今から、貴女と二人だけの時を過ごしましょう////」 なんか照れ隠しみたいに聞こえて思わず笑っちゃった。 さっきから色々あったけど、これでもう誰もそばにはいないね。 「執事さん・・・ううん、 ・・・」 「雅お嬢様・・・いや、雅・・・」 執事さんと抱き合いながら、唇を重ねて・・・ 「んん・・・ぁ」 「はぁ・・・っ」 やっと二人きりになれたんだから、簡単には離さないもん。 もう、世話が焼けるんだから。二人になるのも大変なのよ。 ・・・もう・・・////
リl|*´∀`l|<誰の大事な場所が濃そうだって? 執事交代・・・ http://image.depart.livedoor.com/free/postarcarendar/2010cl031-ka.jpg 川*T∇T)||<ヒーン歯茎から血が〜 (;執事)<いつもお食事の後は必ず歯磨きだと申し上げていますのに・・・ (執事)<おやすみなさいませお嬢様方 川*T∇T)||<ヒーン