「いいな〜  は。今日もご自慢のメイドさんが来てるぜ」
「ふぅん。ユリナのやつ、忙しいんだから迎えに来なくてもいいって言ってるのに」

夕飯の買い出しにいった帰りに、学校が終わる時間ぴったりにユリナが迎えにくるのが恒例になってきた。
というか、こっちがメインになってるくらい、ユリナは俺と目をあわせるとにっこりと笑う。
それが可愛すぎて、しょっちゅう迎えに来なくてもいいって強く注意できない俺が情けない。
しかし、今日こそはしっかりと注意してやるんだ。

「ふぅ〜」

深呼吸をして、気分を落ち着かせた俺は門に寄りかかるように立っているであろうユリナに・・・

1 ユリナ、ちょっと話がある、とまずは冷静に話す
2 おまたせ、といつもと変わらないように挨拶はする
3 いきなり飛び出して驚かせてやる。「わっ!!」



キテタ
うーんとりあえず2で


きてる!!
3でどうなるかな〜


3を



いつも普通に挨拶するだけじゃつまらないし、ここはちょいと驚かせてやるかな。
ユリナ、びっくりするんだろうな。
ただ、驚いた後にしばらく不機嫌な顔したユリナを見るのは怖いのだが、仕方あるまい。

「わっ!!」

と、門の脇から一瞬にして飛び出た俺を待っていたのは、誰もいない空間だった。

「だ、誰もいない・・・え、ユリナが待っているって聞いてたのに・・・」

おかしい。
ユリナが本当に待っていたなら、俺が来るまではてこでも動かないくらい我慢強く待っているはずだ。
だとしたら、誰がここで待っていたんだ?
俺の友達が嘘をついたのでもない限り、我が家のメイドの誰かがここにいるはずなんだ。
では、誰か・・・決まっている。

「チナミ、出てこい。こら、オードンシステムを解除して出て来い。こら、チナミ」

俺は下校中の生徒たちから不審な目を向けられつつも、大きな声で叫んだ。

「チナミ、出て来い。こらぁ〜」
「ぷっ、あは。あははははははは」

俺が四方八方を首を馬鹿みたいに振ってチナミを探していると、後から笑い声が聞こえてきた。

「馬鹿じゃない。チナミ〜チナミ〜って」

そこには何と予想外の人物ミヤビがいた。

「ミ、ミヤビ。どうしてここに?」
「別に。買い物にいった帰りに迎えに行ってって言われたから寄っただけ」

買い物袋をぶら下げ、再びいつもの退屈そうな表情に戻って突っ立っていた。

「あのさ、人を驚かすとは趣味が悪いなお前」
「そういうそっちだって驚かそうとしていきなり出てきたじゃん。ちゃんと見てるんだから」
「見てたのかよ。って、お前もさっきいなかったのにいきなり現れたな。まさか?」
「そう、まさかのまさか・・・なわけないじゃん。門の影に隠れてただけです。あんたが馬鹿なだけ」

何だ、最近構ってなかったせいもあって、今日はTモードバリバリな気がするな。
やけに突っかかってくるんだもん、絶対にTモードだ。
せっかく前にDモードになりかけてたのにぱぁだな。

「さてと、そんなところにずっと突っ立ってるとおいてっちゃうぞ。ほら、行くよ」
「あ、あぁ」

本当に掴み所がない奴だな〜ミヤビは。
いつになったらDモード状態になってくれるのやら・・・
俺は隣を並んで歩く、誰もが振り向く美女の横顔を覗きこむ。
すると、ミヤビが公園で遊ぶ親子をじっとみているのに気づいた。
何か気になることでもあるのかな?

1 あの親子、すっごい楽しそうだよな〜
2 あの赤ちゃん、可愛いよな。まさかロボットにも母性本能が芽生えたとか?w
3 砂場遊びでもしたいのかよ。子供じゃあるまいし



1で


1だね



俺もミヤビの見ている視線の先にいる親子をじっと眺めてみた。
まだおぼつかない足取りでふらふらと歩く赤ちゃんの姿を見守るお母さんの視線はとても温かい。
見ているこっちまで優しく見守られている気持ちにさせてくれる。
だからなのか、赤ちゃんに視線を戻したとき、俺までお母さんみたいな目で眺めていた。

「あの親子、すっごい楽しそうだよな」
「うん。そうなんだよね。赤ちゃんがとても楽しそうに歩いているのが可愛くて」

ミヤビはいつもよりもずっと優しそうな表情で、赤ちゃんをじっと眺めている。
ロボットのはずなのに、その表情はまるで本当のお母さんみたいに温かい。
ミヤビ、すごく綺麗だ。

「何、じっと人の顔みて」
「そうしてるとミヤビがメイドロボなんだってことを忘れちゃうなって。本当のお母さんみたいでさ」
「本当のお母さんか・・・なりたいな。あんなに可愛い子供がほしい」

一瞬だけ嬉しそうにしたミヤビだったけれど、すぐに切なそうな表情になってしまった。
そうだ、ロボットには子供を産むことができない。
どんなに人間に近い存在ではあっても、子供だけは出来ない。
悪いこといってしまった気がして、俺まで気持ちが切なくなってきた。

「ごめんな。俺があんな言葉言ったばかりに」
「ううん、いいの。結局考えたら子供の面倒みるのはあんた以上に手がかかりそうで無理そう」

無理に忘れようとして笑おうとしているようにみえなくもない。
こういった時、ミヤビに何て言ってあげたらいいんだ。

1 オヤジに頼んで新機能追加してもらおうか
2 バブーミヤビママ、甘えさせて〜
3 何だと俺がいつ子供よりも手がかかったことあったんだよ



2で場を和まそう


どれも難しいな
からかい程度に3を


ここは3→2でwww


2でお願いします



元気づけたいのに、さっき言われた手がかかりそうがやけに気になった。
確かにメイドロボ5体もつけてもらってる面倒のかかる高校生だが、赤ちゃん以上とは許せん。

「俺がいつ子供よりも手がかかったことがあったっていうんだ。それはふざけすぎだ」
「だって、あんたいっつもユリナって言って甘えてるじゃん」
「それはユリナが甘えると嬉しそうにするからつい・・・」
「いいわけしちゃって。かっわいい。あんたがきちんと独立できてれば、うちらはいらないの」

ちょっと油断して気を許そうとすると、突き放すような言葉を言ってくるんだよな。
何だって距離感が縮まってそうで縮まらないかな。

「あんたがあの赤ちゃんみたく一人で歩けるようになったら、うちらも楽なんだけどね」
「くぅ〜ミヤビめ。俺は手のかかる赤ちゃん以下なら、甘えちゃうぞ。バブーミヤビママ、甘えさせて」
「ちょ、ちょっと〜あんたが甘えても可愛くない。やめてよ、気持ち悪い」
「親が言う言葉か。赤ちゃんには愛情をたっぷり注ぐもんだ。甘えさせろよ」
「やだ、あんたみたいな赤ちゃんはお断り」

俺とミヤビはこんなバカなやりとりをして、我が家へと無事に帰ってきた。

家につくと、帰りを待ちくたびれた顔のユリナが玄関前で待っていた。
ユリナがいるとわかると、さっきまで俺をひっぱたいたりして触っていたのに、手を引っ込めてしまった。
ミヤビがユリナに遠慮しているみたいにみえて、俺はそこがちょっぴり気になった。
部屋の窓枠に腰かけ、月を見ながら、ふとそんなことを考えていたら、ドアがノックされる音が聞こえてきた。

「ねぇ、入るよ」
「あ、あぁ。どうぞ」

ミヤビが俺の部屋に夜一人で来るなんて、珍しいこともあるもんだ。
夜に部屋に来るのはチナミばっかりだし、それも悪戯目当てであることが多い。
ミヤビまで悪戯で来たとは思えないから、何か話したいことでもあるのかな。
ミヤビはベッドに乗っかると、綺麗なまんまるお月さまを見上げ、「最近ギター弾いてくれないね」と呟いた。

「まぁ、最近はね」
「生活が満たされてギターなんてどうでもよくなっちゃった?」
「いや、そんなことないけどさ。弾いてみようか?そんなに言うならさ」
「うん、弾いて」

俺はギターをケースから取り出し、ピックを手に一曲弾きだす。
今日は寺田さんのギター教本からじゃなくて、男のアーティストの曲がいい。

1 今夜月の見える丘に
2 I LOVE YOU
3 ANOTHER ORION



1で


1でお願いします


キムタクのドラマのやつか 懐かしいね

1



前はリクエストをされた形だったが、今回は自分からミヤビの為に弾きたい曲を弾くべきだ。
今夜はまんまるお月さまもみえるし、ここは今夜月の見える丘にを弾いてみるか。
曲を弾き出すも、ミヤビは何の曲かさっぱりわからないらしく、静かに耳を傾けていた。
俺は歌が苦手だからハミングをして誤魔化しながら、弾き終えて感想を聞いてみた。

「どうだった?」
「すごく綺麗な曲だね。今晩にぴったりな雰囲気。これに詞があるなら、聴いてみたいくらい」
「詞はあるよ。だけど、照れ臭くって唄えないだけ」
「詞があるなら聴きたい。ね、下手でもいいから聴かせてよ」

ミヤビの甘えた声と仕草が、月のおかげもあっていつもよりも断然色っぽくみえた。
そのせいで、俺は流されるように唄いだしてしまった。
下手な歌であるにもかかわらず、ミヤビはまたじっと黙って歌に聞き入っていた。
歌にあわせて左右にゆっくりと揺れるミヤビをみて、俺は気持ちがすごく揺れ動いた。
今だけは、誰よりもミヤビが一番だって言える、それくらい惚れた。

「いい歌だね。気に入っちゃった」と言いながら、ベッドから立ち上がり、窓枠に座った。

「昼間ね、私、本当にお母さんになってみたいと思ったのね。でも、自分がロボットなのはわかってるから、産めないって気づいて寂しくなった」
「ミヤビ・・・」
「でも、私には子供は産めないけど、子供みたいに手のかかるご主人さまがいるから寂しくないよ」
「ふっ、また子供扱いかよ。まぁいいや。今は怒らずに受け止めるよ」
「お利口さん。ねぇ、今日は朝まで一緒にいよう」

1 えっと驚いていると、ふと唇を奪われる
2 いいよ。ずっと一緒にいよう



1!


2を



いきなりミヤビにこんなことを言われたせいか、俺は驚いて何も言い返せないでいた。
なのに驚きはこれだけでなく、突然唇に触れた温かいもののせいでさらに驚き、心臓が飛び出るかと思ってしまった。
ミヤビからいきなりキスをされてしまった。

「別にエッチな意味で言うんじゃないからね。今日だけでいいから一緒に寝よう」
「あ、う、うん・・・」

ミヤビを抱きしめる形で眠りにつく俺は、ふと首の後ろにあるメーターがDになっているのがみえた。
心許してくれるようになってミヤビ、彼女が完璧にDになった時、Dモードの秘密が明らかになるかもしれない。
その時は確実に近い。
ん〜楽しみだ・・・おやすみなさい、ミヤビ。

「おやすみ、  」


ロボl∂_∂'ル<・・・・・・Tモード… (o・D・)リ ・一・リ アハハキャッキャッ♪ http://okaichisato.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/src/okai1147.jpg (*執事)<かわいらしいなぁ、健康的で・・・・・・・・・・・ゴクリ♪ ノソ*^ o゚)<あれ、食べないの  君?おいしーよキュフフ♪ http://naruserv.ddo.jp/img/00kids/up/naruupkids4146.jpg (*俺)<なっ・・・中島・・・・・・・ドキドキ (*執事)<愛理お嬢様・・・ 州*´・ v ・)<執事さん・・・ 从・ゥ・从<執事さん!! http://maimi.hello.tc/up/images/maimie7178.jpg (;執事)<わわっ!?舞美お嬢様、近いです近いですよ!! (*執事)<(しかしお近くで拝見するとますますお美しくていらっしゃる・・・ポワワ) 州#´・ v ・)<・・・・・・・ ロボ*^∇^)||<おやすみなさい  さん・・・♪ 川*^∇^)|<エンジョーイ 川*T∇T)||<ヒーントマト嫌い!イカ嫌い! (執事)<好き嫌いしていては大きくなれ・・・ (執事)<・・・・・・ (執事)<大きくなれませんよ 川*T∇T)||<なんで一瞬戸惑ったのヒーン 川*^∇^)|<食べなくても大きくなるもん 川*^∇^)|<たくさん食べて執事さんも大きくなるんだよ どこが? http://hellokids.info/cgi-bin/greentea/img/kids3_2193.jpg この子を指名したい 梅ロボ画像参考用 ttp://naruserv.ddo.jp/img/00kids/up/naruupkids4142.jpg フォームチェンジ ttp://www66.tok2.com/home2/ypis/up/src/maturi13_1536.jpg