・・・何だか、やけに部屋の中が涼しい気がする。おかしいな・・・昨日の夜は蒸し暑くてなかなか寝付けなかったはずなのに・・・
「・・・・・・?」
何か違和感を感じて、眠い目をこすりながら起き上がった。
部屋の中は特に変わった様子はないみたいだけど、やけに空気が冷えているというか・・・
まだ朝のご挨拶には早い時間だったけど、スーツに着替えて部屋から出てみた。そして、思わず自分の目を疑ってしまった。
「こ・・・これは?!」
あり得ません、そんな事など。今は夏です、いえ、冬であっても起こりうる事ではないはずだ。
床、壁、天井、柱・・・あらゆるところが氷でびっしり覆われていました。
「・・・お嬢様!!」
嫌な予感がして近くのドアノブに手を掛けましたが、とてもではないが握れない程の冷たさに思わず離してしまいました。
すぐに厚手の手袋を用意して再びドアノブを握り、回そうとしましたが・・・まるで凍り付いた様にびくともしません。
この部屋だけではなく、他の部屋も確かめてみましたが・・・同じ結果でした。
「そ・・・そんな・・・なぜ、昨日の晩に一体何があったんだ・・・?」
 
疑いたくはありませんでしたが、こんな事が出来るのはあの方しか思いつきません。
 
『おはよう、執事さん』
 
目の前の空間が歪み、中からひょいっと飛び出してきた愛お嬢様
「・・・・・・・・・」
『あら、そんな怖い顔しないで。他のお嬢様や屋敷の人は無事だから』
やはり、貴女の仕業でしたか。
なんという事を・・・これはもはや悪戯ではすまないですよ。
『大丈夫、冬眠してるみたいになってるだけ。苦しむどころか、すやすや眠ってるはずよ』
僕の腕にぎゅっとご自分のお胸を押しつけてきます。
「なぜ、こんな事をなさったのですか」
『・・・今、執事さんと話せるのは私だけ。二人になりたかったんだもん♪』
む、無駄ですよ、そうやってさらにお胸を押しつけて誘惑なさっても・・・!
『・・・デート、しよう』
「えっ?!」
『大丈夫、みんなは寝ちゃってるから出かけても怒られないわ』
さっきの妖しい笑みとは違い、なんだか僕に甘える様なかわいらしい笑顔で・・・
 
 
1 今すぐお屋敷とお嬢様達を元に戻しなさい!さもなくば、お尻叩きを執行します
2 こんな真似をなさったのは他に何か理由があるはずだ
3 だめですとお断りしたら『じゃあ知らない!ばーか』と消えてしまいました



2…だと信じたい



『早く行きましょうよ。執事さん、ねえ』
・・・なぜわざわざお屋敷を氷の中に閉じ込める様な事をなさったのでしょう?
僕とお出かけしたい、との事ですが果たしてそれを鵜呑みにしてしまっていいのだろうか。
「それだけですか」
『なんのこと?』
「お屋敷を・・・お嬢様方を氷の中に閉じ込めた理由は、僕とお出かけしたいから、それだけなんですか?」
『そうよ』
いつも言動に含みがあるので、ちょっと疑っていましたが・・・この表情は他意が無い様に見えます。
『だって、目が覚めたら皆に引っ張りだこでしょ。独占できないじゃない』
まさか、ぼ、僕をご自分のものにする為に・・・?!やはり貴女は恐ろしい御方だ。
『そんな顔しないで。大丈夫だって言ってるでしょ、命に別状はないから。後で戻してあげる』
そうおっしゃるのでしたら安心ですが・・・・・・
『ねえねえ、どんな格好が見たい?デートだからおしゃれしちゃうよ』
 
 
1 夏なので涼しげなワンピースが見たいです
2 せ、制服姿を拝見したいです!
3 では・・・水着でお願いします
4 希望の服装を書いてください



4で浴衣かな



「あの、貴女の浴衣姿を拝見したいです」
『ゆかた・・・ああ、はいはい、あれね。ちょっと待ってて』
愛お嬢様がぱちん、と指を慣らすと体が光に包まれて・・・
『どお?似合うかしら』
髪をアップにし、浴衣を着こなす愛お嬢様。とても良くお似合いですよ
『執事さんも私とお揃いがいいな。えい♪』
「は、はい?お揃いというのは・・・わっ?!」
ぼ・・・僕も、愛お嬢様と同じ浴衣姿になってしまいました。スーツよりは涼しいですが・・・
『ほら、いこ。今日はいっぱい楽しむんだから』
ぐいっ、と僕の腕を引っ張る愛お嬢様。
・・・なんだか、今日はいつもより口調が可愛らしいというか・・・////
 
『あっつーい。うわ〜〜遠くがゆらゆらしてるわ』
僕に腕を絡ませてぴったり寄り添ってくる愛お嬢様。む、胸があたってます・・・////
さっきは我慢できたのに、ちょっと・・・いえ、かなり気になります。
『ねえ・・・私、おっぱい大きいでしょう』
「・・・・・・」
『愛理より大きいでしょう?ねえ、私を本命にしてみない?』
さ・・・さっそく誘惑ですか・・・
 
 
1 いいですよ、と軽く流す
2 愛理お嬢様と比べるのは失礼なので・・・
3 それはさておき、どこに行きたいですか?



はいはい11w
2は地雷な気がする



先程まで可愛らしい愛お嬢様が拝見できたと思っていましたが、やはり・・・
「いいですよ」
『・・・なに、その棒読みは。本心じゃないでしょ』
「そんな事はございません。貴女を本命にさせて頂きますよ」
『もぉ、もうちょっと動揺すると思ったのにつまんなーい』
いくら僕だってそう何度も同じ手は通用しないですよ。まったく・・・愛お嬢様ってば。
しばらく街を歩いていると、愛お嬢様がぽつりと呟きました。
『なんか、こうして外を歩くのって久々。こっちに来てもお屋敷ばかりだから』
どうやら、あまり外に出た事はないらしいです。意外ですね、頻繁に出ていらっしゃると思っていましたから・・・
『・・・ねえ、ここからはさ、執事さんにエスコートをお願いしてもいい?』
ぎゅっ、と僕の腕を掴む愛お嬢様の手に力が入りました。あ、貴女からのお願いは大概は怖いのですが、そんな甘えた様なお声だと・・・////
 
 
1 は、はい、お任せ下さい!
2 いつもそうやって可愛らしいと嬉しいんですけど・・・
3 どこに行きたいの?愛



2かな
外は普通に夏なんだな



「いつもそうやって可愛らしいと嬉しいんですけど・・・」
つい、本音が口から出てしまいました。僕の悪いくせだな・・・
『・・・何よ、今日はちょっと可愛いだけよ。いつも私は可愛いんだから』
ちょっと拗ねていらっしゃる様なお顔も・・・いいですね////
『変なこと言ってないでどこか連れてって。レディをエスコートしてよ』
はい。お嬢様のお世話をさせていただくのが執事の勤めでございます。
 
『電車って初めて乗ったわ。わあ〜景色がきれーい』
電車の窓から外を眺めてはしゃいでいる愛お嬢様。なんだか・・・まるで、子供みたいですね。
そういえば、電車に乗るのは久々だったな。外に出かける時は車ばかりだし・・・
『ねえねえ吊り革つかまってもいい?いいでしょ?』
立ち上がり、両手で吊り革を持ちはしゃいでいます。本当に子供みたいですね。
・・・こんな一面もあったんですか。僕の知っている愛お嬢様とはずいぶん違うんだな。
しばらく電車に揺られて、たどり着いたところは・・・
 
 
1 遊園地
2 海
3 あまり来たことが無い隣の街



浴衣だからなぁ…2
ちなみに水着だったら電車に乗ったのか気になるw



夏の風物詩とも言える、海にやってきました。まだこんな時間なのにすでに人混みが・・・
『こっちの海って初めて見たわ。やっぱり青いのね』
愛お嬢様は楽しそうに遠くの海を眺めています。
『なんかいい匂いする。ねえ執事さん、行ってみようよ』
その場から駆け出す愛お嬢様をあわてて追い掛けました。ちょ、ちょっと待ってください。
『海の家、だって。ここから匂いしてたんだ』
鉄板の上で焼きそばが踊って、ソースが焼けるいい香りが立ちこめています。
せっかくなのでいただきましょう。朝食もまだですし・・・
『おいし〜〜〜♪』
焼きそばを頬張る姿に思わず見入ってしまいそうになりました。こうして見ると、まるで普通の女の子の様で・・・
『・・・食べたら、泳いじゃおうかな。水着で』
それを聞いてしまい、思わず焼きそばを噴き出しそうになりました。
「けほ!ごほ、けほ!」
『ちょっと〜なにむせてんの。変な想像したでしょ』
「いいえ・・・ごほ、けほ!」
『見たい?私の水着姿』
そ、そそ、そんないかがわしい姿など・・・僕は
 
 
1 ビキニが見たいです
2 今日はあまりそういう事は・・・
3 ぜひ見せてください!わ、ワンピースタイプの水着を



下半身で動いてしまえwww
1!



僕は・・・僕は・・・
 
「ビキニが見たいです」
何を言ってるんだ!浴衣姿をもっと見ていたいのに・・・!
いえ、これももしかしたら本心なのかもしれない。浴衣も見たいけど、水着姿も・・・
『やっぱり執事さんはスケベなんだね。じゃあ見てて、私のビキニ姿♪』
すくっと立ち上がり、指を鳴らす愛お嬢様。また体が光に包まれて・・・
「す、素晴らしいです////」
思わず口から出てしまいました。まったく、僕としたことがはしたない。
め、愛お嬢様、白いお肌にその水色のビキニはよく映えて・・・素晴らしいです////
『ありがとう♪ねえねえ、私のおっぱいおっきいでしょ』
「やめてください!そのポーズは刺激が強すぎます!」
前屈みになり僕を惑わそうとして・・・も、もう////
『執事さんも泳ごう。えい♪』
「わっ?!ゆ、浴衣が・・・」
また魔法で勝手に・・・わ、わかりました。貴女をしっかりエスコートさせていただきます。
 
 
 
1 さっそく泳ぎましょう
2 その水着姿をまびたに焼き付けます
3 『こっちに来て』と愛お嬢様が人のいない岩影に・・・



2…かなぁ



『わぁ〜い海だぁ〜〜♪』
そ、そのまぶしい水着姿を、しっかりとまぶたに焼き付けます。
歩くたびにゆさゆさと揺れる、そのたわわなお胸・・・そして小刻みに波打つお尻、はぁはぁ・・・////
・・・どうしても、そういう肉付きのよろしい箇所ばかりに目がいってしまいます。
それは男としての本能なのでしょうが、悲しいことです。そこ以外でも素晴らしいものをお持ちなのに
『執事さん、ほらっ』
「うわっ?!や、やりましたね愛お嬢様!」
『きゃ〜〜冷たい!ちょっと、そんなにかけてないでしょ!お返しだからね!』
「うわあああ〜!ぼ、僕だってそんなに・・・」
この、無邪気にはしゃいでいらっしゃるお顔。いつもの様な、どこか含みのある笑顔とはまるで違います。
僕の、執事としての勤めは貴女を心から愉しませて差し上げることです。
とにかく、それにたいして全力を尽くします。
『あ〜んもう、かけすぎだぞ!このぉ〜〜!』
 
 
1 今度は泳ぎましょう
2 しばらく遊んでから戻りましょう
3 あれ、愛お嬢様のお姿が消えた?!



1で追いかけっこ
勢い余って触ってしまえw


今沖田

1で



水かけの後は・・・少し泳ぎましょう。
『泳ぐの?わかった、負けないからね!』
愛お嬢様は泳ぐのは得意なのでしょうか?と思ったら、僕より速い様で・・・あっという間に追い抜かれました。
『あははは、泳ぐのは初めてじゃないのよ。執事さんおそーい』
「ま、待ってください愛お嬢様!」
海を見るのは初めてだとおっしゃっていましたのに・・・それと泳ぐのとは違うのですね。
『あの岩まで競争しよ!執事さんが負けたらかき氷おごってね』
急に言われましても・・・とにかく、競争とあれば手を抜くわけにはいきません。
僕だって泳ぎには自信が・・・あるわけではありませんが、負けません!
『う、うそ?執事さんも速いじゃん!負けないから!』
も・・・もうすぐ追い付けそうです!あと少し・・・!
 
『はあっ、はあっ、やった!私の勝ち!』
残念です、あともう少しだったのに・・・
 
 
1 もう一回勝負してください!
2 約束は約束です、仕方ありませんね・・・
3 と、止まらない、愛お嬢様にぶつかってしまう



2かなぁ
負けは負け



約束は約束です、仕方ありませんね・・・
『イチゴがいい!』
「はい・・・完敗ですよ。意外でした、泳ぎが得意とは」
『うん。よくお風呂で泳いでたの』
佐紀お嬢様にもひけを取らない程の見事な泳ぎでした。
 
『ん〜〜、つめたーい』
かき氷を口に運び、きゅっと目を閉じる愛お嬢様。
『執事さんも結構速かったよ。まあ、私には及ばないけど』
「悔しいですね。また挑戦してもいいですか?」
『いいよ。いつでも』
「では早速まいりましょう!」
『・・・疲れたから今日はやめとく』
それから、しばらく愛お嬢様が海で遊ぶのを見届けました。
水着からもう一度浴衣に着替えて電車に乗り・・・
 
『ふぁあ・・・あ・・・ごめん、ちょっと疲れちゃった』
どうやら、少しはしゃぎすぎてしまった様です。僕も、遊びでこんなに疲れたのは久々ですよ。
『ねえ執事さん、ちょっと寝てもいい・・・?』
こつん、と僕の肩に頭を寄せて寝息をたて始める愛お嬢様。ずいぶん寝つきがよろしいのですね
・・・無邪気な笑顔も素敵ですが、なんだか、寝顔も・・・す、素敵ですよ。
 
 
1 我慢だ。変なことをしてはいけない
2 口付けをかわしたいです!
3 おでこに口付けをして、肩をそっと抱く



3かな


3かな



起こさない様にそっとお顔に手を添えました。
僕を試していらっしゃるのかと一瞬疑いそうになりましたが、そんな野望な事は・・・
今日1日の愛お嬢様の行動を見た上で、疑うのはなんだか良くない気がしました。
おでこにそっと口付けをして、その小さな肩に手を添えて抱き寄せ・・・
なんだか、こうしているとまるで恋人の様に見えるかもしれない
僕はすやすやと寝息を立てる愛お嬢様を守る様に肩を抱いていました。
 
『今日は楽しかったわ』
お屋敷の前まで来たら、握っていた手を離して・・・
『なんだか、自分で言うのも変だけど、私・・・人間に近づいてきたみたい』
僕も、そう思います。今日の貴女はなんだか、感情豊かに見えましたよ。
『お屋敷とみんなはちゃんと元に戻すからね。執事さん・・・・・・』
背伸びをしてお顔を近付けてきたので、何をなさるのかと思ったら・・・
 
¨・・・ちゅ¨
 
くっ、唇にやわらかいものが、って・・・あ、貴女から口付けを・・・?!
『・・・・・・好きよ////』
ぱちん、と鳴ったと思ったらもう愛お嬢様の姿はありませんでした。
 
氷の眠りから目覚めたお屋敷は混乱していましたが、少ししたら落ち着きを取り戻しました。
 
「びっくりしたよぉ!起きたらもうこんな時間なんだもん」
「でも変だよね、私たちだけじゃなくてコックさんやメイドさんも寝てたなんて」
「ひつじさんも寝てたの?」
「・・・・・・はい」
 
ごめんなさい、皆さん。
貴女達にはお伝えせずに、僕の胸にしまっておきます。
今日の出来事は、僕と愛お嬢様だけの秘密です。
 
僕を独占したいがために皆さんを冬眠させてしまったのは驚きましたけど・・・
皆さんには悪いですが、無事だったので・・・どうかお許しください。
さっきまで着ていた浴衣は大事にしまっておきます。
 
 
さあ、間もなく夕食の時間だ。今日もしっかり執事としての勤めを果たさなくては


ゴォーー (o・D・) <きゃ!えっちなかぜでしゅね! (執事)<ハッ!舞お嬢様、大丈夫ですか! (*執事)<(いまスカートの中身が・・・・・・ラッキー♪) (o・D・) <・・・・・・・ひつじさん、いま・・・ (#゜D゜) <  み  た  な  ? http://nukkorosu.80code.com/img/nukkorosu9924.jpg (;;執Д事)<エッ!?そ、それは、って何か後光が??うわああああああああああああああああああああああ ノk|;‘−‘)<さわらぬ神になんとやら、だかんな 壁|<いやああああああああああああああああああああああ