「もうあんなにちっちゃいね」 車の助手席から、遠くなっていくお屋敷の花火を見つめている舞お嬢様。 「なんかさ、わくわくするね。二人きりでおでかけすると」 「そうですね。僕も楽しみですよ」 その紫の浴衣、とても良くお似合いですよ。可愛らしいですし、ちょっと大人びていて・・・ 本当なら今日はお屋敷の夏の恒例行事である花火大会でした。 ですが昨日、夜中に僕の部屋に舞お嬢様が・・・てっきりまたよばいかと思っていましたら (ひ、ひつじさん、明日・・・舞とデートしよう。お祭りに行きたい!) お嬢様からのお誘いを受けて、こうして出かける事になりました 「今ごろみんなどうしてるかな。ひつじさんがいないのに気付いてたりして」 ま、舞お嬢様、そんな自然に怖いことをおっしゃらないで下さい・・・ 「あ、ひつじさん。もしかして・・・愛理のこと考えてない?」 「えっ?!いいいえ、そそそんな事はありません!本当ですから!」 「ちょっと、運転が乱暴だよ。レディが乗ってるんだから優しくしてよね」 慌てている僕を見て、舞お嬢様は愉しそうでした。もう・・・悪い笑顔ですね 「・・・答えて。愛理のこと、考えてない?」 口元は妖しい笑みを浮かべていますが、目はちょっと笑っていません・・・ 1 考えていますが、今は舞お嬢様とのお約束を優先します 2 舞お嬢様、意地悪はやめてください 3 「やきもちやいてるのかい?舞」と言ってみる 3w 3で うん3で キョドる舞お嬢様をたまには見たいw 「ま、舞お嬢様、おふざけはやめてください」 だめだ、この目を見たら本当のことを言ってしまいそうになる。なんとかしなくちゃ 「なにあたふたしてるの?ふーん、そう。やっぱり愛理が気になるんだね」 舞お嬢様のペースになると、情けないですが僕は手も足も出ません。 ・・・もう、なんだか悔しいなぁ。いつも貴女は僕を惑わせてばかりで・・・ たまには、いつもと逆になってもいいじゃないですか。見せてください、慌てる貴女を 「もしかしてさ、やきもちやいてるのかい?舞」 まさか僕に呼び捨てにされるとはお思いでなかったのか、きょとんとしています。 ですが、何を言われたのか理解なさった様で、じわじわ顔が赤くなっていきます。 「だだ誰が呼び捨てにしろなんてゆったの?!それに、舞、べっ別にやきもちなんてやいてないもん!!」 声を張り上げる舞お嬢様はちょっと怖かったですが、同時に可愛らしくもありました。 いつも悪魔の様に微笑みながら僕を惑わす舞お嬢様が・・・こんなに慌てている 「何よ!ひつじさんのばか!スケベ!に、にくぼう・・・なんとか!ばか!」 1 ごめんなさい舞お嬢様、言葉が過ぎました 2 可愛いね舞は。大人ぶっていてもまだ子供だ 3 「もう帰る!」と舞お嬢様が車から飛び出してしまいました にくぼうなんとかw 2かなぁ ちょっと迷うなぁ・・・ 2でからかいながら1でフォロー 舞お嬢様を抱き寄せて甘い雰囲気に・・・ にくぼうwww 2がいいな 鼻にかかるそのお声、成長著しい長い手足、ふとした瞬間の表情・・・ 舞お嬢様を形成する要素ひとつひとつが大人びており、えも言われぬ色気を醸し出しています。 ですが、人間はなかなか中身と外見の成長が比例しないものです。やはり、貴女はまだ・・・ 「可愛いね舞は。大人ぶっていてもまだ子供だ」 「うるさいっ!舞を子供だって言うなぁ!!」 ちょっとやりすぎてしまったか。舞お嬢様の機嫌を損ねてしまいましたね。 「ごめんなさい舞お嬢様。言葉が過ぎました」 お嬢様をそっと抱き寄せましたが、手を叩かれてしまいました。 「やだ、だめだよ。許さないからね、舞をばかにして」 「ごめんなさい、本当に・・・ごめんなさい」 「やだって言ってるでしょ!ふん、ひつじさんとなんかもう口聞いてあげない、無視するもん」 ああ・・・完全にそっぽを向いてしまいました。取り返しのつかない事を・・・ 「・・・・・・って思ったけど、いいよ。しゃべってあげる」 しばらくして、舞お嬢様が僕の方に振り向いてくれました。やはり貴女はお優しいです、感謝いたします! 「で・も、ただじゃしてあげない。舞のお願いきいてくれなくちゃだめ〜」 仕方ありません。貴女の機嫌を害なわせたのは他でもない僕です そのお願いとは果たして・・・なんでしょうか 1 「今度は、ちゃんと舞のこと名前で呼んで」 2 「今からお祭りで舞の言うこと全部聞いて」 3 「ここで裸になって目を閉じなさい。何があってもいいって言うまで開けちゃだめ〜」 今日はエッチなしなんでとことん甘い感じで行くのかな? 1と2で 2が見たい どんなお願いがあるかwktk 「今からお祭りでしょ。だからさ、舞の言うこと全部聞いて」 「・・・は、はい」 「すぐに答えなさい!もう一回言うよ、舞の言うこと全部聞きなさい!」 「はい!!」 「よしよし、分かればよろしい♪さ、いこっ!」 車から飛び出し、お祭りの会場へと急ぐ舞お嬢様を追い掛けました。 「たこやき買って!」 最初のお願いですか。このくらいでしたらいつもと変わりませんね。 出来たてで、そのまま容器を持つのが熱いくらいでした。 「わぁ〜〜おいしそ〜♪おっきいし、いい匂い♪」 嬉しそうにそれを見つめる舞お嬢様、ああ・・・なんて可愛いんだ。 「食べさせて、ひつじさん」 「は・・・・・・はい?」 「だから、それを舞に食べさせて♪」 あ〜〜ん、とお口を開けていらっしゃる舞にお嬢様。あの・・・周りには人がたくさんいますが・・・//// 「なに恥ずかしがってるの!いつもお屋敷じゃ舞にエッチなことしてるのに」 「た、た、食べさせるなど、いいのですか?僕がそんな大それた行為など」 「お願い聞きなさいって言ったよね。ねえ!」 1 は、はい、おっしゃる通りにいたします! 2 舞は甘えん坊さんだね、と照れ隠しに呟く 3 恥じらってはいけない。堂々と・・・ 2ぃ 舞お嬢様がまたいつもの様に悪魔の微笑みになっています。 「は〜や〜く〜。ひつじさん、舞お腹すいた〜〜」 「も、もう、ま・・・舞は甘えん坊さんだね」 思わず照れ隠しに呟いてしまいましたが、舞お嬢様はしっかりそれをお聞きで・・・ 「いたたたたた!」 つねらないでください。分かりました、おっしゃる通りにいたします。 「はむっ♪ん、んはぁっ、おいひぃ〜〜♪あふっ」 ちょっと熱いせいか息をはふはふさせながら頬張る舞お嬢様。 「いい笑顔ですね」 「うん!だっておいしいんだもん。もうひとつちょうだい!」 こんなにはしゃいでいる舞お嬢様を見たのはどれくらいぶりだろう。 ・・・いえ、はしやいでいるのは毎日です。僕の前で、が抜けていました。 「んっ、んぐ、ん〜〜。タコおっきぃ〜〜。友理奈ちゃんにも食べさせて・・・あ、でも、タコ嫌いだからやきしか食べられないんだって」 たこやきを召し上がり、少し機嫌がよろしくなられた様です。良かった・・・ 「ひつじさん、金魚すくいしたいな」 「はい」 心なしか声のトーンも少し上がっていらっしゃるみたいですね。 「え、と、と・・・わっ、できた!」 「いいねえ〜お嬢ちゃんは筋がいいよ」 「そっ、そぉ?あははは誉められちゃった////」 僕もなんだか口元がほころんでしまいそうです。こんな可愛らしい舞お嬢様は、普段はなかなかお目にかかれませんから・・・ 今度は射的に挑戦してみましたが、なぜか・・・まったく当たってくれません。 「ひつじさんへったくそ〜!一個もあてられないじゃん」 「はっはっはっ、お兄ちゃん、彼女の前で力はいりすぎじゃないの?」 えっ?!も、もう、やめてください店主さん。僕をからかうのは・・・//// 「ねえねえ、あのさ・・・」 「はい」 しばらく色んな所を歩いていたら、舞お嬢様が・・・ 「・・・ここで、抱っこして」 「なぜ唐突にその様なお願いを?!」 「・・・・・・きいてくれるって言ったよね」 う・・・やめて、そんな縋る様な目で見ないでください 1 おっしゃる通りにいたします! 2 そ、それはできません・・・ 3 勢い余って「愛してるぞ、舞」と口から出てしまう もう今日は3でw こ、公衆の面前で、お嬢様を抱き抱えるなど・・・そんなの、僕にはできません。 「できないの?」 「ごめんなさい・・・」 「ふぅ〜〜。ひつじさん、変なところは積極的なのにこういうのはダメなんだね」 舞お嬢様、さすがに抱っこは・・・腑甲斐ない僕を許してください。 「まったく、じゃあこうしたらどう?」 「・・・んぶっ?!」 ま・・・舞お嬢様が、くく唇を・・・はあ・・・あ、見てる、通行人が 僕は舞お嬢様を抱き抱えました。そして、勢い余って・・・ 「愛してるぞ、舞!」 あ・・・愛の告白を・・・してしまいました。なんという大それた行為を・・・! ¨ドーーーーーーーーーン¨ タイミングがいいと言うかなんと言うべきか、告白の直後に夜空を彩る花火が上がりました。 「ひ、ひ、ひつじさん・・・あ、あの・・・////」 この偶然の演出に胸を打たれたのか、舞お嬢様は瞳を潤ませて・・・ 「えへ・・・あはは、嬉しい・・・♪ひ、ひつじさんに好きって言われちゃった////」 1 急いで謝らなくては 2 さらにもっと抱きしめます 3 しばらく・・・このままでいたい、と舞お嬢様が・・・ むぅ、可愛い… 3 1→3で 舞お嬢様の鼓動が聞こえてきそうだ・・・ いつの間にか、道行く人の視線は気にしていませんでした。 舞お嬢様だけを見つめていればいいのだし、それに・・・そうしなくてはならないのだから。 「ねえ、舞のお願い、きいてくれる?」 「はい・・・どんなお願いでもお聞きいたします」 「じゃあ・・・もうちょっとだけ、このままでいたいな」 それは・・・僕の方からもお願いしたいです。貴女の心行くまで、このまま・・・ 「えへへへ、ひつじさん独占しちゃえ!舞のものだもん、誰にもあげないから!」 僕の腕の中で無邪気に喜んでいる舞お嬢様・・・ 「ひつじさん・・・こんなにドキドキしてる。舞と同じだね」 僕の胸にその小さな手を当てて、微笑んでいます。 ¨ドーーーーーーーーーン¨ 「わぁ〜〜〜。また花火が上がった〜〜♪」 花火に照らされた貴女の笑顔、瞳の奥に焼き付けたいです。深く、記憶に残る様に・・・
(o・D・)<ひつじしゃん・・・ (マネ)<こっちの雅ちゃんは普通のいい子だな ノノl∂_∂'ル<・・・・・・ (マネ)<きっと気分次第で人を殴ったことなんか無いよな ノノl∂_∂'ル<うるさい・・・ リl|*´∀`l|<誰が、味付け以前に出番がないって? ノノl;∂_∂'ル<誰も言ってないよ リ ・一・リv<執〜事さん♪イェイ http://berryz-cute.saloon.jp/cmloda/img/cm_1311.jpg (*執事)<千聖お嬢様… ロボ´・_・リ<・・・・・・