須藤からの告白がまだ頭から離れない。あんなにひた向きに告白されたら、やっぱりそうだよな 可愛かったなぁ・・・あの時の須藤。白い肌をもう真っ赤にさせて・・・・・・ 思い出すと自然に口元がゆるんできてしまう。もう何回頭の中で反芻したかわからない 須藤・・・俺は受けとめなくちゃならないな。お前の純粋な気持ちを・・・・・・ 俺は完全に気を取られていた。目の前すらよく見ていなかった。 だから、こっちに向かって飛んでくるボールに気が付かなくて・・・ 「・・・・・・?!」 気が付いたのは顔面に直撃してからだった。め、目の前に火花が・・・痛い 「大丈夫ですか?!」 だ、誰だ。もしかしてこのボールをシュートした生徒か。これはかなり効いたぞ 「せっ、先生?!」 この声・・・まさか岡井か?ああ、そうだよな。じゃなきゃこんな強烈なシュートはできない。 「あああ、どうしよう。先生の顔にシュートしちゃった・・・」 おろおろしている岡井。火花のおかげでまだあまり見えないが、慌ててるんだろうな。 1 気にするな、大したケガじゃないさ 2 俺の顔をゴールと間違えたかと冗談を言う 3 岡井どこへつれてく気だ、なに保健室? きてたああああああ まずは1 軽く2で 3で様子見を! 「気にするな、大したケガじゃないさ」 ・・・生徒の前だからそうは言ったが、ボールがぶつかった時は驚いたぞ。 一瞬ボーリングの玉が直撃したのかと思ったが、サッカーボールで安心したくらいだ。 「本当ですか先生?!ぼ、僕、大変な事をしちゃったよぉ、早く手当てしなきゃ!」 おい・・・大丈夫だって言ったじゃないか。少し冷やさないとまずいだろうが、重傷まではいってないはずだぞ。 「先生が、先生が、大変、先生が!」 いつもの岡井とは思えないくらい慌てて、軽いパニックになりかけてるみたいだ。 「岡井、俺は大丈夫だぞ。な?ほら見てみろこの顔・・・」 「わああああ〜!」 そんなに慌てなくても・・・そういや、確か前に梨沙子に聞いたことあったっけ。 (千聖は普段は落ち着いてるんだけど、慌てるとふがふがしちゃうんだよ) 聞いた時には意味が分からなかったが・・・そういう事か。ふがふがっていうのは 「先生早く来て!こっち!」 「おっ、おい・・・」 岡井に言われるがまま連れられ、保健室にやってきた。 ここは・・・色んな意味で思い出のある場所だな。まさかここに岡井と来るとは 「座って!僕が治してあげるから!早く!」 さっきから慌てすぎだぞ、そろそろ落ち着かせてやらなきゃ 1 岡井に深呼吸する様に指示する 2 落ち着け岡井、普段のお前が台無しだぞ 3 岡井がつまづき俺の方に転んで・・・ 3みたいけど早いので1 何回か大丈夫だと伝えてはいるんだが、岡井は聞き入れる余裕が無さそうだ。 「一旦止まれ、ちょっとの間だけ」 「えっ・・・は、はい」 「そのまま深呼吸するんだ。なるべくゆっくりとな」 胸いっぱいに空気を吸い込み、吸い込んだのと同じくらいの時間をかけて吐き出す。 「・・・・・・・・・」 よし、表情がいつもの岡井らしくなったぞ。これでいいんだ、なんとか落ち着きを取り戻したな。 「先生・・・僕、なんでここに?」 あらら、覚えてないのか。ちょっと落ち着きすぎだな。やれやれ世話の焼ける生徒だ・・・ 「そうか、覚えてないのか自分で。じゃあ説明してやるよ」 順を追って、岡井が俺を保健室に連れてきた経緯を説明した。 最初は黙って聞いていたが話すにつれてだんだん顔が赤くなって・・・ 「うわわわわ////ぼぼボクがそんな事したんですか?!」 「したよ。本当に覚えてないんだな」 「せ、先生ごめんなさい、僕頭が真っ白になっちゃって、なんとかしなくちゃって思って」 またパニックになりそうなのでなだめたら今度は落ち着いた。 「気にするな、誰でもわざとじゃなくても相手にケガさせる事はあるさ」 「先生・・・ありがとうございます。僕・・・実は前に・・・」 何か言い掛けて、その先を濁してしまった。昔何かあったのかな 1 話したくないなら無理に話さなくていいぞ 2 ・・・話したら少しは楽になるかもしれない。ゆっくりでいいから、聞いてやるぞ 3 (o・v・)<あ、まちがえ・・・千聖?! 1→2 同じく1→2 wktk きっと、話したくはないんだろうな。思わず口から出てしまったんだろう。 「・・・・・・・・・」 なんだか、ちょっとつらそうだな。無理に話さなくても・・・ 「・・・ぼ、僕・・・その・・・」 ・・・やっぱり、話した方がいいんだろうか。岡井は話そうとしているみたいだし 「ゆっくりでいいから、ちゃんと聞いてやるよ。岡井の話したいペースでいい」 「はい。あ、あの・・・僕・・・前に・・・」 岡井は、ゆっくりと話し始めた。 小学生の頃、サッカーをしていて舞ちゃんの顔面にシュートしてしまったらしい。 まだ小学生だったから無理もないと思うが、舞ちゃんはその場で倒れてしまい・・・ 幸いまだ岡井も今ほど力が無くて舞ちゃんのケガも大事には至らなかったが、 それ以来舞ちゃんとサッカーするのは怖くなってしまったらしい 「だ、だから、先生も倒れちゃうんじゃないかって、僕、また・・・誰かを傷つけちゃったのかなって思って」 話すうちにだんだん声が震えて、目に涙が浮かんできている。 1 岡井は優しいんだな、その優しさを忘れるなよ 2 病院いこうか、念のため。一緒に来るか? 3 何気なく鏡を見てみたら鼻血が出ていた。気が付かなかったぞ! 1→3 うーん、1→2 特に意味はないけど病院って新しい もちろん先生の車で移動だよね? 「岡井は優しいんだな、その優しさを忘れるなよ」 「せ、先生・・・」 そうだ、お前は優しいんだ。思いやりを持つのはなかなかうまくいかないから・・・ だから、その思いやりを無くしちゃだめだぞ。例えこれから何があっても ふと、鏡を見つけたので気になって自分の顔を見てみた。どれくらい腫れてるかな 「な、なんだこりゃ?!」 思わず声をあげてしまった。うわあ、大量に鼻血が出てる。気が付かなかったのか? 「先生・・・・・・」 よく見ると岡井は口元がむずむず動いている。まさか、笑いを堪えてるんじゃないだろうな? 「も、もうだめ、あははは、変なの!そんなにだらだら出てるなんて!」 おいおい、お前のおかげなんだぞ。まったくもう しかし全然気が付かなかった。いつから出てたのか知らないが、ずっとこんな顔だったのか 自分の行動を思い返して少し恥ずかしくなってきた。いい事言ってたのに、鼻血が出た顔で・・・うわあ//// 「あは、はははは・・・先生っ、早くふきなよ」 「う、うるさいっ」 念のために診てもらう事にし、近くの病院まで車で移動した。 ちょっと腫れただけで特に異常は無いらしい。大げさですねと笑われちまったよ・・・ 「せ、先生、大丈夫?」 「ああ。大した事無いって」 「良かった〜〜!」 うん、いい笑顔だ。さっきの鼻血を見て笑ってから、岡井に明るい表情が戻ったみたいだな。 とりあえず家の近くまで送ってほしいとの事で、再び車に乗せた 「さっきはごめんなさ・・・ぷっ、あははは、ごめんなさ・・・あっはっはっ」 「おい、あやまる気はあるのか?お前は」 「ありますよぉ〜。うふふふ、あはは、ツボった!あはは、あっはっはっ」 ・・・な、なんだよ。岡井、良く笑うんだな。初対面のイメージでもっとクールだと思ってたぞ。 「ここです僕の家!あの、今日はありがとうございました!」 車から出て、ぺこっとお辞儀する岡井。 「また明日な、それじゃ」 「はいっ!」 運転しながら俺はまだ痛む鼻をさすった。 岡井・・・もっと、お前のことを知りたい。これからじっくりと
岡井ちゃん落とすのは難しいぞ〜 (マネ)<うm 確かに難しい・・・ (マネ)<だが!だからこそッ!! (*ジミー)<落とせた後のご褒美はサイコーなんだぜぇwww (*ジミー)<ねっ?おぱ〜いちゃん♪ リ*//一//リ