ユリナもサキちゃんもミヤビもメンテナンスのため、家には誰もいない。
こうして1人だけでいるっていうのは最近なかったから寂しく感じる・・・
前は誰かしら家にいたからやけに部屋が広く感じるな。はぁ・・・退屈だ。
せっかくの日曜日だし、ちょっと出かけるか。たまには宛てもなく走ってみるのもいいだろ。
 
またエリカが出てくるかと思ったが、あの日以来姿を消したのか見かけなくなった。
だけど油断はできない。またいつ襲われるか・・・いや、仕掛けたのは俺だけど。
・・・みんな、ごめん。あれを思い出す度にユリナ達の顔を見るのがつらいよ。
なんだか裏切ってしまったみたいで・・・あの時興奮してた気持ちが今はつらい。
 
「うわっ?!ちょ、うわああああ!」
しまった、考え事をしてたせいで前を見てなかった。
目の前に人がいるのにぎりぎり近づくまで気付かず、思わずハンドルを横にしすぎて・・・
俺の自転車は思い切り転倒してしまい、道連れで地べたに転んでしまった。
「あたたたた・・・」
「だ、大丈夫ですか?!」
この声、女の子か。咄嗟だったからよく顔が見えなかった。
 
「・・・  君?君でしょ。そうだよね?」
へっ?な、なんで俺の名前を・・・誰だこの子。まさか俺の知り合いか?
打ち付けた膝をさすりながら見上げるとそこには、見覚えのある顔が
 
 
「相変わらずドジでやれやれって感じだね」
一瞬誰か分からなかったけど・・・厚い唇を見て思い出せた。あいつか!
「うるせーぞ中島。お前こそ相変わらずチビだな」
「何よぉ!それが久々に会った幼なじみへの言葉なの?」
久々、だな。中島と会うのは・・・塾を高校に入って少ししたらやめたから、一年ぶりくらいか。
俺は小学生の頃から塾に通っていた。ちょうど同じ頃に中島も入ってきて・・・
俺より二つ下のくせに敬語を使わず話し掛けてきて、生意気だったな。
まだお互い子供だったから、そんな意識が無いのは当然かもしれないけど・・・
「  君、真面目に勉強してる?昔からあまりしてなかったから期待はしてないけど」
これでも、小学生の時は呼び捨てだった。俺が中学に入ってから君付けになったけど・・・
中島、ちょっと変わったな。言っちゃ悪いが小学生の時の見た目はどっかの怪獣みたいな・・・
「聞いてるの?」
 
 
1 お前なんでここに?どっか行くの?
2 うるさいぞ・・・ブースカ
3 めんどいヤツに会ったな・・・無視してみよう



ノソ*^ o゚)<1ケロ


途中までの参加になるかも…
ん〜1で



しかし、思いがけない相手に会ったな。まさか町の中で偶然出くわすなんて
「お前、なんでここに?どっか行くとこあるの?」
「・・・うん。参考書買いに行きたくて」
へえ・・・勉強好きだな。これも相変わらず、か。俺と違って真面目だからな。
「だって私、今年受験だから。頑張っていいとこ入りたいし」
ああ・・・そうか。中島はまだ中学生だったか。俺の二つ下だからな。
俺とちがいはっきりとした目的があるのは羨ましい事だ。
「・・・・・・・・・」
中島はその場に立ち止まったまま黙っている。どうしたんだ?
「あ、あの・・・」
「なんだよ。参考書買いに行くんじゃないのか」
「そ、そうだけど・・・」
そう返事したがやはりそこから動く気配はない。変な奴だな。
「・・・・・・・・・」
もしかして、俺に何か用事があるのか?
はっきり言って俺は別に中島に用事なんてないけど・・・・・・
 
 
1 金忘れたの?仕方ねえな、貸してやるか
2 なぜかユリナに出くわす。メンテナンスのはずじゃ
3 中島が「・・・時間ある?」と聞いてきた



こっちは1かと思ってるんだけど向こうは3とか


3かな
ちなみに実際の中島さんは高校生だけど中学生の設定はわざとなのかな



何か言いたそうだけど言いづらそうにしてる。これは・・・ははぁ、あれか。頼みごとだな。
「中島、もしかして」
「え?!いっ、いや、何も私、あの」
顔を赤くしちゃってる。そうだよな、なかなか頼めないもんな。
まして久々に会った友達に対しては・・・
「参考書買う金忘れたんだろ。まったくドジだなお前は」
きょとんとしてる様に見えたが、それはたぶん照れ隠しだ。仕方ない、貸してやるよ。
「とっとけ、遠慮はいらない」
一番安い札を二枚手渡した。これだけあれば十分だろう。
「あ、いや・・・」
「いいから遠慮すんなって。お前の言いたいことはわかるよ」
それを中島の小さな手に握らせた。うん、我ながらいいことをしたぞ。
「・・・ありがと」
「いいよお礼は。じゃあな」
かっこよくその場を立ち去ろうとしたら・・・
「ねえ、待って」
まだ俺を呼び止めるのか。これだけじゃ足りないって?
「この後さ、時間ある?」
へっ、じ、時間?そりゃあるけど・・・
 
 
1 何か話したい事でもあるのかな
2 めんどいな、適当に理由つけておくか
3 勉強見てほしいとか言うのか。だが俺の成績じゃ・・・



ここはまっとうに1


1



わざわざ呼び止めるのは、俺と話したいことでもあるからだろうか。
「別に予定はないよ」
「じゃ、ちょっと話そうか。いいでしょ?」
やっぱりそうか。しかし今さらなんだろうな・・・
 
近くの公園まで歩き、ベンチに腰を下ろした。
「懐かしいな。ここで塾の帰りによく遊んだっけ」
「帰りにじゃなくてさぼってでしょ。私を巻き添えにして」
あ?そうだっけ?まぁいいや、昔の話だ。もう時効だろ
中島は俺から少し離れて座り、足を伸ばした。
へえ・・・結構長いんだな。こんなに長かったっけ・・・
「・・・・・・・・・」
また黙っちまった。自分からわざわざ話したいって言い出しといて・・・
会話が続かないな。昔はよくふざけ合ってたから話が途切れたりなんかしなかったのに
・・・ちょっと変わったな、こいつ。なんか前より大人しくなったっていうか
「ギター、続けてるの?」
不意に口を開いたかと思ったらその話か。そういや自慢した事あったっけ
塾をやめる少し前だった。あの時はもうギターに夢中で、もともとしない勉強がさらに手に付かなかったな。
 
 
1 俺が今夢中になれるものだから続けてるよ
2 中島こそ、ダンスは続けてるのか?
3 お前に関係ないだろ、とつい冷たくしてしまう



うーん…1


1→2



「俺がいま夢中になれるものだから続けてるよ」
迷わずに答えられた。だって、実際ギター演奏してると楽しいし
「そうそう、こないだまた弾ける曲ができてさ」
嬉しくなりつい口がはずんでしまう。ギターの話になると気持ちが高ぶるんだよな。
「へえ〜〜。私にはよく分かんないけど、すごいね」
「おい、なんか興味なさそうだな。嘘でもいいからもっと笑えよ・・・」
「別に興味ないわけじゃないよ。すぐそういう言い方して」
いけない、ちょっとムキになっちまった。別に喧嘩したいわけじゃないのに。
中島だってあるだろ、夢中になれるものが。えっと・・・ほらあれだ、あれ。
「お前だってあるだろ、ダンス。踊るの楽しいって言ってたじゃねぇか」
「・・・・・・うん」
「まだ続けてるのか?」
中島は静かに首を横に振っている。笑顔だったけどどこか寂しそうだ。
「な、なんでやめたんだ」
「やめてないよ。さっき言ったでしょ、受験だって。だからお休み中」
ああ・・・そ、そっか。すまないが忘れてた。
もしかして・・・大人しくなったんじゃなくて、元気が無いのかな?
ダンス・・・あんなに好きだって言ってたのに
 
 
1 ここで踊れよ、簡単なのでいいから
2 あまり無理すんなよとはげます
3 後ろに気配・・・ゆ、ユリナ?!いつの間に!



2→1で


2かなぁ


ロボ編だし2→3かな



生意気だったり一言多いところはかわってないけど、やっぱり元気は無いな。
昔はよく先生に怒られたっけな。俺たちが騒ぎすぎるから授業にならないって。
「あまり・・・その、無理すんなよ」
「・・・えっ」
「お前の事だからきっと一切ダンスしないと決めてるんだろうけど、たまには息抜きしなよ」
我ながら偉そうに言ってるのが気になるが、間違ってはいないはずだ。
「あ、あんまり・・・勉強しすぎてもつらいと思うぞ」
「・・・あ、ありがとう・・・  君////」
ば、ばかっ、なんで顔を赤くしてるんだよ。言った俺も恥ずかしくなるだろ。
「わかった!私頑張る!」
急に中島が立ち上がって・・・さっきまで大人しかったくせに
「今日はありがとう!またね、  君!」
・・・行っちまった。な、なんだったんだあいつ。
久々に会ったと思ったら・・・もういなくなっちまった。
でももともと同じ町だし、近くの中学に通ってるからまたばったり会うかもな。
 
・・・ん?なんだ、何か落ちて・・・
『・・・・・・・・・』
はっ!後ろに何かの気配、こっ・・・これは・・・!
 
 
「ユリナか。いつからいたんだ?」
『・・・・・・・・・』
うう・・・なんで無表情なんだよ。感情豊かなのに・・・それが怖い
「メンテナンスはもう終わったのか。早いな」
『誰ですか今の人は』
だから怖いってば。無表情はある意味怒る顔より怖いんだよ。
「べ、別に変な関係じゃないぞ・・・」
俺は何を言ってるんだ。わざわざ誤解を招く様な言い方を・・・
『あの人顔が赤かったですよ。  さんも心拍数があがってます・・・』
ゆ、ユリナ、だんだん眉間にしわがよってきてる。怖い、やっぱり怒る顔は怖いよ。
「勘違いするなって。最近会ってなかった友達だってば」
『なんでわざわざ変な関係じゃないって言ったんですか?』
それは言葉のアヤで・・・もう、機嫌を損ねると面倒だなユリナは。
 
 
1 人間は久しぶりに友達に会うと嬉しいんだよ、そういうものなんだ
2 ユリナの方が大事だよ・・・だから怒らないでくれ
3 嫉妬してるユリナも可愛いなとつい口から出てしまう



無神経に1w


1→3かな



ユリナは隣に腰を下ろした。うあ・・・に、逃げ出せない雰囲気・・・
いやおかしいぞ、何もやましい事はしてないんだから負い目を感じるのはおかしい。
だけどユリナの目をまっすぐ見ることができない。なんでだ・・・?!
「人間は友達に久しぶりに会うと嬉しいんだよ」
『え・・・?』
「そ、そういうものなんだ。理屈じゃないっていうか、そういうものだ」
ま、間違ってはいないはずだ。ユリナ・・・分かってくれ。
『説明書にはそんな記述は無かったですよ』
「多分細かい部分まで書いたら、説明書に収まり切らないからじゃないかな」
ただでさえ説明書は辞書みたいに分厚いのに・・・
『  さんは物知りですね。えへへぇ』
さっきまで怒ってたのにユリナは笑ってくれた。よ、良かった、とりあえず怒られるずに済んだ
「し、嫉妬してるユリナは可愛いな」
ほっとしたせいか思わず口から言葉が出てしまった。しまった!なんて事を・・・!
『しし、嫉妬なんてしてません!なっ、なんで私が  さんの友達に嫉妬するんですか?!』
ああ〜・・・ユリナ、さっきより怒ってる。でも可愛いよな、嫉妬しても
『もう!変なこと言わないでください!』
耳から水蒸気を噴き出して怒っている。こりゃ相当きてるな
 
 
1 隙を見て自転車で逃走
2 ユリナはかわいいなと追い討ち。もう自棄だ
3 さらにサキちゃんとミヤビも来て・・・波乱の予感



あえての3で


ここは3w



『どうしたのユリナちゃん。なんか穏やかじゃないけど』
はっ、さ、サキちゃんも。それに・・・
『またこいつがろくでもない事を言ったんでしょ。なんて言ったの?』
だめだミヤビ。ユリナに聞かないでお願い。本当に頼む・・・ああ・・・!
 
『・・・  さん・・・』『・・・もっとましなウソつきなよ』
な、なんだよ、二人とも明らかに疑ってるだろ!
「だから友達だってば。何も変な関係じゃないんだよ!」
『顔赤かったみたいデスね』『・・・・・・・・・』
「君たちは誤解してるぞ。だから何度も言うけど友達だよ」
必死の弁解も虚しく、サキちゃんとミヤビは連絡事項だけを伝えると黙ってしまった。
どうやら、親父はもう一体新しいロボットの開発に成功したらしい。
三人のデータを基に造ったらしいが・・・悪いがそれどころじゃないぞ。
 
その夜は一応食事は作ってくれたが三人とも目を合わせてくれなかった。
ミヤビはもとからこんな感じだが、サキちゃんやユリナにやられるときついなー。
 
今日は早く布団に入ったけど、なかなか寝付けなかった。
その理由は、さっき公園で拾ったこれだった
 
 
「・・・これ・・・」
 
ユリナに気付く前に見つけた落とし物。たぶん・・・中島が落としていったんだろう。
小さな御守りだった。学業成就・・・か。
「早く返してやらないとな」
電話しようと思ったけど、残念な事に番号を知らなかった。
家の電話番号がなぜか思い出せない。そういや、殆ど電話したことなかったっけ。
当然というか携帯の番号も知らない。はぁ・・・なんでだろう
わずか一年ちょっと会わないだけでずいぶん距離が離れた様に感じた。
ちゃんと連絡も取れないなんて、なんか・・・ちょっと複雑だ。
もし今日たまたま会わなかったら、果たしてどうなってたか。
さすがに忘れはしないだろうが、思い出していたかどうかはわからない。
 
今の俺の身近にいる子はユリナ達なんだな、とふと思った。


ロボ*^∩^)||ロボ´・∩・リロボl∂∩∂'ル (;俺)<いいかげん口きいてくれよ (*執事)<お誕生日おめでとうございます、栞菜お嬢様 |‘−‘) … |彡 サッ (教師)<有原・・・ ノk|*‘−‘) (o・v・)<・・・・・・ (o・v・)<マイのものだけどきょうだけだったらかしてあげてもいいでしゅよ (o・v・)っ(;執事) ノk|*‘−‘) ノk|*‘ρ‘)<独占! ノノl∂_∂'ル<・・・ ノノl∂_∂'ル<・・・どーぞ ノk|*‘ρ‘)<ハァハァフンフン♪ リ|*‘ヮ‘)|<手伝ったげようか?ウフフ♪ ノk|*‘ρ‘)<独占! リ|*‘ヮ‘)|<・・・・・・