「あ、愛理お嬢様・・・お帰りなさいませ」 「・・・・・・ただいま」 ・・・ほら、ちゃんと挨拶して下さったじゃないか。やっぱり僕の考え過ぎだよ。 「今日は寒かったですね。温かいお茶を・・・」 「いらない・・・・・・」 ・・・愛理お嬢様は挨拶以外では僕と目線を合わさずにそのままお部屋に戻られてしまいました。 やっぱり考え過ぎではないかもしれない。あの方は僕を避けていらっしゃる。 以前にも同じ事があったけどその時はすぐに仲直りする事ができました。 ・・・でも、今回もそう簡単にいくという保証はない。話そうにも普段から目線すら合わせて頂けないのです。 何か、無意識で愛理お嬢様のご機嫌を損ねる様な行為をしてしまったのだろうか。 こうやって考える事自体が愛理お嬢様にとって失礼なんだろうな・・・ 「はうっ?!」 「あははは、だめだよぼ〜っとしてたら」 いきなりお尻を押されてよろけてしまいました。う、後ろで千聖お嬢様が満面の笑顔で手を突き出しています。 貴女はまた悪戯をなさって、以前より何度か注意させて頂いてるというのに・・・ 1 今は愛理お嬢様の方が先決だな 2 千聖お嬢様!お仕置きしますよ 3 さらに舞お嬢様までこちらに・・・ああもう 「千聖〜!」 あっこのお声は、あのお嬢様ではないですか! 「ひつじさんみ〜つけた。千聖、もうそこにいたんだ」 「舞ちゃん今だ!ボクが執事さん押さえてるからくすぐっちゃえ!」 お待ちください千聖お嬢様、なっ何をなさるのですか、アッー?! だめです押さえてはいけません。お嬢様に力で抵抗などできる立場では・・・ああん、だめ・・・です 「うっへっへっへっへ。さあひつじさん、覚悟はいいかな?」 「ひぃいいぃ、あっ、あははは、だめです舞お嬢様、あはははは、あはははははは」 「ボクもくすぐっちゃえ!確か耳が弱かったよね♪」 うふふふふ、ち、千聖お嬢様も舞お嬢様も、ぜんぜん言い付けを守って頂けませんね、あははは 「ひつじさんそんなに汗かいちゃって♪もっといじめてほしいんだね、あははは」 「心配しないで。ボク達、頼まれなくてもしてあげるから」 助けてください。情けないですが自力で脱出するのは難しそうです。 1 愛理お嬢様がこちらを見ている。しかし・・・ 2 仕方ありませんね。お二人にはお仕置きをさせて頂きます 3 さらにえりかお嬢様と雅お嬢様が・・・絶体絶命です 「・・・・・・・・・」 あ、愛理お嬢様、見ないでください。こんな姿を貴女に見られたくありません。 「愛理ちゃんもやる?執事さんは耳が弱いよ」 「一緒にやろうよ!ひつじさんをいじめちゃお」 「えっ?!あ、あの、私は・・・えと・・・」 貴女はこんな悪戯をなさる様な方ではありませんよね。少し安心いたしました。 「わ、私は・・・・・・」 「ひつじさんもっといじめてほしいって。そうだよね」 「愛理ちゃんの事が好きだからしてほしいよね」 「・・・・・・!」 あ、愛理お嬢様どちらにいかれるのですか?!お待ちください! 愛理お嬢様!!どちらへ・・・待って、ください、僕の前からいなくならないで 1 お二人ともいい加減にしなさい! 2 愛理お嬢様を追い掛ける どちらへいかれるのですか愛理お嬢様。待ってください。 「待ってください愛理お嬢様!」 待ってって、言ってるじゃないですか。どうして僕の話を聞いてくれないのですか 「お嬢様!!」 僕は愛理お嬢様を追い掛けてお屋敷を出ました。 愛理お嬢様は振り返らずに僕から遠ざかっていきます。そんなに速く走ったら危ないですよ・・・ お願いです、こちらを向いてください。 僕の事を見たくないのでしたら、それは・・・仕方ありません。でも・・・走らないでください お願いです、決して無理をしないで。動ける様になったとはいえ、貴女の足は無理をしてはいけないのです。 僕の願いも虚しく愛理お嬢様は立ち止まらずに走り続けて・・・ あのままでは門を越えてお屋敷の外に出るのも時間の問題です。早くお止めしなくてはならない 1 転んでしまった。だが、止まるわけにはいかない 2 愛理お嬢様がつまづいて・・・! 3 届くか分からないが声をかけてみる (Airi's Side) 来ないでよ。追い掛けて来ないで。執事さんなんか・・・もう知らないから! 「お嬢様!止まってください。お願いです!」 声も聞きたくない。何よ、みんなと仲良くして・・・私が大切だなんて口癖みたいに言って お願い、もうしゃべらないで。貴方の顔なんて見たくない。我儘だって言われてもいい。 貴方のおかげで立てる様になった。歩ける様にもなれたし、こうやって走る事も・・・・・・ 「あっ?!」 足ががくん、ってして一瞬何が起こったのか分からなかった。 「愛理お嬢様!!」 ・・・あっ、地面が近づいてくる・・・痛い・・・っ! 「う・・・あ・・・」 私・・・転んじゃったんだ。はは、かっこわるいなぁ・・・もぅ 「大丈夫ですか愛理お嬢様?!お怪我はありませんか?!」 執事さんがだんだん近づいてくる。やだ・・・来ないで、わ、私は大丈夫だから 1 「来ないで!」と叫ぶ 2 早く立たなきゃ・・・あれ?あ、足に力が入らない 3 助けてもらっても何もしゃべらないから 「愛理お嬢様!!はぁ、はぁ、はぁ」 息を切らして走ってきた執事さん。私なんかのためにそんなにして・・・ 「痛っ・・・!」 あ・・・膝、すりむいてる。思ったより大きいみたい。はは、なんかかっこわるいな。 「ちょっと染みますけど我慢してください。すぐ治して差し上げます」 「・・・・・・・・・」 消毒液、持ってたんだ。 ・・・いつも、そうだよね。いつもそばにいて、こうして・・・守ってくれてたんだ。 でもごめんなさい。今の私は執事さんと話せない。今の・・・私じゃ・・・ 「・・・っ!」 「痛みますか?」 「・・・・・・・・・」 ・・・私、まだ子供だな。 こんなに心配してくれてるのにしゃべろうとしないなんて。 いいのかな・・・いつまでもこうしてて。いつまでも目を逸らしてて。 執事さんは私から目を逸らした事なんてないんだよ。それなのに・・・ 1 ごめんなさい、まだ話せないよ 2 ちゃんとお礼は言わなきゃ。それしかできそうにないけど 3 立ち上がろうとしたら・・・足が、動かない・・・?! 「・・・ありがと」 「まだ痛みますか?応急措置なので、決して無理はなさらないでくださいね」 お礼しか言えなかった。もっと話さなきゃいけなかったのかもしれないけど、無理だった。 「・・・・・・・・・」 「・・・だ、大丈夫の様ですね。愛理お嬢様は丈夫なお方ですから・・・」 何を話せばいいの。ねえ誰か教えて。私はどうしたらいいのか。 私、会った頃から執事さんを振り回してばかりだよね。もう疲れたでしょ? 「・・・・・・・・・」 執事さんは苦笑いして、転んでいる私に寄り添っていた。 ついこないだまで二人きりならとっても嬉しかったのに・・・今は嬉しくない。辛いよ ・・・ずっと気になってる事、聞いてみようかな。悩んでるのもそれが原因だから・・・ 1 ねえ執事さん、バレンタインの夜・・・みやとしたの? 2 泣きそうになってきたから、あっち行ってって言う 3 ・・・やっぱり聞けない。聞かなくても想像はできるから 「・・・ね、ねぇ・・・あの、さぁ・・・」 聞こうとしたらいきなり心臓が早くなってきた。緊張するとこうなるんだ・・・ 「はい、なんですか愛理お嬢様?」 ・・・優しい顔。あんなに冷たくしちゃったのに、執事さんはいつもと変わらず優しく微笑んでくれた。 「・・・あの・・・」 ありがとう。だから、言うね。ちゃんと聞きたい事、伝えるからね。 「私、バレンタインにね、チョコ渡そうと思って・・・」 「はい・・・」 「夜遅くなっちゃったけど日付変わるまでに渡したくて。でも執事さんもう寝てて・・・」 目は、見れなかった。ちょっと・・・無理だった 「机に箱があった。もう・・・貰ってたんだね」 執事さんは・・・じっと私を見ていた。たぶん微笑んではいないだろうな。 「あとね・・・・・・みやの香水の匂いがしたの」 「・・・愛理お嬢様・・・」 「教えて。み、みやと・・・エッチしたの?」 1 「はい」と答えたのを聞いて私は衝動的に走りだした 2 ・・・どうして何も言わないの?なんで・・・ 3 聞かなかった事にしよう。知らない方がいい ・・・心の中では期待してた。何もしてないって・・・ 執事さんは理想のままでいてほしい、そう思ってた。今まで聞いてきたよ、色んな子とエッチしたのは。 私も許してるつもりだった。執事さんが自分からしたんじゃないなら・・・まだ許せるから。 お願い執事さん、してないって言って。いいよ、嘘だっていいんだから。ねえ・・・ 「・・・はい。僕は、雅お嬢様と・・・いかがわしい行為をしました」 ・・・・・・・・・・・・そう。そうなんだ、やっぱり。これが現実だよね、結局はさ・・・ 我儘だったんだ。 好きな人は自分の思うままの姿でいてほしいっていう気持ち。 執事さんは悪くないもん。私が・・・つまんない意地張ってるからなんだ。 私は醜いね。見ないで執事さん、お願い。もう見ないで!! 「愛理お嬢様?!どちらに行かれるのですか!」 ・・・知らない。 どこか、執事さんの目の届かないところ。 いつも私を見ててほしい、そう思ってた。その気持ちが正反対になっちゃったよ 1 執事さんを振り切って門をくぐる 2 ・・・逃げても執事さんとは仲良くなれない 3 あっ池、落ちちゃう、いやあああ! 私はいますごく惨めだった。 見られたくない、もう執事さんを振り回したくない。 だから・・・お願い、私に近寄らないで。執事さん、もう・・・来ないでよぉ・・・ 「危ないです愛理お嬢様!!そっちは・・・!!」 近寄らないでってば、お願い。私なんて貴方に相応しくないんだから。 私・・・なんて・・・ずるくて、我儘で、臆病で、執事さんがいなくちゃ何もできない。 本当は足が治ったのだって私の力なんかじゃない。一人なら今でもきっと車椅子だったはず 「・・・えっ?!」 急に足場がなくなったと思ったら、緑色の地面が青い色に変わった。こ、これって 「きゃああああ?!」 池だ。そうだ・・・お屋敷には池があったんだ。まさか忘れてたなんて・・・ このままじゃ落ちちゃうよ。でも・・・もう助からないよね。勢いがついた足がすぐ止められるはずない。 もう・・・いい、どうでもいいんだ そのまま落ちると思ったら、体を後ろにひっぱられた。こんなに強く・・・! 「はぁ・・・はぁ・・・」 「・・・し、執事さん?!」 「良かった。間に合いましたね、はぁ」 どうして、なんで私を助けるの。落ちれば良かったのよ。私みたいな・・・ 「ご、ごめんなさい。強く引っ張ってしまいました」 「・・・・・・・・・」 でも、嬉しかった。 私のそばには執事さんがいるって、そう思った。 ・・・でも執事さんは私だけのものにはなれない。みんなに平等でなくちゃいけない。 それでも・・・時々・・・ 「あ、愛理お嬢様?!だだ大丈夫ですか?!」 「うう・・・無理、泣き止みそうにないよぉ」 「まだ膝が痛むのですか?!大変です、今すぐ医務室に!」 1 うん、医務室で二人になろうか 2 ここで二人になりたい 3 ・・・一緒に池に落ちてみようか 「待って、ここにいたい」 「しかしお怪我が!」 私は執事さんに体を向けた。今ならちゃんと言える気がする。 「私は・・・執事さんといたい・・・」 「あ、愛理お嬢様・・・?!」 今度は私から執事さんの体を抱き締めた。男の人にしてはちょっと細いね。 「ここにいたいの」 「あの・・・お顔が近いですよ////」 もっと早くこうできれば良かったんだ。私ってば本当まだまだ子供なんだね。 「ここなら誰もいないから・・・こうしていたいの」 「愛理お嬢様・・・」 ・・・お屋敷の執事さんは一人のお嬢様だけに目を向けちゃいけない。 これは執事さん達の決まりごとらしい。分け隔てなくお嬢様みんなに接しなくちゃいけない。 当たり前の事かもしれないけど、でも・・・今は二人でいたい。こ、これからも・・・ 1 キスして・・・私からじゃなくて執事さんから 2 私からキスしちゃえ 3 ・・・誰かいるでしょ?隠れてないで出てきなさい 「キスして。執事さん」 「・・・き・・・キス・・・ですか?」 「お願い・・・私にキスして」 私からじゃなくて執事さんからしてほしいの。そうしてほしい。私は我儘だから・・・ 「わかりました」 私を抱く手に力が入った。な、なんだか緊張しちゃうよ。 あ・・・唇が・・・んん、あ・・・っ 執事さん・・・舌が渇いてるみたい。私も・・・同じだけどね。さっきから走りっぱなしだし 「んぅっ!」 「びっくりした?ケッケッケッ」 「は、はい、予測できませんでした」 舌をちょっと噛んじゃった。普通にするより面白いでしょ? 「・・・ごめんね。また冷たくなっちゃって」 「いいえ。僕の方こそごめんなさい。貴女以外にも体を重ねてしまうなんて」 ・・・いいの。そんなの、考えなくてもいい・・・ だからお願い。 もう少し私だけの貴方でいてほしい。我儘でいいから・・・ ・・・好きだよ、執事さん
(執事)<おはようございますお嬢様方 ノノl*∂_∂'ル<・・・ リl|*´∀`l|<ほほう・・・ ノノl∂_∂'ル<な、なによ リl|*´∀`l|<・・・なるほど。あの体位がはじめてか。んでしてる時に愛の告白か、やるわねぇ雅ちゃん Σノノl;∂_∂'ル リl|*´∀`l|<あの肉棒青年、とちゅうため口だね ノノl;∂_∂'ル<もういい!! 州*‘ -‘リ<みや・・・ ル*’ー’リ<へぇーみやもオトナになったんですねぇ…ウフフ 从*´∇`)<ため口うらやましいもんに〜♪ 川*^∇^)||<みんなでエンジョーイ♪ ノノl#∂д∂'ル<やめろってば!! 从;゚ー゚从川;´・_・リ<・・・・・・ ノノl*∂_∂'ル<ジミー君・・・ ノノl*//Д//'ル<べっ!別にあんなヘンタイ執事なんかとやり急いだワケじゃないから!流れだから!