・・・遅くなっちゃった。執事さん、さっきいきなりいなくなってどこに行っちゃったんだろ。
みんな騒ぎすぎだよ。チョコだらけになって走り回って・・・
おかげで私たちはみんな他の執事さんやメイドさんにごめんなさいって言わなきゃいけなくなっちゃった。
悪いことしたら謝るのは当たり前だけど、謝る様な事をしちゃったのは私たちだから・・・
 
もうすぐバレンタインじゃなくなっちゃう。あと少しで0時になっちゃうよ。
どうしても日付が変わる前に執事さんにチョコを渡したい。
い・・・いまならもう部屋に戻ってるかな。いないかもしれないけど・・・
 
それにしても執事さん、最近ちょっとエッチすぎるよ。
あんな人になっちゃうなんて・・・優しい人だって思ってたのに
なんて・・・私も自分で言うのもあれだけど、結構エッチだと思う////
だ、だってこないだ、お料理の勉強するはずなのにキッチンの野菜使って・・・////
 
もうやめよう。今はチョコのこと考えなきゃ
 
 
1 もう遅いからやっぱり明日の朝渡そうかな
2 ・・・行こう、誰も起こさない様にそっと
3 ドアを開けたら誰かを見つけた。あ、あれってもしかしてみや・・・? 



こんな時間にいったら驚かせちゃうかな・・・ごめんなさい、やっぱり日付が変わる前に渡したい。執事さん・・・
 
「・・・み、みや?」
「愛理!ど・・・どしたの?こんな時間に」
部屋を出たらみやがいた。私に会いに来たのかなと思ったけど、後ろむいてたから違うかな。
「・・・・・・執事さんにチョコ渡そうと思って」
「そ・・・!そう、なんだ・・・」
・・・みや、いまなんか変な顔したよ。どうかしたのかな。
あれ・・・そういえば、さっきみやもいなかった様な・・・私の気のせいかな。執事さんもいなかったよね。ま、まさか・・・そんな・・・
そんなはずないよ。わ、私ってば変なこと考えてる。執事さんじゃなくて私の方がエッチだよ////
「みやはどうしたの?寝れないの」
「・・・う・・・うん・・・」
 
 
・・・・・・!
い・・・いま・・・なんか、嗅いだ事のある匂いがした・・・
これって・・・まさか・・・執事さんの・・・
 
 
1 そんなわけないよ。早く渡さなくちゃ
2 みやに聞いてみようかな・・・き、聞かない方がいいかもしれないけど
3 なんだか泣きそう・・・ 



な、泣いちゃだめ、止まらなくなる。泣きそうだけど・・・でも泣かない。
「愛理、なんか具合悪そうだよ。大丈夫・・・?」
「大丈夫・・・心配しないで」
「ほんとに?なんか顔が赤いよ・・・」
大丈夫だって。お願い、私の顔を見ないで。見ないでみや!
 
私はみやをふりきって執事さんの部屋の前にいた。
そんなに長い距離じゃないけどどこをどうやって走ってきたのか分からない。
「執事さん・・・起きてる?」
ノックをしてみた。まだ起きてるよね
だけど返事は無かった。いつもならまだこの時間は起きてるはずなに。
「ねぇ執事さん、入ってもいい?ねぇ・・・」
どうして返事してくれないの。執事さん、私の声を聞いて。
 
 
1 起きるまでノックする
2 やっぱり明日にした方がいいよね
3 ・・・あれ?鍵、開いてる、どうして 



「・・・?!」
開いてないだろうと思いながらドアノブに手をかけたら、緩かった。
まさか開いてるの?鍵もかけないで・・・どうしたの執事さん。
 
「・・・・・・やっぱり」
もう寝てるよね。当たり前か。起こすのもかわいそうだしやっぱり明日・・・
「・・・・・・?!」
こ、この匂い・・・これ嗅いだ事ある。これって・・・み、みやの・・・いやそんなはずは
でも・・・知ってる。この匂いは香水の匂い、みやが時々つけてるやつだ。
 
机には箱が置いてあった。なんか、ボクサーの人が使う様なグローブが入ってたけど、長いバネでつながってた。
これ・・・みやの部屋で見たことある。いたずらするための物って言ってた。
そして・・・中にはもうひとつ別の物が、チョコが入ってた。みや・・・もう執事さんに・・・
チョコ、渡しちゃったんだ。そ、そしてたぶん、し、執事さんと・・・
 
知りたくなかった。知らなければよかったかもしれない
 
 
1 貴方になんかチョコはあげない、もう・・・知らない!
2 チョコを机に置いて部屋を出よう。早く戻りたい
3 ・・・悪い執事さんには¨お仕置き¨が必要だよね。お尻を出しなさい!! 



この気持ちは私の我儘だって・・・わかってるつもり。
でも・・・ごめんなさい。やっぱり他の子と仲良くなるのを見るのはつらい。
 
・・・嫌いになっちゃうから。貴方なんてもう・・・知らないって言ってやる。
こんなのただの我儘だよね。私・・・勝手すぎる。執事さんをエッチにさせたのは私かもしれないのに・・・
 
気持ちよさそうに寝ている執事さんの顔を見つめて、私は持っていた箱をそのまま部屋に持ち帰った。
みやは・・・もういなかった。たぶん部屋に戻ったんだろう。
 
 
・・・・・・眠れない。
明日私はどんな顔をして執事さんに会えばいいんだろう。
でももしかしたら私の早とちりかもしれない。そう思いたかった
 
でもあの匂いは・・・だめだ、考えれば考えるほどわからなくなってくるよ
 
 
なんだかうまくいかない時ってあるのかな・・・
私はやっぱりただの我儘なのかな。自分とだけエッチするのは良くて、他の子はだめなんて。
 
私と本当に執事さんの事を大事に想ってるのかわからなくなってきた。
でも執事さんも・・・私を大事に想ってるのかな?
 
 
もしかしたら・・・本当は・・・優しいふりをしてるだけだったら・・・
 
そんなはずないよ。だって、私の足のことを心配してくれてたんだもん。
今だって気遣ってくれてるし、優しくないなんてあり得ないよ。
 
自分にとって都合の悪い行動をするから優しくないって思うなんて・・・
もうわかんないよ、頭がもやもやしてきた。今日は寝よう。
 
本当の顔なんて誰にも分からないかもしれないんだから・・・ 


ノノl∂_∂'ル<・・・こっちの人もスケベだけど優しいのね   ノノl∂_∂'ル<少しは見習ってほしいわ   (*マネ)<雅ちゃんにチョコバナナで逆チョコだよ     ノノl#∂Д∂'ル<この獣!!今年はチョコ抜きよ!!     (;マネ)<こっ怖い・・・バナナがらっきょうになっちゃった ノk|*‘ρ‘)<舞美ちゃんの汗の雨が降ります様に・・・ リl|*´∀`l|<どんどんお腹が大きくなってくるんだよ