早貴お嬢様のお誕生日より少し遡って・・・あの日は節分でした
年間の行事のひとつでこの日は男性達みんなが鬼に扮し、それに向かって女性が豆を投げる決まりとのこと。
 
執事達はみな鬼のお面を被っています。
そして、メイドさんやコックさん、お嬢様方が投げつける豆から必死に逃げ惑っているのですが・・・
 
痛いです。皆さん、笑顔ですが本気でぶつけてきます。
特にお嬢様方は容赦無く僕にねらいを絞って・・・
「執事さん逃げちゃだめ〜」
「ウフフフフフ♪いっぱいあてちゃいますよぅ♪」
C館よりB館のお嬢様の方が容赦ありません。スーツを着ているのに痛いです。
顔はお面のおかげでそれほど痛くはありませんがそこ以外の全身がもう・・・!
このままでは怪我をしてしまいそうです。なんとかしなくてはなりません
 
 
1 泣き真似をすれば茉麻お嬢様は手加減なさってくださるはず
2 ここは逃げましょう
3 あっ何をなさるのです雅お嬢様!お面を返してください! 



「も、もう勘弁してくださいみなさん!痛いですよ」
泣き真似をすればきっとお優しいお嬢様は手加減なさってくださるはずです。
しかし泣き真似をするつもりでしたがちょっと泣いていました。
だって・・・痛いですから。それにこう寄ってたかって豆をぶつけられては違う意味でも泣いてしまいそうでした。
 
「し、執事さん・・・」
茉麻お嬢様は豆を投げる手が止まりました。心優しいお方です。感謝いたします・・・
「ねえみんな、執事さんが泣いてるわ」
「本当に〜?あ、お面から涙流してる。ごめん」
「ちょっとやりすぎちゃったかな・・・」
なんとか豆の散弾を浴びなくてすむかと思いきや、あのお嬢様の一言でそうはいかなくなりそうでした。
「嘘だぁ。あれたぶん嘘泣きだよ。執事さん嘘つくのうまくなったみたい」
み、雅お嬢様、なんということをおっしゃるのですか!確かにしようとしましたが・・・
この涙は本物です。特に貴女が原因で流れた涙なのです
「じゃあ許さないゆ!執事さん、ずっと私をほったらかしにしてぇ!」
「痛いです梨沙子お嬢様!」
「ウフフフフフ♪もぉも許さないですからねぇ」
も、桃子お嬢様、そこは当ててはならない場所・・・はうっ
雅お嬢様の一言で余計に激しくなってしまいました。
 
 
1 やりすぎですよ。こうなれば雅お嬢様を躾しなくては、お尻叩きです!
2 C館のお嬢様も悪乗りなさってきました
3 あわわわコックさんまで・・・助けてください! 



「そっち面白そうじゃん。見つけたよ、お兄ちゃん♪とかいって!」
はっ、え、えりかお嬢様?!まずいです、こちらに向かって・・・!
「執事さんやっと見つけた!B館の子と遊んでばっかなんて」
「きっとひつじさん、お面の下でにやけてるよ。いじめられると興奮するから」
あわわわわ、千聖お嬢様、舞お嬢様!まずいです・・・!
「執事さんみーつけた!ガーッといくよ!」
「キュフフフフ、執事さんの泣き叫ぶ姿、キュフフフフ、キュフフフフ」
「執事さんの嫌がる顔・・・ハァハァしたいかんな」
「ケッケッケッ。執事さん覚悟しなさい。いつもの私とは違うわよケッケッケッ」
お、お嬢様が勢揃いです。
バケツに豆を集めて集中放火なさるおつもりでしょうか
 
「「覚悟〜〜〜!!」」
 
「おやめください・・・アッー?!」
まるでどしゃ降りの様に豆が降り注いできてもはや逃げる事もできませんでした。
 
なんでこんな目に会うのですか。いったい僕が何をしたというのでしょう・・・?
 
 
1 ・・・仕方ありません。一番悪乗りなさったお嬢様を後でお仕置きしますからね
2 恵方巻きが置いてあるのでこれに目を向けさせれば皆さんやめるかもしれません
3 その時¨私も遊んでいい?¨とまさに悪魔の囁きが 



このままでは蜂の巣です、痛いっ!ここで倒れるわけにはまいりません。
「あ、あれは・・・?!」
ふとテーブルを見ると、そこにはコックさん特製の恵方巻きが山盛りになった皿が置かれていました。
お嬢様方は食事をなさるのがお好きです、あれは使えるかもしれません。
「皆様あそこに恵方巻きがございます。そろそろお食事にしませんか?」
「あっ本当だ。わぁ〜〜美味しそう♪」
「待ってよ千聖ぉ。舞も食べたい〜」
千聖お嬢様と舞お嬢様が真っ先に走っていったのを皮切りに、他のお嬢様も豆を投げるのをやめて恵方巻きを召し上がり始めました
 
・・・ごく一部をのぞいては。
 
「このっ!このっ!」
 
本当にただ一人のお嬢様をのぞいては・・・
 
「いい加減になさってください雅お嬢様・・・あうっ!」
もはや豆ではなく、どこから見つけてきたのか木の実や小石を投げつけていました。
「あんたみたいな奴はケガしちゃえばいいのよ!」
 
 
1 どうして貴女は僕に手厳しいのですか
2 恵方巻きを運ぶ
3 とりつくしまがありません。無視しましょう 



お嬢様達は皆僕に優しく接してくださいます。
中には時折悪戯をなさる方もいらっしゃいますが、基本的には優しいです。
 
しかし雅お嬢様はあまり笑っていただけません。
以前よりはお話してくださる様にはなりましたが、それでもちょっと冷たいです。
「なぜ貴女は僕に手厳しいのですか?」
「冷たくないよ。ちょっと悪戯してるだけ」
人の顔面に物を投げ付けるのが優しさなのですか。
・・・どうやら、貴女も¨躾¨をしなくてはならないのかもしれませんね。
 
人に向かってそんな行為をするのは決して正しい事ではありません。
節分の行事で鬼に扮するのではなく、本物の¨鬼¨にならなくてはならない・・・
 
ですが、あの雅お嬢様は果たしていうことを聞いてくださるでしょうか?
素直に聞いていただければよいのですが、そう簡単にはいかないかもしれませんね。
 
 
1 誰もいない部屋にお連れして¨躾¨をします
2 お面を取り視線で戒める
3 ここではまだ何もせず、夜になったらお呼びだしいたしましょう 



ここではやめておきましょう。夜になるのを待って・・・
「鬼は〜〜外!鬼は〜〜外!外!」
いけませんよ、人にそんなに物をぶつけては。雅お嬢様、いい加減になさってください。
・・・いけない、いつもより少し苛立っている気がします。冷静にならなくては・・・
 
 
夕食も終わり、そして入浴も終わりました。就寝の時刻までまだ少しあります。
「いる?」
ドアの向こうから雅お嬢様の声が聞こえました。
「はい、ただいま開けます」
ドアを開けると不機嫌そうなお顔の雅お嬢様が。
「ったく、わざわざ呼び出すなんて。なんか用?」
「はい。どうぞこちらへ」
椅子に座っていただき、僕は立ったまま話を始めました。
「昼間の事でお話があります。雅お嬢様、いくら行事と言っても人にあんなに物をぶつけてはいけませんよ」
「あ〜〜やだ〜、説教なんて聞きたくない〜」
早くも不貞腐れていらっしゃる雅お嬢様。だめです、まだ話は始まったばかりですよ
「うっさいなぁ〜。もう部屋に帰っていい?あんたの説教なんて聞きたくないから」
なんですかその態度は。人の話を聞く態度ではありませんね
 
 
1 思わず雅お嬢様の頬を叩いてしまいました
2 「眠いからこっちに座るね」と雅お嬢様がベッドに・・・あわわわ////
3 すると別のお嬢様が入ってきて・・・(希望するお嬢様を書いてください) 



「ふああああ・・・」
「雅お嬢様!人の話を聞いている時に欠伸など」
「眠いからこっちに座るね。いいでしょ?」
み、雅お嬢様、そちらはベッドですよ!いけませんそんな場所に座っては!
「あっ、いいベッドじゃん。お嬢様と同じベッドで寝てるなんて生意気ね」
なぜそんなに笑顔なのですか。そ、そんなところに座って・・・
 
 
「はぁ〜〜い♪執事さん、ひっさびさによばいにきたわよぉ!」
「はうっ?!え、え、えりかお嬢様?!」
ドアが吹っ飛んだかと思ったらあのえりかお嬢様が・・・真っ黒い下着姿で・・・!
「前はよくよばいしてたけど、最近はご無沙汰だったからね。いっぱい愛してほし・・・あら?」
ようやく雅お嬢様の存在に気付いたえりかお嬢様。
「何してんの雅ちゃん、こんなところで」
「え、えりかちゃんこそなんなのよ?!何その格好、久々に見たけど」
よりにもよってなんという時に・・・貴女という人は!
「ねえ、どういう事よ?あんたまさかいつもしてるんじゃないでしょうねこういう事」
 
み、みや、雅お嬢様、お顔が怖いですよ。まるで鬼の様な・・・
 
 
1 リl|*´∀`l|<私が説明するんだよ執事さん♪
2 おねがいえりか!出てって!早く!!
3 ノノl#∂Д∂'ル<この変態!!あんたなんか大っ嫌い!! 



どう切り出したらいいのか迷っていると、雅お嬢様が立ち上がって・・・
「この変態!!あんたなんか大っ嫌い!!」
「痛いです雅お嬢様、お待ちください!」
僕の顔面に右フックを決め込みそのまま部屋を飛び出そうとした雅お嬢様。
 
「ちょっと待って雅ちゃん。私の話を聞いてほしいな」
「どいてよ!私こんな所にいたくない!」
「いいから話を聞きなさい。そこにお座り」
え、えりかお嬢様・・・ありがとうございます。おかげで雅お嬢様は少し落ち着いてくださった様です。
 
「雅ちゃんも知ってるでしょ?執事さんは断れない性格だから、迫られるとやっちゃうの。前は毎晩誘ってたんだよ」
「それおかしいよ!執事のくせにお嬢様と、そういう事するなんて!」
「そう?私は変だと思わないな。いけない事じゃないと思う」
「・・・・・・・・・」
「だって執事さんが好きだから。だから、するの。した後は必ず幸せな気持ちになれるんだ」
「・・・わかんない。私にはそういう気持ち・・・」
 
雅お嬢様はまだ納得できていないみたいですね・・・
 
 
1 リl|*´∀`l|<じゃあ見てて、いまから執事さんとおセックスするからね
2 ノノl∂_∂'ル<・・・部屋に帰るわ
3 リl|*´∀`l|<おセックス、まではいかなくても試しに執事さんと抱き合ってみたら?雅ちゃん 



「そうだ。雅ちゃん、抱き合ってみたら?」
「はっ?!!ななななんでよ!どうしてよ!なんで?!」
「変な意味じゃなくて体を触れ合ってみるの。雅ちゃん普段から執事さんに冷たいから、もっと執事さんの事をわかってほしいな」
えりかお嬢様が真剣に雅お嬢様を説得しています。あまりこういうえりかお嬢様は見たことがありません・・・
 
「誰でも好き嫌いはあるから好きになれないかもしれないけど、でも・・・拒んでばかりじゃだめだと思うな」
「わ・・・わかったわよ。だ、抱き合ってみるから・・・」
 
本気ですか雅お嬢様?!まさかこの様な形で貴女と抱擁する事になろうとは
「早くしてよ。ほ、ほらっ」
よろしいのですか?雅お嬢様、いきますよ。み、雅お嬢様!!
 
「きゃっ?!」
・・・こんなに華奢だったのですか。雅お嬢様のお体。回した腕に思わず力が入ってしまいそうです。
「ご、ごめんなさい、痛かったですか?」
「・・・・・・なんでもない////」
恥じらいを隠せないその赤いお顔が、かわいらしいですよ。
ああ・・・雅お嬢様、いい匂いがいたします。
 
 
1 うっかりお尻を触ってしまいアッパーが顎に突き刺さり・・・
2 ノノl*∂_∂'ル<も、もうちょっとだけこうしててもいいよ
3 「やだぁ恥ずかしい!」と雅お嬢様が逃げ出してしまいました 



「あ、あのさあ、執事さん・・・」
「はい?!なっなんでございますか雅お嬢様」
声が上ずってしまった。お、落ち着かなくては。しかし雅お嬢様本当に芳しい香りだ・・・
「もうちょっとだけこうしててもいいよ・・・////」
「本当ですか?!」
「なに喜んでんの執事さん、やらし〜。一応私もいるんだから・・・もう、押さえてよね」
すみませんえりかお嬢様・・・すっかり忘れそうになってしまいましたよ。
 
「私もお人好しだなぁ。ライバルの心配しちゃって」
えりかお嬢様がぽつりと何かつぶやきましたがよく聞き取れませんでした。
「あ、あの、執事さん。い、いままで、冷たくして、ごめん・・・////」
雅お嬢様も何かおっしゃいましたがよく聞き取れませんでした。
だって、もう先程から耳が熱くてたまらないのです。興奮すると耳が遠くなるなんて・・・
 
 
「もう無理!これ以上はホント無理!!」
雅お嬢様はぱっと僕から跳ねる様に離れて、そのまま逃げる様に部屋から出てしまいました。
「雅お嬢様お待ちください!」
「大丈夫だよ執事さん。今日はもう何もしない方がいいよ」
こ、今度はえりかお嬢様が僕に抱きついてきました・・・////
「やるじゃん執事さん。ハグしただけであの雅ちゃんをデレさせちゃうなんて」
「そ、そうですね、あはは・・・って何を、アッー?!」
 
待ってくださいえりかお嬢様!どうしてベッドに、ひぃいい。
「お昼に恵方巻きをいっぱい食べたよ。今度は執事さんの恵方巻きをいただきまぁす♪」
 
結局こうなるのですか・・・
あっあっ、えりかお嬢様、激しいですぅうう!
 
 
リl|*´∀`l|<恵方巻きかと思ったら鬼の金棒だったんだよ♪
 
 
お屋敷に来て最初の節分が過ぎようとしています。
今日は色々な意味でお嬢様にやられっぱなしでした・・・ 


从*・ゥ・从<執事さ〜ん、今日は私を独占してっ!離さないよ〜…とか言って (o・v・)<絶対に阻止でしゅ!執事さんは私とずぅ〜っと「愛」について語り合うんだから! 从*・ゥ・从<執事さん大好き!!   (;執事)<うわあああおやめください舞美お嬢様!   (o*・v・)<まいもだいすきでしゅ!!   (;執事)<なぜ二人とも僕を脱がすのですか?!     从*・ゥ・从<おとなしくしないとぶつわよ!! (o*・v・)<かんねんするでしゅ!!   (;執事)<ひぃいん・・・ 从*・ゥ・从<執事さんの角おっきいね   (o*・v・)<ゆびではじいちゃうでしゅよ     (*執事)<あ・・・ん・・・   从*・ゥ・从<執事さん、え、エッチしようよ (o*・v・)<まいもしたいでしゅひつじさん       (*執事)<あぅぅ舞美お嬢様、舞お嬢様、いけません、はぁ・・・はぁ・・・ZZZ・・・     从*´∇`)<うにゃ〜。ペロペロ♪   リl|*´∀`l|<寝坊しちゃう執事さんにはお仕置きなんだよ   (o*・v・)<あんなかおして、どんなゆめみてるんでしゅかね     从;・ゥ・从<・・・・・・ http://maimi.hello.tc/up/images/maimie6085.jpg   ノソ*^ o゚)<執事さん♪ 从・ゥ・从<誕生日?ああ私のだっけ     (o;・v・)<舞美ちゃんぼけすぎでしゅよ