「おには〜そと!ふくは〜うち!」 「こら梨沙子!いいかげんにしろ!」 「おには〜そと!ふくは〜うち!」 こ、こらっ、岡井まで豆をぶつけて・・・こないだまで控えめだと思ってたのに。 「おにたいじ完了!遊びにいこう千聖」「待ってよ梨沙子ちゃ〜ん。あ、先生、またね」 梨沙子に比べたらまだ豆をぶつけた数は少なかったが、それでもやりすぎじゃないか? まったく災難だな、今日は朝から梅田や嗣永、徳永に豆をぶつけられて・・・ あいつら許さん。いつもいつも俺をおもちゃにしやがって。 そういや昔から体がでかいせいか節分には鬼の役をやらされてたな。 ずっと豆をぶつけられてきたから節分はあまり好きじゃない。 もう今日はさっさと帰って寝てしまおう。毎年この日は憂鬱だぜ・・・ 「先生っ」 靴を下駄箱から出したところで声をかけられた。 「おお、清水か。今から帰るのか?」 「ハイ。あ、あのぉ・・・」 何か言いたそうだな。顔を少し赤くして見つめてくる。 1 どうしたんだ? 2 少し話をして帰ろう。あまり気分が良くない 3 はっ!嗣永、梅田、徳永、悪い三連星がいる! 何かあったんだろうか。 「どうしたんだ?」 「あ、あの、今日は節分デスよね」 ・・・まさか豆をぶつけさせてくださいとか言わないよな。清水に限って無いとは思うが・・・ 「だから、一緒に・・・え、恵方巻きを食べてほしいんデス!」 へっ?え・・・恵方巻き?恵方巻きってあれか。 「なんだそんな事か。ヒヤヒヤしたぞ」 「??」 「さっき教室で嗣永、梅田達が豆を俺に投げてただろ。だから清水もそうしたいのかと思って」 「そんな事しないデスよ////」 安心するぜ、本当に。清水は控え目で驚かされないからな。 でも・・・意外と積極的かな。いままで結構清水から誘ってきたりしたからな 「じゃあいこうか清水、恵方巻きを買いにな」 1 近くのコンビニへいくか 2 スーパーに行ってみよう 3 「わ、私が作りマス」と清水が言い出した 「わ、私が作りマス」 買いにいこうとしたら清水が意外な事を口にした。 「え・・・買わなくていいのか?清水が作るのか」 「ハイ!がんばって作りマス」 へぇ〜作れるのか。のり巻きは意外と難しいから大丈夫かな。 「じゃあ俺の家に来ないか。そこで作ろう」 「は、ハイ////」 また顔を赤くしてる。この表情本当似合うな清水は。 近くのスーパーで具材を買い込み、家に着いた。 「おじゃましマスっ」 「どうぞ。ちょっとだけ散らかってるが」 「・・・ちょっとだけ」 散らばる服やゴミを見てくすくす笑っている。そうだよ、ちょっとだけなんだよ・・・ 「じゃあ作りマスね。台所借りますから」 「ああ、楽しみにしてるよ」 1 ちょっと手伝おうかな 2 いや、見てよう。清水のがんばる姿が見たい 3 いきなり清水が指を切ってしまった ただ見ているのも退屈だ、ちょっと手伝おうかな。 「あっ大丈夫デスよ先生。私が作りマスから」 「清水は普段料理するのか?」 「・・・・・・私、本番には強いんデス」 な、なんだ今の間は。それにその濁した答え方、普段はしてないんだな。 心配だ。なにが起きても大丈夫な様にすぐ近くにいなくては。 「あの、エプロン借りていいデスか?」 清水はかけてあったエプロンをつけた。そのエプロン、梨沙子がうちで料理する時の・・・ 俺はちょっと心が痛んだ。梨沙子に悪いことをしてしまった様な気がしたから・・・ 「に、似合いマスか?」 「ちょっと大きいかな。清水には」 「ひど〜い、ちっちゃいの気にしてるんデスよ」 少し眉をしかめた表情に思わずどきっとしてしまった。いつも恥ずかしそうな顔ばかりだから、不意を突かれた。 「ごめん」 「先生の半分しかないんデスから」 「おいおい」 さらっと冗談を言って少し舌を出す顔にまたどきっとしてしまった。 し、清水、お前・・・どきどきさせすぎだぞ。 1 意外と様になってるな、包丁捌きが 2 具の仕込みをしてやるか。一人じゃ大変だ 3 清水が指を切ってしまった。大変だ、血を止めなくちゃ ちょっとテンション高いな清水。顔は・・・ちょっと赤い。やっぱり照れてるのかな 「痛い?!」 「どうした清水・・・!」 し、清水の指先から赤いものが流れてきた。あれは血だな 「大変だ、傷口からバイ菌が入ったら化膿しちまう」 「大丈夫デス。ちょっとよそ見しちゃっただけデスから」 「無理はするな。清水、ちょっと指を貸してくれ」 目の前で生徒がケガをしてしまい少し動揺していたのかもしれない。 「・・・あッ・・・////」 清水が切ってしまった左の人差し指を口にくわえて、血を吸い取った。 「先生、いいデス、く・・・くすぐったいデスぅ////」 「もう少しだけ我慢しててくれ。いま消毒する」 し、清水の指、ちっちゃくて、細くて・・・かわいいな。指までかわいいんだなぁ 馬鹿!何を考えてんだ、早く消毒液と絆創膏を・・・ 「ごめんなサイ・・・」 「気にするな。それよりもう傷まないか?」 「は、ハイ、ちょっと切っちゃっただけデスから」 清水の怪我が心配なのであとは俺がやることにした。 残念そうだったが清水はそれを承諾してくれた。 恵方巻きは具を七つ使うと縁起がいいらしい。ちょっと手間をかけた方が旨くできるよな 「わ、私が巻きマス。これくらいはやらせてクダサイ」 清水はずっと見ていたが巻く時になって手伝いを申し出た。 そうだな、巻くのなら危なくないから大丈夫だろう。 「そうか。じゃあお願いするよ」 「ハイ!」 清水はそのちっちゃな手でご飯と具が乗った海苔を巻き始めた。 これは意外と難しいんだが・・・おお、なかなか筋がいいな。 「んしょ、んしょっ」 ゆっくりだが確実に出来上がっていく恵方巻き。 懸命に巻いていく清水を見ているとなんだかまたどきどきしてきた・・・ 「できまシタ!」 「おお〜〜きれいだな。さすがだな清水」 「ほ、本番には強いデスから////」 顔を真っ赤にしていたがとても嬉しそうだった。 ・・・か、かわいいぞ、清水。思わず抱き締めそうになったが踏みとどまらなくては。 1 清水のくわえる顔を見てみたい・・・ 2 俺からかぶりつこうか 3 清水、なんで泣いてるんだ? 「恵方を向いて食べるから恵方巻きって呼ばれてんだって」 「その恵方は干支によって決まるから毎年違うんデスよね」 へえ・・・そこまでは知らなかった。さすが清水は博識だな。 「いただきマ〜〜ス♪」 はむ、と恵方巻きにかぶりつく清水。 ちっちゃな口いっぱいにほおばってるその姿を見て、今度は違う意味でどきっとした。 し、し、清水が、あの清水がそんな大きなものを・・・はむはむしてる! そういやこの恵方巻きの太さ、よく見たら俺と同じくらい・・・ はぁ・・・また考えてるぜこんなばかな事を。清水がもし知ったら怒るだろうな。 「ん〜〜〜、おいひぃ♪」 卑猥だ、なんと卑猥な言葉を口にするんだ! 「でも私にはちょっとおっきいデス・・・」 口から抜いて手で口を押さえながら言う姿はもう卑猥としか言い様がなかった。 ・・・せ、節分の日にまさかこんな体験ができるだなんて思わなかったぜ。 1 大丈夫か?お茶飲むか 2 もっとくわえる顔を見てしまおう 3 これ以上見たら変なことしそうだ、清水を帰してやるか 「大丈夫か?お茶あるぞ」 「けほっ、ゴメンナサイ先生」 あわててお茶を流し込んだせいか口からちょっと垂らしてしまった清水。 お、おい、むせて涙目で顔が赤くて口から液体が垂れて・・・ ・・・そういう目で見てしまうのが悲しいな。清水は真面目な生徒なのに・・・ すっかり暗くなってしまったので送ろうかと言ったが大丈夫デスと言われた。 「あの、先生、今日はありがとうございました。楽しかったデス!」 「俺もだ。いままで節分はろくな目に会わなかったけど、清水のおかげで好きになれそうだ」 「・・・先生、ちょっと目を閉じてくれませんか?」 なんだろ?ちょっと気になったが生徒の頼みだ。よし ・・・・・・ちゅっ 「先生!ありがとうございました。また明日っ////」 ほ、ほっぺにやわらかい感触が・・・いまのはまさか 「清水、気を付けてな」 もういっちまった。早足だな・・・清水。 ・・・さっき清水に言ったが節分にこんなうれしい体験ができるなんて。 ほんと今まで節分はろくな目に会わなかったけど、初めて・・・いい思い出になりそうだ。 清水とは・・・もっと深い関係になれそうな気がする。 変な意味じゃなくて・・・いや、変な意味なのか・・・? まだあったかいぜ。清水の唇が触れた頬が
从・ゥ・从<ガーッ!! (;執事)<お、お嬢様...早すぎます 壁|´・ v ・)<あっ…執事さんが… 州;´っ v ・) ル*’‐’リ<執事さんは愛理ちゃんに任せて… ル*’∀’リ<せんせぇの方はぁ最期までもぅと1つ同じ屋根の下ですぅ ad*’∀’リ<誰にも阻止って言わせないんだからぁ <阻止だゆぅ! 从o゚ー゚从<二人が争ってる間に私が… ノk|‘−‘)<阻止!!!! _∂'ル<・・・ 州*´ -`リ<一ヶ月干されてるゆー