立て続けにお嬢様達とのいかがわしい行為を重ねてしまいました
なぜか今までお屋敷の人にはそれがばれてはいませんが、やはり何となくお屋敷には居づらいです・・・


「ふう・・・・・・」
ちょうど学校が終わる時間だ。お嬢様をお迎えしなくては。それにちょうど外に出たかったところだし、お屋敷から出よう。
以前愛理お嬢様と佐紀お嬢様からお電話があり直接学校にお迎えに参った事がありました。
・・・電話がこないかな。こんなことを願うのは良くないけれど、今は外の空気を吸いたい気分だ


そんなことを考えていると電話が鳴った。なんというタイミングだろう
えと・・・この番号はあのお嬢様ではないですか


1 ノソ*^ o゚)<迎えに来てキュフフフ♪
2 从*゚ー゚从<し、し、執事さん!いますぐ会いたい!
3 川*´・_・リ<学校に来てほしいんだけど・・・
4 1〜3以外で希望するお嬢様を書いてください 



この番号は佐紀お嬢様ではないですか。
確かお誕生日にも同じ事がありましたね。あの時は帰る途中に指輪を・・・


『もしもし?執事さんいま大丈夫かな』
「はい、どうかなさいましたか佐紀お嬢様」
『うん・・・あのね、また学校に来てほしいんだけど・・・』
「はい、すぐに参ります!」
『・・・待ってるから』
ちょうどお屋敷から出たかったところ・・・あ、いえ、お嬢様からのお願いとあらばすぐに!


学校でのお嬢様はいつもお屋敷でお会いするのとは違う雰囲気で新鮮です。
僕は急いで学校に向かいました。ちょっと・・・急ぎすぎましたかね、走りすぎて・・・息があがる・・・

佐紀お嬢様はどちらにいらっしゃるのでしょう?


1 校門に行ってみましょう
2 裏口にいらっしゃるかもしれません
3 ・・・おや?猫ちゃんがこちらに 



「おや?」
猫ちゃんがこちらに向かって歩いてきます。結構大きな猫ちゃんですね・・・
赤毛のトラ柄で黄色くくりっとした瞳です。僕はよく猫ちゃんに出会う気がするな
「よしよし」
鳴かないけれど頭を撫でたら目をとじて気持ち良さそうに座っています。
「かわいいなぁ」
「・・・・・・・・・」
今後は体をすり寄せてきました。これならたぶん抱き抱えても大丈夫かな
「よしよし。かわいいね」
「・・・・・・・・・」
たまにこうして鳴かない猫ちゃんもいますね。お屋敷の猫ちゃん達は鳴きますが・・・


  「執事さん!」
ふと後ろから声がして振り向くと佐紀お嬢様が立っていました。
「お待ちしておりましたよ佐紀お嬢様」
「あら、その猫ちゃん執事さんになついてるんだ。私にはなかなかなついてくれないのに」
猫ちゃんの頭を撫でながらにこっと笑う佐紀お嬢様。うう、か、かわいい////
猫ちゃんのおかげでいきなり佐紀お嬢様の笑顔を見ることができました。


1 しばらく猫ちゃんと遊びましょう
2 なぜお迎えに来てほしかったのか聞いてみる
3 いきなり猫ちゃんが佐紀お嬢様に飛び付き・・・ 



なぜ僕をお迎えに来てほしかったのでしょうか。今日は特別な日では無いのに
「・・・・・・会いたかったんだ。執事さんに」
「ぼ、僕にですか?」
「あ、なにその顔。私から誘うのっておかしい?誕生日にも誘ったじゃん」
ちょ、ちょっと佐紀お嬢様。僕の腕に手をからめて・・・
「私のお願い忘れたの?もう少し他のお嬢様をかまってって」
「いいえ!その様な事はありませんよ」
佐紀お嬢様は僕の態度に痺れを切らしたのか、そのまま歩きだして・・・
「ホントに?私達の方にはあんまり来ないけど」
うっ、さ、佐紀お嬢様、鋭いご指摘ですね。もしかしてあまり機嫌がよろしくないのでは
「正直に聞きたいな。執事さんって私のことどう思うの」


1 大切な方ですよ
2 愛理お嬢様と同じくらい好きです
3 やっぱり制服姿がかわいいなと言ってしまう 



「大切な方ですよ」
「ありがと。そう言ってくれるとうれしいな」
ぎゅっと僕に体を寄せてくる佐紀お嬢様。こうやって普段はお嬢様と触れ合わないので、少し恥ずかしいです。
・・・恥ずかしいですと言っておきながら今年に入って何度もお嬢様と・・・
こういうふうに触れ合うのは慣れていないので、やはり恥ずかしいです。
佐紀お嬢様はスクール水着姿のイメージが強いので制服姿は新鮮ですね
「・・・かわいいですね。佐紀お嬢様の制服姿」
「なに言ってるの?それ前も言わなかったっけ・・・////」
お顔がだんだん赤らんでいくのを見ていると僕もつられてしまいそうです。
「執事さんってお屋敷の外だと私に優しいんだね」
「そんなことはありませんよ!本当です!」
「・・・朝と夜にしか会わないじゃん。起きた時と寝る前の挨拶だけ・・・」
佐紀お嬢様は寂しそうに僕を見つめています。


1 さ・・・佐紀お嬢様の目が潤んで・・・
2 今から貴女と二人だけの時間を過ごしましょう
3 猫ちゃんが僕の足にすりすり・・・ 



「今から貴女と二人だけの時間を過ごしましょう」
「うっ、よ、よくそんな気取った言葉言えるね。執事さんってちょっとそういうとこあるよね・・・////」
雅お嬢様もおっしゃってましたが、僕はそういうところがあるんでしょうか・・・?
「そうだよね。ここはお屋敷じゃないから、二人きりなんだよね・・・」
僕の腕を掴む力がさらに強くなった気がします。
「・・・行きたいところがあるの。行こう」
佐紀お嬢様に連れられて歩いていきます。空が暗くなるまでのわずかな時間、夕暮れの空を見ながら・・・
やがて、とある場所に辿り着きました。


1 ここは・・・海ですか?
2 確かここは駅前の噴水・・・
3 町の中の小さな橋の上に 



街より少し離れた道を歩いていき、階段を登った先に海が見えました。
そうでした、お屋敷のあるこの街は海が近いのです。
ここ、時々来るんだ。海が好きだから」
砂浜にそっと腰を下ろす佐紀お嬢様。僕もすぐ隣に腰を下ろして・・・
「・・・まだちょっと寒いね。冬だから仕方ないけど」
僕はそっと上着をかけて差し上げました。寒いでしょうけど、せめて少しはましになるはずです。
「ありがと」


静かに海を見つめる佐紀お嬢様。心なしか・・・少し寂しげに見えます。
「ねえ・・・執事さんはどうして愛理ちゃんが好きなの?」


一瞬何を聞かれたのかわからなかったですが、頭で理解した時は思わず声を出しそうに・・・
「あ、あの、そそそれは・・・えと」
「・・・・・・・・・」
見つめないでください。お願いです、お、お願い・・・です


1 あっ、貴女には関係ありません!
2 こ、答えられませんよ・・・・・・
3 ・・・そういえばなぜ佐紀お嬢様がご存知なのでしょうか 



・・・そういえばなぜ佐紀お嬢様がご存知なのでしょうか?
もしやお嬢様達の間では僕と愛理お嬢様の事は筒抜けでは・・・そ、そんなはずは!
「やっぱり。その反応は間違いないね」
「は?さ、佐紀お嬢様、それは・・・」
「気になってたから聞いたの。ふ〜ん、やっぱりね。愛理ちゃんに接する時だけ目の輝きが違うもん」
どうやら違う様です。佐紀お嬢様は僕の態度の違いに気付いて・・・いや違います、そんな差別する様な態度などするはずがありません!
「今のは冗談だけど愛理ちゃんが好きなのは分かったよ」
「さ、佐紀お嬢様・・・」
「でも変なの。最近は愛理ちゃんだけじゃなく他の娘に対してもなんか・・・」
もうおやめください佐紀お嬢様、お願いです・・・僕が優柔不断なのが悪いんです
「もう、しょうがないな。執事さんは誰に対しても優しいんだから・・・」
佐紀お嬢様は立ち上がり、そっと制服を・・・お、お待ちください、なぜ脱がれるのですか?!
「前から執事さんとこうしたかったの。約束したよね」

や、約束・・・?佐紀お嬢様といったい何の約束をしたのだろう


1 まままさか契りをかわす約束を?!
2 そういえばかなり前に一緒に泳ぐという約束をしました
3 制服の下からスクール水着が・・・ 



卑猥な妄想をしかけたところで、佐紀お嬢様の制服の下からスクール水着が・・・
「お嬢様、そ、それは・・・」
「いつも下に着てるんだ。泳ぎたい時に泳げる様にね」
胸には名字が書かれた名札が着いていました。貴女にはこの水着が似合いますね。
「執事さんも一緒に。約束したのに全然そうしてくれないんだから」
えっ、あの、佐紀お嬢様何をなさるおつもりですか
「早く脱いで。服着たままだと重いよ」
「お待ちください、水着を持ち合わせていません!」
「はい」
佐紀お嬢様は鞄から僕の海パンを取り出しました。なんと用意のいい・・・
こうなれば覚悟を決めるしかありません。冬の海ですが、佐紀お嬢様との時間を過ごします。
「わぁ、やっぱりいい体だね。泳ぐの速そう」


・・・よ、よりによって冬に泳ぐことになろうとは・・・


「わぁ、きもちい〜い!やっぱり海の方がいいな」
とても楽しそうに泳いでいらっしゃる佐紀お嬢様。飛び魚の様に跳ねるその姿がお美しいです
「早く〜〜!執事さんもおいでよ〜!」
「はい、ただいま参ります!」
まずは足からそこに・・・うわあああ冷たいぃぃ!!
まままるで氷の様だ。これは長く入っていたら命が危ない!
「じゃあ見てて。執事さんにもっと見ててほしいな」
すみません・・・貴女との約束を守る事ができなくて。僕は所詮自分の方が大事なのか
・・・貴女は水の中にいる時が一番輝いていますね。舞お嬢様よりも無邪気な笑顔で・・・


「ごめ〜ん、暗くなっちゃった。早く帰ろう」
もうすっかり空は暗くなっており、気が付けば寒さを忘れて佐紀お嬢様に見入っていました。


1 「寒かったでしょう」とこのまま抱き締めてそっとキスを
2 佐紀お嬢様が「お風呂一緒に入ろう」と・・・
3 このあともしばらく海をながめる 



制服に着替え終わった佐紀お嬢様をそっと抱き締めました。
「な、何よぉ、顔が近いよ・・・執事さん・・・////」
「寒かったでしょう。暖めて差し上げます」
「ええっ、待ってよ、いきなり・・・あっ」
腰を落として佐紀お嬢様の唇に指で触れ、そして・・・
「・・・ん・・・あ・・・」
冷たいその唇を暖めて差し上げます。
「・・・・・・えっち////」
ぼっ、と耳まで真っ赤になさりうつむいてしまう佐紀お嬢様。
なんだかそれがたまらなくいとおしくて、さらに強く抱き締めてしまいました。
「こうしてるとなんだか気持ちいいね。抱き締められるとこんなあったかいんだ」
佐紀お嬢様の胸が僕の体に触れています。とくん、とくん、とお嬢様の鼓動を感じます。


「もう一回・・・して」
今度は佐紀お嬢様から唇を重ねて・・・・・・
あ、し、舌が入ってきました。そんなに歯をくすぐられては・・・ッ
「・・・これでお揃い」
耳まで赤くなさったままうふふと笑う佐紀お嬢様。
その意味がやっとわかりました。僕も・・・耳まで熱くて・・・


静かに波の音が聞こえていました。