机にならぶケーキや手作りの料理。俺と・・・あいつが一緒に作った。 ケーキだけは手伝ってないからどんな味なのか今から楽しみだぜ 「メリークリスマ〜ス!」 ぱん、とクラッカーを鳴らす梨沙子。 「お兄ちゃん、メリークリスマス!」 「ああ、梨沙子。メリークリスマスだな」 へへ、と嬉しそうに笑っている。ああ・・・可愛いな。 「はぁ〜いメリークリスマスだよせんせぇ♪」 それと・・・何回もクラッカーを鳴らす嗣永。料理したいと言ってたので心配だったが、思ったよりうまくできたので良かった。 「メリークリスマス、梨沙子ちゃん」 「メリークリスマス、桃子お姉ちゃん!」 二人が時間差で家に訪ねてきた時はどうなるかと思ったが、思ったよりも早く打ち解けてくれた。 まあ梨沙子は人懐っこいし、嗣永も年下の世話するのが好きだからかな。 「さあ食べよう、お腹すいたよぉお兄ちゃん」 「せんせぇあ〜〜んして」 ふ、二人から誘われてる。口を開けろって。どうしよう? 1 梨沙子に食べさせてもらいたいな 2 嗣永、おまえに決めた 3 ここは俺から食べさせてやるか ここはおまえに決めたよ。嗣永に食べさせてもらいたい 「はいあ〜〜ん、せんせぇ♪もぉが食べさせてあげるね」 嗣永が作ったチャーハン、奇跡的にうまくいったってさっき喜んでたな。 うん・・・これはなかなかうまいな。失敗して悔しくて泣いてたのを思い出す。 「おいしい?」 「ああ、やるじゃないか」 「あ〜〜んうれしい〜♪頑張って作ったんだよぉウフフフフフ」 おいおい抱きつくなよ。り、梨沙子の前だぜ。おい//// 「お兄ちゃんやらしい顔してる!ばか、えっち!」 やっぱりな。嗣永が抱きついたのを見てほっぺをふくらませている。 「桃子お姉ちゃんずるい!りぃも食べさせるんだから!」 「だめ〜〜。せんせぇはもぉが独り占めしちゃうも〜ん」 つ、嗣永、やめろ。梨沙子がさらに不機嫌になってる 1 嗣永、いまはやめろ 2 こっこら、そんなとこをさするな嗣永//// 3 梨沙子が泣きだしてしまった。大変だ 「ウフフフフフ・・・♪」 俺の腹をさする嗣永の手が下の方へおりてきて・・・ 「うあっ?!」 ズボンの上から大事な場所を握って、そのままさすってきた。 「ちょ、ちょ嗣永、何してるんだ!やめろっ!梨沙子が見てるんだぞ!」 「わかってますよぉ。ちょっといたずらしてるだけですぅ」 嗣永も梨沙子も互いに俺としたことを知らないはずだ。だからこうやって触られたら・・・いかん、やめろぉ 「桃子お姉ちゃん!やめてってば!」 「ウフフフフフ、見て梨沙子ちゃん、お兄ちゃんが興奮してるよ」 あ・・・ああっ、あっ、だめだ嗣永、本当にやめろ。つ、嗣永ぁあっ さするだけの手つきがだんだんさわる様になり、そして・・・しごき始めた。 「せんせぇ・・・やばいかも。ねぇ、おちんちんいじいじさせてぇ」 耳にふぅっと息をかけられて思わず膝が折れそうになった。このままじゃやばい 1 梨沙子が「いい加減にしてぇ!」と・・・うわっ 2 嗣永がそっと手を離した 3 み、耳たぶ噛むな、やめ・・・ 俺が危惧した通り嗣永は淫らになっているのかもしれない。 初めて会った梨沙子の前で俺にこんな事をするなんて・・・悪ふざけだと言ってくれ 「んむ〜〜〜♪」 「つっ、嗣永?!お前・・・はうっ////」 やば・・・耳たぶ、悪ふざけにしてはやりすぎ・・・あっ 「いい加減にしてぇ!桃子お姉ちゃん!」 り、梨沙子・・・うわぁああっ?!な、何をして・・・うわっ、わっ 「痛い梨沙子ちゃん、ちょ、やめてよぉ〜〜」 「桃子お姉ちゃんばっかりずるい!り、りぃだってお兄ちゃんと遊びたいもん!」 梨沙子が俺に抱きついて離れようとしない。そんなに力強くされたらむ、胸が当たって・・・ 後ろからは嗣永、前からは梨沙子が抱きついてきてサンドイッチ状態だぜ。 「お兄ちゃん・・・好きだよ。ちゅっ、ちゅっ」 「んむっ?!り、りさ・・・うあっ」 そんなに激しいキスをどこで覚えたんだ。や、やめろ梨沙子 「ウフフフフフ、もぉはせんせぇが好きなんだからね」 つ・・・嗣永、そんなに激しくしごくな。ああっ//// 1 嗣永がチャックを開けて梨沙子に「一緒にしゃぶろう」と 2 いいかげんにしろ、普通にクリスマスを楽しみたいんだ 3 い、意識がとおくなってきた・・・やば・・・ 嗣永はしゃぎすぎだぞ。おまえがはしゃぐから梨沙子も興奮しちゃったんだ 「やめろ二人とも!俺は普通にクリスマスを楽しみたいんだ」 「・・・・・・」「・・・・・・」 声を荒げた俺に驚いたのか、二人は急におとなしくなってしまった。 「ご、ごめんなさい」「ごめんねお兄ちゃん・・・」 「い、いや、俺も怒鳴ってすまない。ついむきになっちまったよ・・・」 最初のうちはおとなしく座って料理を食べていたが、時間が経つにつれて二人とも少しづつにぎやかになっていった。 「はい梨沙子ちゃんあ〜んしてぇ」 「あ〜ん、んむ、ん〜♪おいしいよ桃子お姉ちゃん」 「うれしいなぁ。梨沙子ちゃんはほんと可愛がりたくなっちゃうね♪」 梨沙子のかわいい反応が嗣永を喜ばせたんだろう。梨沙子はすぐに仲良くなれるんだな 「ねえねえケーキ食べよう。りぃと桃子お姉ちゃんが作ったんだよ!」 「せんせぇあ〜んして♪」 そうだったのか、料理するのに夢中で気が付かなかった。 二人が作ったケーキ、期待が高まるな。こんなにどきどきするクリスマスは何年ぶりかな 1 さすがに恥ずかしいから自分で食べるよ 2 梨沙子が食べさせようとしてこぼし、ズボンの上にクリームが ケーキといえばおなじみのいちごのショートケーキ。黄色いスポンジにたっぷり生クリームが盛られている。 「はいお兄ちゃん、あ〜〜んってして」 皿に乗せたケーキをフォークで少し取り、俺の口に運ぼうとする梨沙子。 「は・・・っ」 な、なんだ梨沙子、急に顔が変わって。これはくしゃみが出そうな顔か?やばい 「・・・っくしゅん!」 「うわっ?!」 ああ・・・やっちまった。それも、フォークに乗せたのじゃなく皿に乗せた方を俺のズボンに落としてしまった。 「ごめんなさいお兄ちゃん!い、いますぐふくから」 うわあぁ、梨沙子、まて。そんなに強くされたら・・・き、気持ちいいじゃないか いや何を言ってるんだ俺は、し、しかし思ったよりも痛くない。やっぱり気持ちがいい・・・! 「り、梨沙子・・・」 「きゃあああ?!な、なんかおっきくなってるぅ!」 なんと情けない。本能には逆らえないとはいえ妹に股間をふかれてこんなに 1 嗣永が「一緒にふきますぅ」と悪ふざけ 2 き、気を取り直してもう一度ケーキを食べさせてほしいな 3 梨沙子・・・続けてくれないか とんだ事故だったがここは気を取り直して・・・冷静になろう。 「もう一度ケーキを食べさせてほしいな」 「ごめんねお兄ちゃん、今度こそちゃんと食べさせてあげるね」 梨沙子はもう一度フォークにケーキを乗せて、口に運んできた。今度は大丈夫だろう。 「ん、ぐ・・・」 「お、おいしい?」「どうなのせんせぇ?」 口を動かしている俺を心配そうに見つめてくる梨沙子と嗣永。二人で作ったから気になるんだな だけど心配はいらない。お世辞抜きでこれはうまいぞ。 「うまいな」 「やったぁ!やったね桃子お姉ちゃん」「ウフフフフフ♪やだぁ、もぉたちすごいね梨沙子ちゃんっ」 抱き合って喜んでいる梨沙子と嗣永。今日初めてあったとは思えないくらいに親密に見えるな。 「もっと食べてほら」「まだいけますよねぇ?」 「もが、お、おまえたち、そんなに人間の口に物がはいら・・・うぐっ」 ちょっとはしゃぎすぎだぞ、もう。ははは、うぐ、苦しい 俺たちはケーキを食べたあとに机の上を片付け、しばらく話していた。 と言っても俺はあまりしゃべらずに嗣永と梨沙子だけでしゃべっていたが 「ふーん、そんな前からせんせぇの妹だったんだ」 「うん。お兄ちゃんよく遊んでくれるの」 もう時間も遅いので途中まで二人を送ることにした。 「あ、あの、お兄ちゃん。ちょっとしゃがんで」 言うとおりにしたらほっぺに梨沙子のあったかい唇が触れた。 「へへっ////メリークリスマス、じゃあねお兄ちゃん、桃子お姉ちゃんっ」 元気良く走っていく後ろ姿を嗣永と一緒に見送っていた。 「梨沙子ちゃんやる〜ぅ。じゃあもぉも♪」 「しゃがまないぞ」 「いいですよぉ。自分から頑張っちゃいますから♪」 嗣永がぴょんっと跳ねて俺の肩につかまってきた。そして・・・梨沙子とは反対側のほっぺに 「ちゅっ♪ウフフフフフ、じゃあねせんせぇ、メリークリスマス!」 あ、あいつも走っていった。やられた・・・二人からの不意討ちとは。 「・・・メリークリスマス、梨沙子、嗣永」 まだあったかい両方のほっぺに触れてゆっくりアパートに戻る。 右も左も、どっちも比べられないくらいにあったかい。 どっちがあったかいか・・・決めちゃいけない気がした。