13日間の他のお嬢様とのエッチ禁止からついに解放される日がやってきました。 正直に申しますと、大変厳しいものでした。 舞お嬢様の夜這いも終わったわけではありませんから、逃げるのに必死です。 会ってしまえば誘惑に負けそうになるのがわかっていましたから。 なので、僕は無理をいって屋根裏部屋を御借りして、そちらで13日間は過ごすことになったのです。 それも今日で終わりかと思うと、何だか寂しくもあります。 何といっても、ここで僕は一人になる時間を久々に得ることが出来たので、自分の気持ちを整理できました。 僕はやはりあのお嬢様が大好きなんです。 「よし、今日こそきちんと愛していますと告げるぞ!!」 自分の気持ちを言葉として口にするのは恥ずかしかったのですが、つい言ってしまいました。 「へぇ〜誰に?」 「う、うわぁぁ〜」 僕は自分一人だけだと思ったので言ったのですが、そこへあろうことか愛理お嬢様が来ていました。 もうびっくりするしかありません。 「執事さん、早く言って。誰に告白するの?」 「そ、そ、それは・・・」 1 州´・ v ・) 2 リl|*´∀`l| 3 (o・D・) 僕の気持ちはもう13日間ですっかり固まっています。 ご本人を前にして言わずにいては、あの時間は一体何だったのかということになりかねません。 一度深呼吸をし、自分を落ち着かせます。 ここはしっかりお顔を見て告げるべきだと目をあわせると、愛理お嬢様は期待に満ちた目を向けてきています。 僕に無言でプレッシャーを与えないで下さい。 「執事さん、さぁちゃんと言いなさい。誰に言うつもりなの?」 「あ、愛理お嬢様に決まっています。僕はやっぱりあなたが一番好きなのです」 「え、えぇと・・・ありがとう」 ご自分でも自身の名前が言われるのがわかっていたとは思いますが、それでも驚かれたようです。 顔を真赤にさせて、下を向いてしまわれました。 「私も執事さんが好きだよ」 「あ、ありがとうございます」 こういうムードに実は二人とも弱く、この後どうしたらいいかわからなくなってます。 お互いに最後までいっているというのに、何とウブなんでしょうか。 1 とりあえず屋根裏部屋にあがってください 2 愛理お嬢様が恥ずかしげにしながら、約束は守れたか?と聞いてくる 3 お茶でもお出ししますよ、と下に降りる 梯子に掴まったままではいかんと、僕は愛理お嬢様を部屋の中へお通ししました。 「汚いところですが、どうぞ御上がり下さい」 「うん。執事さんがここに来てるのは皆知らないみたい。だからちゃんと約束は守ってるんだよね?」 「は、はい。それはもう」 一人ですることは禁止されていませんでしたから、それだけが救いでした。 その自由も奪われては僕でも暴走していたかもしれません。 お嬢様方をみるたびに股関のものは膨れるばかりで、夜這いですっきりする生活に慣れてしまっていたようです。 「偉い偉い。執事さんが守ってくれて嬉しいな」 「当然ですよ。それが僕の務めでもありますから」 布団を座布団かわりにして密着する僕と愛理お嬢様。 近くに来られると愛理お嬢様からいい匂いが漂ってきます。 こんなにもこの方からの匂いを嗅いだだけで股関のものが抑えられなくなりそうなのは初めてです。 あぁ〜何てことだ。 愛理お嬢様を今にも襲いかかってしまいたい… 1 抑えろ、嫌われてもいいのか 2 ダメだ、失礼しますと布団に押し倒す 3 気がききませんでしたね、とお茶を淹れながらしごく 抑えろ、こんな場面で襲いかかっては全てが水の泡だ。 しかし、僕の股間がこんなにも大きく膨れあがったのは初めてだ。 自分でも驚きのサイズにまでなっている。 股間を隠すように僕は座り直し、愛理お嬢様と向き合ってお話をします。 はぁ〜よかった、バレてはいないようです。 「執事さん、あ、あのね、守ってたって言うならさ・・・キャッ何でもない」 「守ってたなら何でしょうか。その先をお願いします」 「何でもないって言ってるの。もうその先はなし」 僕がしつこく問いただしたわけでもなかったのですが、愛理お嬢様は少しむくれてしまいました。 まだお顔が赤くなっていますし、恥ずかしいみたいですね。 もうこの話題には触れない方がいいでしょうか。 「鈍感」 「はい?」 「何でもない。ちょっと言ってみたかっただけ」 むむ、何やら酷く傷つくことを言われたような言われなかったような。 守ってた証拠をお見せすれば納得して頂けるというのですね。 ならば 1 執事の胸に手を当ててもらい、僕はあなたが好きだからこんなになってますと言う 2 愛理お嬢様の煮え切らない態度にさすがに腹をたて起き出し、股間のものを・・・ 3 誓います、他のお嬢様とはエッチしていませんと断言 僕の口からはっきりと聞かないとあなたはダメだとそうおっしゃるのですね。 仕方ありません。 ちゃんと僕の口からお伝えしなければ、ずっとお嬢様が不安になってしまう。 「愛理お嬢様、僕は誓います。他のお嬢様とはこの13日間一度たりともエッチしていません」 「う、うん・・・」 思わず力が入りすぎて、気づけば愛理お嬢様の手をしっかりと握っていました。 気づいたときにはもうがっしりと握ってしまい、放そうにも面倒な状態になっています。 「あ、あ、すみません。お、思わず」 「う、うん・・・えぇと、どうしようか」 そうでした。 愛理お嬢様を部屋に案内したまま、僕らは何もしていませんでした。 1 みつあっているとキスしたくなってきました 2 みつめあっているだけでいい。何だかちゃんとお顔を拝見するだけで満腹 3 あのぉ〜執事さんのあそこが・・・きゃっ!! じっとみつめあうこと数分間。 言葉を交わすことはおろか、何もせずに僕らはただみつめあうだけです。 とてもいい雰囲気な今をぶち壊すことなんかできません。 エッチはしたいに決まっていますが、自分からお嬢様にそれは言い出せないです。 執事の僕が主である愛理お嬢様にお願いをするなどあってはいけません。 「執事さん、今のこの時間がとっても大好き。えへ」 「えぇ、僕もです。愛理お嬢様といる時間、大事にしたいです」 僕の言葉に気をよくされたか、笑って八重歯をお見せになりました。 この笑顔と八重歯のコラボレーションが僕にはたまりません。 「執事さんの手温かいね。人柄があらわれているみたい」 「それは持ち上げすぎです。僕なんぞはまだ半人前ですから」 「ううん、温かい人っていうのは皆わかってるよ」 愛理お嬢様のとても可愛らしいくりっとした目がじっと僕を捉えています。 このままでは今にも理性が吹き飛びそうだ。 仕方ない、お茶を淹れると席を立って頭を冷やさねば。 「お嬢様、せっかくですのでお茶をお淹れしますね」 「うん。私は紅茶なら何でもいいからね。って、きゃっ!!」 「どうされましたか?」 「う、うん。執事さんのあそこが・・・きゃっ!!大きくなってるぅ〜」 しまった、立ちあがったときに僕の股間のものがみられてしまったみたいだ。 くそっ、これじゃあ僕はやる気でしたといってるようなものじゃないか。 1 ご、ご、誤解です。これはいわゆる生理現象でして 2 すみません、愛理お嬢様をみていたら興奮してしまいまして 3 みられているとわかっているだけで、うっ 僕は自分がスケベだとは知られたくないと思うあまり、焦ってこう答えていました。 「ご、ご、誤解です。これはいわゆる生理現象でして」 「そ、そうなんだ。がっかり」 「あ、いや、これはそのぉ〜」 さっきまで恥ずかしがっていた愛理お嬢様がすごく残念そうな顔に変わってしまいました。 秋の空と乙女心は変わりやすいとはいいますが、これはあまりにも激しかったと思います。 「そうだよね。私なんかじゃえりかちゃんには色気じゃ勝てないもん。ただの生理現象ってショックかも」 「そ、それこそ誤解です。僕はあなたを見て、つい反応してしまいました」 僕は落ち込んだ様子の愛理お嬢様を見ると、こう言わずにはいられませんでした。 本来なら言うべきはずでない言葉ですが、このままではまた見えない壁を作ってしまいそうで嫌だったのです。 「執事さん、それ本当?」 「えぇ、本当も本当です。こんな不埒な考えの執事をどうかお許しください」 「ううん、ごめん。私こそつまらないことで反応しちゃって」 「お互いにまだまだエッチよりもこういうところを言い合っていかないといけませんね」 「そうだね」 こうして僕らはお互いに相手の欠点をみる機会を得ることができました。 それもこれもあの13日間があったからだと思っています。 これから気持ちを再確認したところで、いざとも思いましたが、愛理お嬢様がこれから学校ということでやめておきました。 かわりに今夜、愛理お嬢様が夜にまたこちらへ来るということで決まりました。 もう今から夜が楽しみで仕方ありません。 そう思ったら、うぅ・・・ちょっと気が速かったでしょうか。 まぁ、夜が楽しみだな。