ちょっと時間かかっちゃったけど・・・やっと先生にアタックする勇気が出ました! 
もう、告白して見事にふられたあの日の私じゃないんだから。 
何か変だけど一度ダメだったから逆に何でもしてやるって思ったの。 

これからはもうみやびちゃんに迷惑かけないで、私一人で先生にアタックするんだから! 
そうと決めたら早速作戦を立てなきゃね。 
「うーーーん・・・」 

でも、何から始めたらいいんだろう? 
こうやって考えるの嫌いじゃないからここはじっくり考えていい策を練ろう。 
先生は私の事を良く知りたいって言ってたよね・・・ 
やっぱりまず私がどんな娘なのか知ってもらわなきゃ 
その為には・・・ 

1 休み時間に話しかけてみる 
2 分からないところを聞くふりをしてアピールしちゃえ 
3 先生のためにお弁当を作ってみよう 



いきなり突拍子もない事もできないし、まずは・・・ 
決めた!先生のためにお弁当を作ってみよう。 

料理は・・・気が向いたときにするから大丈夫! 
時々うまく包丁が使えなかったり焦がしちゃったりするけど、たぶん大丈夫。 
いきなり作ったらびっくりするかな・・・でもわざわざ言うのも変だし・・・ 
いや、決めたんだから迷わないもん。 

でも、もし嫌いなものが入ってたらどうしよう? 
先生に迷惑かけちゃうよね、きっと。 
ちゃんと聞いてからの方がいいかも・・・ 

「あ、あの、先生!!」 
「・・・須藤か。どうしたんだ?」 
ううう、ちゃ、ちゃんと聞くのよ。がんばって!その為に勇気を出したのよ 
「あ、あ、あの〜〜〜」 
「どうしたんだ?具合が悪いのか?」 

1 す、好きな食べ物ってなんですか?! 
2 嫌いな食べ物ってなんですかぁ?! 
3 私の事好きですか?! 



さぁちゃんと言うのよ!がんばって! 
「おいどうしたんだよ須藤、顔が赤いぞ・・・」 
「す!好きな、好きな食べ物ってなんですか?!!」 

自分でもびっくりする様な大きな声が出て、廊下にいた生徒がこっちを見ている。 
「おま・・・びっくりさせんなよ、いきなり」 
「ごめんなさい!!」 
「だから声が大きいっての。それで、俺の好きな食べ物がどうしたって?」 
「ちょ・・・ちょっと聞きたくって、だめですか?」 
「いいよ。ラーメンだな」 

ら、ラーメンはお弁当には向かないなぁ・・・ 
いきなり私の作戦が危ういんだけどどうしよう? 
こんな事ぐらいじゃくじけないわよ、やっと行動できる様になったんだもん! 
これからの私のためにも、やめちゃうわけにはいかないんだから! 

1 お弁当に入れられそうなもので好きなのってあります? 
2 じゃあ嫌いな食べ物はなんですか? 
3 作戦変えようかな、いきなりお弁当は早いかも 



「お弁当のおかずで好きなものってありますか」 
「ん〜〜〜・・・豚のしょうが焼きかな」 

えっ?!ちょっと私にはレベルが高いかな〜ははは 
「須藤はどんなのが好きなんだ」 
「私はキャラメルマキアートが・・・」 
「弁当のおかずじゃないだろ、それ」 
あ〜〜変な受け答えしちゃった、恥ずかしい//// 
「わかりました、ありがとうございます!」 
「あれもういいのか?じゃあな須藤、気をつけろよ」 

さっそく料理本を買って挑戦しなきゃ! 
美味しくつくらなきゃね 
とはいっても一人でできるかなぁ・・・心配 

1 一人でがんばるって決めたんだから! 
2 みやびちゃん味見してもらいたいな 
3 まず違うのから挑戦してみよう 



せっかく一人でがんばろうと決めたけど・・・やっぱりみやびちゃんがいないと心配。 
私は電話をかけて事情を説明した。 

「ついにやっちゃう?!よーし分かった、じゃあ今から行くから!」 
「ごめんね、また迷惑かけちゃうね」 
「気にしないで、すぐ行くからね!」 

校門で待っていると、その言葉通り5分もしないうちに走ってきた。 
「お待たせ!ふぅ、走っちゃった」 
「ごめんね・・・」 
「いいの。それより茉麻がいよいよ先生のためにお弁当を作るんだぁ、なんかテンションあがってきた!」 
まるで自分の事みたいに喜んでくれてる。よし、自信ついてきた! 
「じゃあいこっか、さっそく特訓開始!」 
「ちょ、みやびちゃ、待って〜〜」 

私はみやびちゃんに引っ張られながら自分の家へと帰った。 
よーーし、やるぞぉ 

料理本を見ながら久々に料理を始めてるんだけど・・・ 
「おー、なんか手際いいじゃん!さっすがぁ」 
「ホメないでよみやびちゃん////手元がくるっちゃうじゃん」 
え、と、豚肉は調味料を混ぜたタレにつけて味をつけて・・・ 
その間につけあわせの野菜を切ったりしておくんだ。 
「茉麻が料理するとこってあんまり見たことないな」 
「そうだよね、ホントたまにしかしないし」 

なんだぁ、難しくないじゃん!これくらいなら毎日できそう! 
あとは豚肉を焼いて・・・よーし完成! 
「もうできたんだ!早いね」 
「食べてみやびちゃん、私の自信作!」 
「いいの?じゃあ早速・・・」 

・・・あら?口に入れてからだんだん引きつった笑顔に・・・ 

「マズかった?」 
「・・・・・・」 
なんで何も答えてくれないの 

1 はっきり答えてとみやびちゃんを問い詰める 
2 自分で食べてみよう 
3 まずニオイを嗅いでみよう・・・ 



「お願い!はっきり答えて!」 
「た、食べてみれば分かるよ。悪いけどこれしょうが焼きじゃない」 
いったいどういう事?しょうが焼きじゃないっていうのは 
私はおそるおそる肉を一切れ口に運んだ・・・ 

「!!!」 
なな何これ?!あ・・・甘い!! 
こんなのしょうが焼きじゃない!ただの砂糖漬け・・・ 
「・・・タレの調味料間違えたんだ。みりんじゃなくてはちみつ入れてた」 
「なんで気がつかなかったの?!もぉ〜〜・・・」 
「やっぱりみやびちゃんに味見してもらって良かった。こんなのあげたら先生に嫌われてたよね」 
よし、気を取り直してもう一回作り直さなきゃ! 
簡単だと思って甘く見てたのが悪かったわね。 
「よーーーし!まだまだぁ〜〜!」 
「ま、茉麻が燃えてる・・・」 

今度こそどう?! 

「ぶはっ!今度はしょっぱい・・・しょうゆ入れすぎ・・・!」 
「う〜〜〜〜、負けない!もう一回!」 
結局その後も焼きすぎて焦がしたりしょうが入れすぎて涙目になったりしたけど・・・ 
何とか納得のいく物が出来上がった。 
「ありがとうみやびちゃん!付き合ってくれて」 
「うん、良かった。でもしばらくお肉は食べたくない」 

よし、明日これを先生に・・・! 

「先生!あ、あの、これ、良かったらどうぞ!」 
「あ・・・ありがとう。作ってくれたのか」 
わ、渡しちゃった、お弁当。先生の好きな豚のしょうが焼きを・・・! 
あとは食べてもらうだけね。大丈夫よ、あれだけ特訓したじゃない。 
「悪いな須藤。お前は優しいな」 
「そ、それより食べてください////」 
「うん、じゃあ早速」 

先生が弁当箱を開けた。うわ、盛り付け汚かったかな。 
「キレイな盛り付けだな、なんかかわいい」 
「あ・・・ありがと先生////」 
ついに先生がそのしょうが焼きを口に運んだ・・・! 
「こ、これは・・・ 

1 うまいぞ!すごいじゃないか」 
2 ちょっと甘いけどなかなかうまいぞ」 
3 ・・・いいお嫁さんになれるぞ。俺が保証する」 



うまいぞ!すごいじゃないか」 

え・・・いま、なんて? 
「うまいぞ須藤、お前料理できるんだな。知らなかったぞ」 
「せ・・・先生、ホントに?」 
うそ、先生が私のこと、ほめてくれてる・・・! 
「ああ。自信もっていいぜ。こんなうまいの初めてだ」 

も、もう、だめ・・・!出ちゃう!! 
「あ・・・りがと・・・先生・・・」 
「須藤どうした?おいどこに行くんだ、ちょっと」 

私は泣くところを見られたくなくて、思わず教室から逃げる様にいなくなってしまった。 
だってまさかこんなに・・・う、うれしい。 

気がつけば私は屋上にいた。人がいない場所を探していたらここにきていたのだ 

1 落ち着くまで戻らない 
2 そろそろ戻った方がいいかも・・・ 
3 だ、誰か来た?! 



「・・・?!」 
誰かが来た。それに・・・私に近づいて来てる?! 
「・・・茉麻」 
この声、みやびちゃん!どうしてここに? 
「走っていくのが見えたから追いかけてきたの・・・」 
なぜかみやびちゃんは浮かない顔をしている。 
「あの、さ・・・次はうまくいくよ、だから気を落とさないで」 
なんか勘違いしてるみたい、まぁ当たり前か。ここに走ってくるのを見たら 
「先生ね、美味しいって言ってくれたよ」 

その言葉を聞いたら急にきょとんとするみやびちゃん。 
「だったらなんでここにいるの?!早く戻りなよ!」 
「だ・・・だって・・・恥ずかしいよぅ////」 
「せっかく成功したのになんで逃げちゃうの!早く戻って!」 
い、今更もどれないよぅ・・・//// 

1 い・・・一緒に戻ってくれる? 
2 恥ずかしいからこのまま戻らない! 
3 もうこのまま帰っちゃおうかなぁ 



「い・・・一緒にもどってくれる?みやびちゃん」 
「分かってる。勿体無いなぁ、何の為に昨日頑張ったのよ」 
こういうすぐ迷いがちな私を引っ張ってくれるみやびちゃん。 
私も自分から行動できたんだからこうなりたいな・・・ 

「どうしたんだ須藤、急にいなくなって」 
「あ、あの・・・それは・・・」 
みやびちゃんに言ってもらおうかと思ったけど、やめた。自分でどうにかしなきゃ! 
「せ、先生にほめられたのが嬉しくて////恥ずかしくなって逃げちゃったんです」 
「なんだそうだったのか。須藤は乙女だなぁ」 

もう先生の顔が見れないよ〜〜〜//// 
「須藤の事をもっと知りたいな、あんまり知らないのも失礼だし」 

これってチャンス?!がんばれ、心臓パンクしそうだけどあと少し! 

1 け、携帯の番号交換しませんか?! 
2 めめメルアド教えてください!! 
3 ま・・・またお弁当作ってきていいですか? 



「け・・・携帯の番号交換しませんか?!!」 
「ええ、ちょっ!待てよ、それは先生と生徒の間じゃ」 
だめ、ここでひるんだらだめなの。私はすぐにやめちゃう、そんなのイヤ! 
「お願いします!!知りたいんです!!」 
「わ・・・分かったから顔を近づけるな・・・」 

やった・・・やったぁ!! 
「ありがとう先生!うれしいなぁ」 
「他の生徒が見てるぞ・・・おいおい、ちょっと、はしゃぐな」 
なんか夢みたい・・・こんなに簡単に電話番号が分かるなんて。 
「先生ありがとう、いっぱい話そうね」 
「ああ、後でな、それよりそろそろ大人しく・・・」 

こうして私は先生と番号を交換した。 
やった・・・やったよぉ!いままでの私にしたらすごいことだよ。 
ありがとうみやびちゃん・・・昨日味見してくれたからうまくいったんだから。 

今日もあのコーヒーショップに行こう。 
いろいろ話したいし、ありがとうって言いたいから 


ル*’ー’リ<せんせぇ最近いろんな娘と仲いいよね・・・ 从・ゥ・从<角♪角♪ 从・ゥ・从<まだかなまだかな〜♪ Σ(;執事)<ちょ!!舞美お嬢様っ?なんて格好をされているのです!!大開脚して…そ、そのようなところを覗きこまれて… 从・ゥ・从<ん?いや角ってここに生えるんでしょ?早く生えてこないかな〜っと思って♪ (;;執事)<なっ…いけません!!二度とそんな姿勢をしてはダメですっ!! 从・ゥ・从<??