「ま、舞お嬢様、い、いけません…う…」 
「  君は敏感だよね、あはっ。いじり甲斐があるからたまんないな〜」 

お屋敷の中の人たちが皆、寝静まったであろう夜更け。 
舞お嬢様は最近では大人しくなったえりかお嬢様に代わって、夜這いにやってきます。 
どうやら舞お嬢様は典型的なSで、僕が感じている様をみながら行為にふけるのがお好きなようです。 

「ひつじさんは本当に反応が可愛いよね。舞、嬉しいよ」 
「舞お嬢様、そろそろいかせて下さい…生殺しはきつすぎます」 
「だぁめ。また舞のことをお嬢様っていったでしょ。ひつじさんが小さくなってる間は舞ちゃんて呼んでっていったじゃん」 

そうでした、いつからかそんなルールが舞お嬢様と僕の間で交わされたのでした。 
舞お嬢様に小さくなった姿をみられてから、僕は行為をするときは小さくなる命令が下されているのです。 
舞お嬢様曰く、ひつじさんとこれからお似合いでしょとのこと。 
そうはいいつつ、僕の方が小さいので犯されている気分ですが。 

「  君、舞ちゃんて呼んでみて」 

ど、どうしましょう…僕は呼んだ方がよろしいのでしょうか 

1 舞ちゃんとお呼びする 
2 まだまだ耐えてみせます 
3 小さくなったときのことを思い出し始める 



舞お嬢様が命令とはいわずとも期待されているのだ。 
僕はそれに応えねばなるまい。 
自分の快楽よりも優先すべきは舞お嬢様のお気持ち。 

「ま、舞ちゃん」 
「  君だぁ〜い好き」 

舞お嬢様はパァッと顔を輝かせ、僕に抱きついてきた。 
その喜ばれ方があまりにも可愛いらしかったので、僕もつい微笑んでしまう。 

「  君、じゃあそろそろ舞と一緒に気持ちよくなろうね」 
「ま、舞ちゃ…う…」 
「あ〜舞の中に入った途端、ひつじさんいっちゃった〜最低。罰としてこのまま二回はするからね」 

トホホ、僕は相変わらず早打ちガンマンのようで、舞お嬢様と繋がった途端に発射してしまいました。 
舞お嬢様が妖しい視線を送りながら、僕の上で跳ねている。 
何という光景だろう、最近までエッチさえ知らなかった方がこのようになるとは。 
初めて友理奈お嬢様に小さくなるキノコをもらった日は、こんなこと想像できなかった。 
まだ舞お嬢様も初めてを無くしていらっしゃらなかったときは… 

僕があの日、小さくなってからすぐに舞お嬢様と千聖お嬢様の声がした。 
僕はなりふり構わず無我夢中で走った。 
そして二人がいらっしゃる場所に到着すると、二人は驚かれていた。 


それもそのはずだ、お二人は僕が小さくなったことをご存知ない。 
しまった、勢いまかせに走ってきた僕が馬鹿だった。 

「あんた誰?」 

舞お嬢様は目の前にいる子供が僕とは気付いていない様子。 
千聖お嬢様も不思議そうな顔でじっとみつめてこられるばかりです。 
ここはどう対応するべきでしょうか。 

1 呼ばれたので参りました、僕執事です 
2 迷子になっちゃったみたいですと知らない子供のふりをする 
3 どこからかミント〜小さくなった執事さんと友理奈お嬢様の声がする 



僕の正体がバレるのは今はマズイ。 
とりあえず迷子になった子供のふりをしてやり過ごさなくては。 

「え〜と、僕、ボールを探しにきたら迷っちゃったみたいでさ」 

頭をかきながら苦笑いをして、僕は慣れない嘘をつきました。 

「そうなんだ。ちさとたちも探すの手伝ってあげるよ」 

僕がついた嘘を信じてくれたみたいで、千聖お嬢様はホッとしたようです。 
すみません、千聖お嬢様、もう嘘はつきません。 

「ふぅ〜ん、本当かな。ちさと、舞たちで野球やったことあったじゃん」 
「うん。あったあった」 
「外からはこのお屋敷の中見えないって知ってる?だって、塀が10メートル近くあるんだよ」 

…す、鋭い… 
舞お嬢様は探偵になれるのではという推理をみせます。 
たった一言で嘘を見抜かれるなんて、僕は嘘をつかない方がいいようです。 

「さぁて、あなたはだぁれ?」 

舞お嬢様の意地悪な笑顔が怖いです。 

「僕は… 

1 ハローミントデース 
2 すみません、執事です。かくかくしかじか 
3 説明が下手な僕が何も言わずにいると、拉致されてしまう 



え〜どう説明したらいいでしょうか。 
いきなり執事です、といったところで信じてもらえるわけないですし、かといってキノコの話などさらに信じてもらえるわけない。 
あ〜どうして僕は口下手なんだ。 

「舞お嬢様〜千聖お嬢様〜習い事の時間ですよ」 

僕が頭を悩ませていると、どこからかメイドさんがお二人を呼ぶ声がしてきます。 

「も〜みつかったら大変じゃん。ちさと、こいつの反対側もって」 
「え?え、え〜ちょ、ちょっと…あの、もしもし」 
「しょうがないな〜舞ちゃんもったかい?いくよ」 
「ひゃ〜」 

僕が抵抗する間もなく、お二人にがっしりと腕を掴まれてC館の裏手に連れていかれてしまいました。 
こんな場所がお屋敷内にあるとは知りませんでした。 
お二人はどうやらかなり習い事をサボタージュされているようですね。 

「さ、ボールをとりにきたなんて嘘つきさん。あなたが誰なのか説明してもらいましょうか」 

舞お嬢様の意地悪な笑顔が絶好調で、みられているだけで緊張してしまいます。 

1 僕は執事なんですよ〜と空を見上げて叫ぶ 
2 千聖お嬢様が優しく困っている僕を撫でてくれた 
3 舞お嬢様が質問せめを続け、泣き出してしまう 

4 舞お嬢様たちがサボタージュされているのは許せないとして叱りバレる 



僕はもう困り果て、言葉はおろか身動きさえ出来ません。 
チラッと舞お嬢様をみると、好奇心むき出しで僕をみておられます。 
そんな僕がよほど気になったのでしょう。 
千聖お嬢様が近寄ってくると頭を撫でてくれました。 

「いい子いい子。舞ちゃん、困っているじゃん。もっとこの子に話しやすいようにしないと」 
「ちさとは甘いって。だって勝手に人のうちに入ってくるような奴だよ」 

舞お嬢様の言う通り、正体がわからない今では何をいっても言い訳にしかならないでしょう。 
僕はあまりお二人を困らせるのも悪いと、執事ですと名乗りました。 
はじめは僕の説明に嘘だとか信じられないと声をあげていましたが、話していくうちにようやく信じてもらえました。 

「じゃあ、本当に執事さんなんだ?」 
「はい。キノコを食べて小さくなったんです。信じられないでしょうが」 
「ふぅ〜ん、顔は確かにようくみるとひつじさんなんだよね」 

千聖お嬢様はまたすぐに信じてくれましたが、舞お嬢様は疑り深いです。 
さて、どうすればいいでしょうか。 

1 お尻をペンペンすればわかるでしょう 
2 草むしりをする動作をしてみましょう。おや? 
3 友理奈お嬢様を呼んできますからお待ちを 



ここは僕の仕事ぶりをみているお二人に、今の僕の姿で仕事をしてみればわかってもらえるでしょう。 
この場所はどうも草がぼうぼうと生い茂っていますし、草むしりでもしましょう。 

「いいですか、よくみていてくださいね。僕が今から草むしりをしますのでよくご覧ください」 
「はいはい。よくみてますよ」 

本当に僕を執事だと信じてはくれないんですね、舞お嬢様。 
なれば、僕は信じてもらえるよう誠心誠意仕事をこなすまでです。 
冬が近づいてきているにもかかわらず、日差しは強く草むしりをしていると汗が出てきます。 
僕はふと、空を見上げておてんとうさまを眺めていました。 

「今日もいい天気ですね。いつもならお二人はプロレスごっこをされているんではないですか?」 
「うん、そうだよ。ほら、この子は執事さんなんだってば。ちさとたちが何しているか知っているし」 

千聖お嬢様はもう僕だと信じて疑わないようです。 
あぁ〜あなたって人は素直で心の広いお嬢様ですね。 
対して、舞お嬢様は何と冷たいこと。 

「ふん、それを知ってたからって信じないからね」 

つん、としてそっぽを向いてしまいました。 
あらら・・・と、僕が舞お嬢様を追ってみると、おや?ピンク色のものが足の付け根の間からみえます。 
あれは舞お嬢様のパンツなのでは? 
いけない、僕は仕えるべき方を前にして何をしているというんだ。 

「ちょっと〜何ジロジロみてんの?こいつ、まさか舞のパンツみてるんじゃないの」 
「い、いえ、めっそうもありません。僕は何もみていません」 
「ぜった〜いみてた。こういう奴にはこうだ」 

そうおっしゃると舞お嬢様は僕にとびかかってきました。 
そして 

1 耳元で「やっとくっつくことが出来た。ひつじさん」とデレてきた 
2 こいつ〜と本気でプロレス技をかけてきた 
3 くっついてきた舞お嬢様ともみあっているうちに、プロレスごっこと勘違いした千聖お嬢様も乱入 



「このぉ〜」 
「お、お、おやめ下さい。し、死んでしまいまふ。ぐふっ」 

舞お嬢様は容赦なく僕の首をしめあげ、苦しめてきます。 
華奢なお身体ににつかわず、案外力がお強いようです。 
必死の抵抗を僕がするも、全然力がゆるむ気配がありません。 

「ま、まいお嬢様・・・お、お、たすけを・・・」 
「ふふっ、ちさとが『やめなよ、舞ちゃん』っていうまではダメ」 
「そ、そんなぁ〜」 
「だって、やっとくっつくことが出来たんだよ。だから、ダメ」 

え?どういうことでしょうか。 
やっとくっつくことができたということは、もしや僕が執事だということはすでに了解しているのでしょうか? 
だとすれば、舞お嬢様なりの愛情表現なのでしょう。 
少々過激な愛情表現ではありますが・・・ 

「ま、まいお嬢様、僕を執事だと信じているんですね?」 
「決まってるじゃん。顔はそっくりだし、話し方とかでわかるもん。でもね、パンツを覗いたのは別だよ」 
「うぅ・・・お、お許しを・・・」 

舞お嬢様は気づいておられたのだ、そう思うと安心して力が抜けてきました。 
あぁ、お花畑がみえてきました。 
舞お嬢様に抱きつかれたまま、しぬのでしたら光栄です。 

1 ま、舞ちゃん、執事さんが、と千聖お嬢様が止めに入る 
2 舞お嬢様が首筋にキスをしてきた 
3 舞ちゃん、ちさともプロレスに混ぜてと千聖お嬢様までくっついてきて・・・ 



ぼんやりと景色がみえだした頃、千聖お嬢様の「楽しそう」と羨む声が聞こえてきました。 
これのどこが楽しそうなんでしょう。 
僕はかなり苦しんでいるのですが、あなたにはこれが楽しいとみえるのですね。 
もうどうにでもなれ、という気持ちになってきました。 

「舞ちゃ〜ん、ちさとも混ぜて」 
「うん、いいよ。ただし、あんまり強くやったらダメだからね。この人、弱いんだから」 
「OK」 

あぁ、どうしたことだろう。 
僕はさっきまで意識が朦朧としていたはずなのに、千聖お嬢様の胸があたると意識がはっきりしてきました。 
何ででしょう、はっきりと千聖お嬢様の胸の感触がわかります。 
学校帰りで薄着のおかげか、はっきりすぎるくらいです。 

「ほらほら、ちゃっちゃとギブアップいわないとちさとの必殺技が決まっちゃうぞ」 
「舞の必殺技もあげちゃおうか?ひつじさん」 

苦しかったはずなのに、今ではもう慣れてしまったみたいです。 
僕ってば、変態さんになってしまったんでしょうか。 

1 ギブアップは申しませんと強がり、必殺技をいただきます 
2 またお花畑にいきたくはありません。ここは素直にギブアップします 
3 千聖お嬢様が夢中になって、胸の間に顔を挟んでくる 



「はは、強情だね。ようし、ちさともちょっと本気でいくよ」 
「ほどほどにね」 

千聖お嬢様は舞お嬢様にかわって、僕の首しめ担当になったみたいです。 
顔に当たる柔らかい感触がそれを物語っています。 
いや、失礼、僕としたことが最近発育のよろしい胸を注目していたのは事実です。 
だから、こんな感触だけで千聖お嬢様だとわかってしまうのです。 
自分に泣けてきます。 

「執事さん、ちさとたちと一緒にプロレスごっこってあんまりないからいい経験になったよね」 
「なったなった。あはは」 
「どうして舞ちゃんが答えるのさ。執事さ〜ん、お〜い」 

む、無理ですってば。 
あなたの胸の下敷きになっているのが僕の顔なんですよ、どうやってもどいてもうらしかないんです。 
ですが、あなたはそれにも気づいておられないようですね。 
ダメだ、またお花畑がみえてきました。 

「し、つ、じ、さ〜ん。返事して」 

マシュマロを頬張ったとき、僕ってこんなに幸せだったかな。 
あ〜短い執事生活でした。 
先立つ不幸をお許しください。 

「執事さん。執事さん?」 
「ひつじさ〜ん。おきて」 

ん・・・ん〜ぼ、僕は・・・ 

1 らんらんらららんらんら〜ん♪ 
2 めざめると舞お嬢様の膝枕で寝ていた 
3 千聖お嬢様が泣きながら、起きてと必死にしがみついてきた 



らんらんらららんらんら〜ん♪、と聞き覚えのあるメロディが頭の中に響いてきました。 
それも知っている女の子の声で響いてきます。 
はて、この声の持ち主とは何度もお会いしているような気がします。 

「執事さん、ようやくおめざめ?」 
「ん・・・あ、あなたは愛お嬢様」 
「おはよう。ずいぶんとお寝坊さんなのね」 

くすっと笑われただけで、あの妖しげな色気をまき散らしています。 
何故愛お嬢様がいきなり登場となったのでしょう。 
さっきまで僕は舞お嬢様と千聖お嬢様とプロレスごっこをして、させられていたのです。 

「あ、あのぉ・・・舞お嬢様と千聖お嬢様はどちらに?」 
「執事さん、あの子たちならメイドたちを呼びにお屋敷に入っていったわよ。あなたが気絶して、元に戻ったから驚いたみたい」 
「そうだったのですか。へぇ〜」 
「感心してる場合でもなくってよ。あなた、子供から大人になったから服がはちきれんばかりになってるから」 

うぅ、指摘されてようやく気づきましたが、身動きがとれないほどに服がぴっちぴちです。 
これで動いては身体が壊れてしまいそうです。 

「ふふっ、あなたも大変ね。小さくなったり、動物と話せたり、はたまた私にとりつかれたり」 
「ですね。あはは」 

確かに僕はこのお屋敷にきてから、退屈などする暇もないくらい楽しい日々を過ごしています。 


<舞お嬢様視点> 

私たちが慌てて、メイドたちを呼んで戻ると、意識の戻ったひつじさんがいた。 
だけど、おかしなことに誰もいない場所に向かって話しかけては笑っている。 
どうしちゃったんだろう。 
最近忙しかったから、ひつじさんちょっとおかしくなっちゃったのかな。 
舞たちがすっごく強くプロレス技かけちゃったせいなのかな。 
ひつじさん、平気でいてほしいな。 

<執事視点> 

「どうやら、お嬢様たちのご到着のようよ。私はこのへんで失礼するわね。また会いましょう」 
「えぇ、待ってますよ。そのときまで」 

僕にそう言い残すと、愛お嬢様はどこかへとふっと消えてしまった。 
愛お嬢様を最近みかけなかったから、心配だったのでこれはいい機会でしょう。 

「ひつじさぁ〜ん。ごめんね」 
「ま、舞お嬢様」 
「舞たちがプロレス技強く掛け過ぎておかしくさせてごめんね」 
「な、何のことです。僕はどこもおかしくは・・・あるかもしれませんね。服がきつくて体が痛いです」 
「ううん。そうじゃなくて。頭は平気?」 
「何をおっしゃるんです。平気ですよ」 

こうして無事に戻れはしましたが、この後もこの後で大変な想いをしました。 
このことがあったからでしょうか、舞お嬢様は以前よりも随分落ち着かれました。 
いいことです。 
しかし、えりかお嬢様にかわって夜這いをされるのはどうにか勘弁していただきたいものです。 

「ひつじさぁ〜ん、舞がいつも一緒にいてあげるからね。おかしなところあったらいってね」 
「は、はい。ありがとうございます」 
「じゃあ、三回戦ね。次はひつじさん上になって」 

労わっていただけるのでしたら、どうか夜這いはやめてください。 
命令とあらば、僕はいつだってあなたを抱きしめにまいります。 
全くえりかお嬢様はおかしなことばかりを年少のお嬢様にお教えになるのですから、今度注意せねばならないでしょう。 
はぁ〜まだまだ夜は長いようです・・・ 


乙でした ノソ*^ o゚)<・・・・・・ ノソ*^ o゚) ノソ*^ ∀゚)