お屋敷の電気は最低限見える程度にしか点けない。それが、この日のルール・・・ 

この日はお屋敷が黒とオレンジに包まれるのです。 
と言っても去年はまだ僕はいませんでしたから、お屋敷の人に聞いて初めて知りましたけど。 

ハロウィンパーティーはお嬢様を含めたお屋敷の人がすべて仮装して行われる行事です。 
魔法使いのような黒く鍔が広くて先の長い帽子、襟が広いマント 
杖やホウキ、そしてカボチャをくりぬいて作った被り物など・・・去年の写真を見ていると楽しんでいるのが伝わってきます。 
今年はどんなハロウィンパーティーになるのだろう? 

すでにパーティーが始まり一時間程経ちましたが、お嬢様達のお姿が見えません。 
明かりは電気は最低限、カボチャの中にある蝋燭だけなので辺りが見えづらいのもあり、さらには仮装していらっしゃるのでなかなか見つからず・・・ 
そろそろ給仕のお手伝いを切り上げてお嬢様を探しに行かなければ。 

1 外に行ってみましょう 
2 この、お菓子がたくさんある居間に何名かいらっしゃるかもしれない 
3 いきなりお尻をつつかれたぞ 



給仕のお手伝いをしていたこの居間には料理が並んでいる。 
と言っても大部分は市販のお菓子で、手作りのものがそれに混じっています。 
ここに何名かいらっしゃるはずですね、おそらくは。 
「返しなさい!こらっ!」 
「これがもぉのいたずらだも〜〜ん♪」 
「なら力ずくで!ちなみキーック!」 
「はうっ!」 
さっそく発見しました。B館の桃子お嬢様と千奈美お嬢様です。 
お二人ともカボチャをモチーフにした帽子をかぶっています。 
「お元気そうですね、お二人とも」 
「あっ執事さん!ねぇねぇ、またおっぱい吸わせてねぇ♪」 
「なにそれ、ねえ執事さんに何したの!」 
「教えてませーん」 
お菓子がつまった袋を持ち走り回る桃子お嬢様と追い掛ける千奈美お嬢様。 
いいですね、パーティーはこうやってにぎやかでなくては 

1 まだ何名かいらっしゃるのでは?引き続き探してみましょう 
2 二階はどうなっているだろうか。行ってみましょう 
3 なんだ?誰かが僕の肩を叩いたぞ 



「わっ?!」 
な、なんだ、誰かが僕の肩を叩いたぞ。 
「あれ・・・?」 
振り向いても誰もいない。薄暗いとはいえ、すぐ近くの人が見えない程暗くはないはずなのに 
「い、痛い!」 
また叩かれた。もしかしたらお嬢様かな? 
だが振り向いても、辺りを見回してもお嬢様らしき姿は見えない。先程の桃子お嬢様と千奈美お嬢様だけだ 
「あいたっ、ちょ・・・」 
今度はちょっと強めに後頭部を叩かれた。や、やりすぎだと思います。 
「こらこら。もっと下をみたまえよ」 
下・・・ですか? 
「あっ、あなた達は!」 
舞お嬢様と千聖お嬢様がホウキを持っていた。先端がオレンジ色のかわいらしいホウキを 
「見えなかったのかなぁ?ボク達が」 
「そりゃあまだ背は小さいですけど〜ひつじさんてば失礼だよね!」 
「ご、ごめんなさい」 
するとお二人はぴったりと息の合った声でこうおっしゃいました 

「「とりっく・おあ・とりーと!」 


これは確かハロウィンの言葉で・・・お菓子をねだるという意味でしたっけ? 

1 お菓子を袋詰めにして二人に渡す 
2 どういう意味かわからないので聞いてみる 
3 いたずらする娘はホウキを取り上げますよ 



「イタズラするとホウキを取り上げますよ」 
僕は二人のホウキを取り上げてしまった。 
「返してよ〜執事さん!」 
「もしかしてひつじさん、とりっくおあとりーとの意味知らないの?」 
「ええ、生憎と勉強不足なもので・・・意味を知りません」 
「返してったら、ホウキ」 
「千聖と一緒に作ったんだよそれ、だめ!」 
千聖お嬢様と舞お嬢様は僕の体に指を這わせてきました。 
「ほらほら返せ〜こちょこちょこちょこちょ」 
「もっとイタズラしちゃうよ〜ほーらほらー」 
「あ、あははは、いけません、やめてください!」 

1 わ、わかりました、ホウキはお返しいたします 
2 おやめなさい!武力介入しますよ 
3 とりっくおあとりーと・・・?なんだそれは 



「と、とりっくおあとりーととはどういう意味ですか?」 
ちょっと気になったので聞いてみる事にしました。 
「やっぱり知らないんだね執事さん。んも〜勉強しなきゃ」 
「教えてあげてもいいよ」 
いい機会ですし、せっかくなのでお二人の知識をお借りいたしましょう。 
「千聖、教えてあげて」 
「いいよ。あのね、とりっくおあとりーと!っていうのはね 

1 お菓子くれないとイタズラするよって意味」 
2 今からクイズに答えられないと体を叩かれるんだよ」 
3 ここでパンツ脱がないとイタズラするよって事だよ」 



ここでパンツ脱がないとイタズラするよって事だよ」 

・・・千聖お嬢様の口からそんな言葉が出るなど、信じられません! 
「そうそう、だから言われたら最後だと思ってね」 
悪い笑顔だな舞お嬢様・・・ 
さっき、とりっくおあとりーと!と言われた、イタズラされたくないならパンツを脱ぐしかない。 
「ちょ・・・脱がなくていいよ、今のは冗談だから!」 
「え、舞ちゃん、それが正しいって教えてくれたじゃん」 
「そんなわけないでしょ千聖!なんで簡単に信じるの」 

ぼ、僕は汚れてしまいました。お嬢様・・・見てください 
「もういい!もういいから早くパンツはいてよ!い、イタズラしないから」 
「・・・よろしいのですか?」 
「ひつじさんてもしかしてアホ?アホでしょ」 

まいったな、これはなんとヒワイなお祭りなのだろう。 
ハロウィンパーティー恐るべし 

1 そろそろ移動してみましょうか 
2 おや、あちらにまたお嬢様を発見 
3 ・・・もよおしてきた 



僕の身がもつだろうか、このヒワイなお祭り・・・ 
居間より少し離れるとまたお嬢様を発見しました。 
し、室内でもスクール水着なのですか。あなたは 
「あ、執事さん」 
「佐紀お嬢様。もしかしてお一人ですか?」 
「うん。みやと遊びたかったけど何か大事な用事があるって部屋から出てこないの」 
「雅お嬢様がですか」 
あのイタズラが好きな雅お嬢様が・・・こういうお祭りはお好きだと思ったのにめずらしいな。 
「ハロウィンだからお約束のあれね、トリック・オア・トリート!」 
き、きてしまった。その恐怖の言葉・・・ 
だが佐紀お嬢様のイタズラならかわいいものでしょうね。ここは脱ぎません 
「黙ってるってことはイタズラされていいんだね、よーし」 

おや・・・?佐紀お嬢様が手にしているそれは 

1 赤いジュースだ 
2 あれは油性のペン? 
3 なんだ、ティッシュを細長くまるめてるぞ 



「これを飲みなさい」 
赤いジュース・・・トマトジュースか? 
良かった、僕は平気だけどもし友理奈お嬢様だったらたいへんな事になっていましたよ。 
「いただきます」 
「一気にいった方がいいよ」 
その言葉が気になったので言うとおりに一気に流しこ・・・ 

「おいしい?」 
「は・・・・・・うはぁあっ、げほっごほ、うぉおう!!」 
しゃべろうとしたら喉が噴火してしまった。 
こここれはいったい?!ああだめだ、喉に溶岩が流れている様だ!! 
「タバスコジュースおいしかった?」 
「たた大変お、おいしゅうございました」 
こんな事ならパンツを脱いだ方が良かったかも・・・目の前が涙で見えません 
佐紀お嬢様は向こうへ行ってしまった。 

み、水を飲まないと、命が危ない! 

1 洗面所へ直行! 
2 佐紀お嬢様のおしりを叩いてから水を飲む 
3 今度は早貴お嬢様がこちらに 



もう容赦はしませんよ、佐紀お嬢様! 
「ごめんなさいごめんなさい、出来心だったのぉ!」 
「言いたいことはそれだけですか。失礼します」 
「あんっ、あんっ、痛い、で、でも・・・やめないで////」 
いま飲んだばかりのタバスコジュースに負けない程真っ赤になるまで叩いてから水を飲んだ。 
「はあ・・・はあ・・・ふう」 
雅お嬢様じゃないんですから、こんな命に関わる様なイタズラはおやめください。 
「執事さんどうしたの?なんかつらそうだけど」 
「汗かいてるよぉ、大丈夫?」 
偶然近くに茉麻お嬢様と友理奈お嬢様がいました。 
仲良く手作りのパンプキンパイを分け合っている様です。 
「だ、大丈夫ですよ」 
「つらそうよ、顔を見せてみなさい」 
「無理しちゃだめだよぉ」 

1 問題はありませんよ 
2 じ、実は手違いでタバスコを・・・ 
3 机の上に猫ちゃんがいるぞ 



「じ、実は手違いでタバスコを・・・」 
「大変!急いで運ばなきゃ!」「おとなしくしてねぇ」 
やはりというか案の定というか僕は医務室に運ばれてしまいました。 
「どこ?どこが苦しいの、しっかりして!」 
「茉麻ちゃん落ち着いて、タバスコ飲んだから苦しいのは喉でしょ」 
「じゃあ包帯まかなきゃ!」 
ううっ、く、苦しいです。茉麻お嬢様力ずくは・・・ 
「大変、顔が赤いよ。苦しそう、待ってて執事さん!」 
「ゆ、友理奈お嬢様、なにを、アッー!?」 
今度は友理奈お嬢様が僕の顔を包帯でぐるぐる巻きにしてしまいました。 
勘弁してくださいよぉ 

「また具合悪くなったらいつでも言ってよ執事さん」 
「お大事にぃ〜」 

ほ・・・放置ですか。めちゃくちゃですね 
苦しいです・・・けど友理奈お嬢様がきつく巻いたせいか顔の包帯が取れません。 
な、なんとかしなきゃ 

1 はさみが近くにあったな、これを使って包帯を切ろう 
2 助けを求めて医務室を出る 
3 誰か入ってきた? 



¨がたっ¨ 
足音か?屋敷の人が入ってきたらしい。助かった! 
「し、執事さん、ミイラおとこの仮装なの?」 
そのお声は早貴お嬢様! 
「違います、あの、助けてください。実は・・・」 
「あ、助けてほしいの。わけはあとで聞くね。とりあえずその包帯切ってあげる」 
早貴お嬢様は理解が早くて助かります・・・ふぅ、助かった 
「実は先程、手違いで・・・」 
「キュフフフ、執事さんてばドジなんだからぁ」 

かわいらしい笑い声ですね。 
早貴お嬢様は魔法使いの仮装でしょうか、黒いネクタイに白いシャツ、胸元のあいた赤いカーディガンに黒マントという出で立ちでした。 
「こ、これ・・・ヘンじゃない?思い切って仮装したんだけど」 

1 とてもお似合いですよ、とほほえむ 
2 うーん、何かが足りませんね・・・ 
3 僕もまたミイラおとこになってみようかな 



「とてもお似合いですよ」 
「あ、ありがと////執事さんにそう言われると嬉しいっ////」 
ぎゅっ、と僕の手を握る早貴お嬢様。 
「いこっ、食べてもらいたいものがあるの」 
「さ、早貴お嬢様、ちょっと・・・」 
お嬢様にひっぱられるままお屋敷の中を歩いて、気が付けば外に出ていた。 

「・・・おお、すごい」 
外はカボチャのちょうちんがいっぱい並んで吊されており、 
白い長テーブルにいっぱい料理やお菓子が並んでいました。 
「執事さんあーんして」 
「お嬢様・・・はむっ」 
「おいしい?」 
「は、はい」 
「へへっ////良かった、これ私が作ったの」 
早貴お嬢様が食べさせてくれたカボチャの煮物。 
なぜ煮物なのかは置いておきましょう。とても甘くておいしいです。 
「どうしても食べてほしかったんだ。好きな人に・・・」 
「早貴お嬢様・・・」 

1 ありがとうございます、とお礼を言う 
2 そっと抱き締める 
3 あいたっ!あ、頭に何か当たったぞ 



早貴お嬢様の気持ちがうれしくて思わず抱き締めていた。 
「は、恥ずかしいよ////執事はお嬢様と恋しちゃいけないんでしょ」 
「ご・・・ごめんなさい。思わず抱き締めてしまいました」 
早貴お嬢様とはつい先日契りをかわしてしまったばかり・・・ 

「あ〜〜〜♪ずるぅい、執事さんがカエルちゃんと抱き合ってるぅ〜♪」 
不意に耳に入ってきた不吉な声。いけない!すぐに逃げ出さなくては・・・ 
「つかまえたぁ〜♪」 
「うわぁあっ!!」 
し、しまった。捕まってしまい押し倒されてしまった。 
「よーしつかまえたぁ!さっすが私なんだよ」 
え、え、えりかお嬢様・・・なんですかそのオレンジの下着は! 
「あ〜〜負けた〜、先に捕まえたかったのにぃ」 
さらに舞美お嬢様も! 

も、最も危険な二人に捕まってしまいました! 

1 えりかお嬢様服は脱がさないでください 
2 舞美お嬢様、痛いです!叩かないでくださいぃ 
3 えりかお嬢様があの禁断の言葉を・・・ 



「うふふふ、ハロウィンパンティだからあの言葉をいっちゃうんだよ」 
「ああ・・・おやめくださいえりかお嬢様」 
「トリック・オア・おセックス!」 
そんな言葉は聞いたことがありませんが・・・ 
「黙ってるってことはおセックスしていいんだね♪」 
「え、えりかお嬢様、アッー?!」 
「ずるーいえり!私だって執事さんと遊びたいもん」 
「ひぃっ?!」 
ふ、ふ、二人がかりで僕の角をっ!いけません!! 
「ちょ、舞美、離してくれなきゃおセックスできないでしょ」 
「この角は渡さないから!」 
はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・はぁ、はぁ・・・・・・ 
「あのね、よばいするのだって本当は勇気いるんだよ!!毎晩緊張してるんだから!!」 
「意味わかんない!!えり、いいかげん離してよ!!」 

僕のそれを二人がかりでしこしこと・・・ 
ごめんなさい、も、もう出ちゃいます 

1 出すのはだめだ、お二人を止めなくては 
 すいません。僕のハロウィンをトリックします 
3 ・・・い、いま¨ぶちっ¨と音が・・・! 



この様なお祭りの日に出してしまうのは間違っています!ですからお二人を止めなくては 
「お、おやめください!」 
力ずくで手を引き離そうとしたら案外すっきりと外せた。 
不思議に思いお二人の様子を見てみると 
「なによ舞美、まだおセックスしたことないくせに!」 
「なにそれ、スポーツ?スポーツなら負けないから!」 
えりかお嬢様・・・その事は秘密だったのでは?ご自分からばらしてるじゃないですか 
このお二人は放っておきましょう、言い合いをはじめてしまいました。 

「・・・おや?」 
離れた席に座っている栞菜お嬢様を発見しました。 
膝には黒猫ちゃん・・・いつもお嬢様のそばにいますね 

1 話し掛けてみましょう 
2 いきなり舞美お嬢様が後ろから体当たりを 
3 えりかお嬢様が僕に何か布をかぶせてきた 



「栞菜お嬢様」 
「執事さん、こんばんは」 
僕に気付くと黒猫ちゃんを胸に抱いて立ち上がりました。 
・・・まさか先程のを見ていませんよね?お声をかけてから気が付いた様ですし、きっと 
「みんなにぎやかだね、私はお祭りは見てる方が楽しいかな」 
「そ、そうなんですか」 
良かった・・・気が付いていないみたいですね、ふう。 
「にゃ〜〜」 
「おいしい?」 
黒猫ちゃんにお菓子を食べさせてほほえんでいます。 
「猫ちゃんがお好きなんですか?」 
「うん。この子は特別なの」 
特別・・・? 
「この子は私にとってなんだと思う?」 

1 お屋敷に来て最初の友人 
2 実は死にそうなところを助けたとか 
3 お母様ですか?! 



「栞菜お嬢様がお屋敷に来て最初のご友人ですか?」 
「・・・当たり。恥ずかしいけど実はそうなんだよね、私はお屋敷に来るのが皆より遅かったからなかなか馴染めなくて・・・」 
「にゃ〜〜」 
「そんな時、庭にいたこの子を見つけたんだ。まだ皆と話せないうちはこの子と遊んでたなぁ」 
栞菜お嬢様にそんな過去があったとは知らなかった。 
「でも今は皆がいるから寂しくないよ。それにこの子ともよく遊ぶし」 

そっと、僕を見つめて・・・ 
「そしてはじめて人を好きになったのは執事さんだよ////」 
「あ、ありがとうございます・・・////」 
「んもぉ恥ずかしくなってきたぁ////じゃあまたねっ」 
栞菜お嬢様は黒猫ちゃんを抱いたまま足早にどこかへ行ってしまいました。 
うう・・・僕が栞菜お嬢様の初恋の相手かぁ・・・ 
責任重大ですね 

1 顎の長い女の人が近づいてくるぞ 
2 梨沙子お嬢様、ここにいたのですか 
3 あ・・・愛理お嬢様?!探しましたよ! 



「トリックオアトリート!」 
「あ、あなたは!」 
顎の長い女の人が来たと思ったら、あのイタズラ好きなお嬢様が!! 
「トリックオアトリック!」 
「み、雅お嬢様!?」 
「早く答えなさい、イタズラされたいでしょ?ね?ね?」 
目の黒い部分の星の光がきらきらと輝いています! 
間違いなく命に関わるイタズラをなさるおつもりですね 

しかしパンツを脱ぎたくないです、嫌です! 
だが相手は百戦錬磨の雅お嬢様。僕の様なイタズラの素人がかなうはずはありません 

1 それを貴女がお望みであればパンツを脱ぎます 
2 やはりイタズラの方が・・・お嬢様の前でパンツは脱げませんよ 



「雅お嬢様、申し訳ありません・・・僕は」 
「なによ、イタズラの方がいいの?」 
「僕は!!貴女の前でパンツは脱げません!!ごめんなさい、ごめんなさい!!」 
「は・・・?!何言ってるの?!」 
「だだだから、イタズラにします!貴女の前でパンツは脱げません!!」 
「声が大きいから!それに、なんでパンツなんか脱ぐ必要があるのよ?!」 
どうせなら早くイタズラしてください。さあ早く! 
「な、なんで近寄ってくるの、やめなさい」 
「雅お嬢様・・・覚悟はできています、早くイタズラを!」 
「来ないでよぉ、目が血走ってるわよあんた、キモい!」 

待ちなさい、逃げるつもりですか?! 

1 さるものは追わずという諺がありまして・・・ 
2 イタズラをしなさい!執事の命令が聞けないのですか 
3 さらに雅お嬢様に言いよる 



待ちなさい!逃げるおつもりですか雅お嬢様! 
「僕にイタズラをしかけてください!」 
「い、いやぁ、来ないで・・・あんたおかしいわよ、いやぁああ・・・!」 
やっとおとなしくなりましたね。だがまだこれからですよ 
「貴女のお望みはこれですよね?ほ、ほら!」 
「っ?!」 
ベルトを外してズボンを脱ごうとしたその時。 
「執事の馬と鹿〜〜〜〜〜〜〜!!」 
「あべしっ?!」 

雅お嬢様は石を握り、なんと僕のそこを・・・ぐしゃっと 

「は・・・・・・うぅ・・・」 

情けない・・・撃沈です・・・ 

「もうしんじらんない!!ハロウィンなんか大嫌い!!」 

雅お嬢様は泣き叫びながら走っていきました・・・ 
「た、立てない・・・」 
いったい僕は何をしていたんだ?なんだがやけに興奮していた様な気がする・・・ 
あ、熱い、今日はなんだか怪我だらけだ 

1 帰って休もう 
2 まだ会っていないお嬢様がいます 
3 ・・・誰かの気配、しかし¨人¨のそれではない 



¨くすくす、派手にやられたわね¨ 
「あ・・・貴女は?!」 
¨ハァ〜イ♪来ちゃった、楽しそうだから¨ 
め・・・愛お嬢様! 
¨あなたも大変ね、お嬢様とお話して回ってて¨ 
「つ、勤めですから」 
¨ホントは会いたいんでしょう?うふふふ、顔に書いてあるわよ♪¨ 
僕の唇をつんっと突く愛お嬢様 
¨まだ会いたいお嬢様がいるでしょう。いってあげなさい¨ 
「そうです、まだお会いできてない方がいるんです」 
¨・・・そうね、奇しくも二人とももうあなとエッチしちゃった娘よね¨ 
「か、からかわないでください!」 
愛お嬢様に会釈をして僕はその二人のお嬢様のもとへと急いだ 


いました・・・! 

「次はこっちだよ愛理!」 
「待ってよ梨沙子、早いよ」 
お二人ともきっちりと仮装を決めてハロウィンパーティーを楽しんでいます。 
「見て見てホラ!こんなかわいいカボチャのぬいぐるみ!」 
「ホントだぁ♪ねえねえこれ執事さんに似てない?」 
「・・・それ骸骨じゃん。愛理、きついね」 
「わ、笑わないでよ!」 
「大好きって言ってるけどホントはどうなの?あ〜いり〜」 

特に梨沙子お嬢様、いつもより若干テンションが高い様です。 
お部屋もハロウィンの様な内装ですし、楽しみにしていたのでしょうね。 

1 骸骨ですよ愛理お嬢様、と挨拶 
2 普通に挨拶しましょう 
3 カボチャのお面をつけて登場! 



ちょうどここにカボチャのお面があったので、これを着けて出ましょう。 
「わぁ〜おいし〜〜♪」 
「おいし〜ねこのケーキ♪」 
お菓子に夢中なお二人の前にそっと・・・ 

「・・・わぁあ?!びっくりしたなぁ!」 
「誰・・・まさか執事さん?」 
「はい、骸骨のぬいぐるみこと執事です」 
「いまの話聞いてたんだ・・・ごめんなさい執事さん」 
「いいえとんでもない。お嬢様が楽しいのが一番なのです」 
「執事さんも一緒に回ろうっ♪ほらぁ」 
梨沙子お嬢様に引っ張られながらテーブルを回っていく。 
「「トリックオアトリート!」」ぴったりと息の合った声で次々とまわりの人からお菓子を集めています。 

・・・やっとここでトリックオアトリートの正しい意味を知りました。 
パンツを脱ぐ必要は無いと知り、顔から火が出そうです! 

¨私も遊んじゃおうかな♪¨ 
愛お嬢様もふわふわと浮かびながら辺りを飛び回っています。 

今日は楽しいハロウィンパーティー・・・ 

まだまだ、終わるには早いですよね