「・・・ふむ・・・」 
どうもわからない。あのお嬢様は考えれば考える程素性が見えなくなってくる。 
はっきり言って僕はあの御方の手のひらで遊ばれている状態です・・・ 
直接お会いしてお話ができればよいのですが、何せ神出鬼没な方ですから会える保証がありません 

そもそもあの御方はいつからこのお屋敷にいらっしゃるのだろうか? 
失礼だがお幾つなのだろう。す、好きな異性のタイプ・・・いやこれはいいだろう 

¨呼んだかしら?¨ 
「うわっ?!」 
すると例によって突然目の前にあらわれたそのお嬢様。 
あ、あれ?!ここは僕の部屋のはず、いつの間にお風呂場へ 
¨こんなのもついでに運んできたけどここはあなたの部屋よ。安心して¨ 
頭にタオルを巻いて髪がおちない様になさっている愛お嬢様。 
よく外国の映画で観る様な真っ白いバスタブごとやってきました 
相変わらず奔放というか・・・いやはや適いません。 
泡風呂がよく似合いますね 

¨ねえ執事さん、一緒に入ろっか?¨ 
「ええっ?!」 

1 例によってこれは罠、落ち着いて対応しましょう 
2 男にはやらねばならない刻があります、それは今! 
3 ノックの音・・・人生最大のピンチ! 



お、男にはやらねばならない刻があります。 
¨あら乗り気じゃない。いいわよ、おいで・・・¨ 
愛お嬢様がその美しいおみ足を泡風呂から伸ばし、悩ましげに両手でなでています。 
「失礼します愛お嬢様・・・」 
裸になるのは恥ずかしいので海パンを履いて入浴・・・ 
¨待って、立ったままそこにいてほしいの¨ 
「は、はい。どうしてですか・・・?」 

するとまた妖しげに微笑む愛お嬢様。 
¨私も立つからよ。うふふ¨ 
「えっ?そ、そうしますと、あの、えっと・・・」 
¨じゃあ立たない方がいいかしら?執事さんが決めてほしいな¨ 

僕をからかっているのだろうか。し、しかしいつもだまされてしまう。さてどうしたものか 

1 た、立ってください! 
2 僕も座ります 
3 海パン脱いでもいいですか 



「た、立ってください」 
¨・・・わかったわ。貴男の言うとおりにしてあげる¨ 
愛お嬢様はゆっくりと浴槽から立ち上がる、その豊満な体が少しづつあらわになって・・・! 
「・・・?!」 
¨ちょっと期待した?うふふふ、でもね、これでも今までにしたらがんばってる方よ¨ 

生まれたままのお姿では無かったけれど、く、黒いビキニとは・・・すごい破壊力です。 
¨お腹空いちゃった。ねえ、ご飯ちょうだい。今度は私のお願い聞いて¨ 
「め、愛お嬢様?!なにを・・・ひゃあっ!!」 
そこはおへそ・・・あっ、拡げちゃだめですぅ! 
¨私ね、唇からじゃなくてもOKなの。穴とかくぼみからでも吸えるのよ♪¨ 

い、いやですぅっ、そんなに吸い付かれたら僕は!はぁああっ、あぁあ・・・! 
¨おへそがいやなら鼻からでもいいよ。それとも耳がいい?あるいは別の・・・¨ 
「あぁ、アッー!!」 

今宵もまた吸われてしまいました・・・あぁん、もうお婿に行けませんよぉ 


¨ふぅ、ごちそうさまでした執事さん¨ 
「愛お嬢様、貴女は不思議だらけですね」 
¨え、そお?¨ 
僕と話ながら指を鳴らすと、なんとそこにあった白いバスタブが消えてしまった。 
¨基本的には人間とかわらないよ。ちょっと違うだけで¨ 
また指を鳴らすとビキニ姿からいつもの服に変わった。いったいどういう仕組みなんだろう 
「かねてから気になっていたのですが、貴女はいったい・・・その、どういう御方なのですか」 

うふふ・・・とまた意味ありげに笑い、僕の唇に触れた。 

¨C館のお嬢様の一人よ¨ 

ま、またはぐらかす様なお答えを・・・ 
「そうではなくてですね」 
¨せっかく会ったんだから遊ばない?そうしましょうよ¨ 
「ちょ、ちょっと愛お嬢様、どちらへ行かれるのですか」 
¨・・・このお屋敷か、空の上か、誰かの部屋、どれか選ばせてあげる¨ 

いきなり言われましても・・・どれにしよう 

1 ではお屋敷の中に 
2 そ、空の上?? 
3 ・・・まさかお嬢様のお部屋に侵入なさるおつもりでは。それはだめだ! 



¨そうだ。あのエキゾチックなお嬢様の部屋にしない?¨ 
「だめです!それだけはできません!」 
¨あら、お嬢様にだめとか言っちゃうのね。いけない執事さんね・・・¨ 
愛お嬢様の目が怪しく光った。な、何をなさるおつも・・・か、体が動かない?! 
¨一緒に行きましょう。行くっていったら元に戻してあげる¨ 
わぁあぁぁ、足が石になっていくぞ、て、手も固まって 
¨早くしないと明日の朝誰かがわりとイケメンの石像を見つけて泣いちゃうわよ¨ 
「だ、だめです愛お嬢様!それだけは!」 
¨・・・あら、そう。石になりたいのね¨ 
愛お嬢様は本気だ。だけど・・・お嬢様を危険な目にあわせるわけにはいかないんだ! 
¨そんなにお嬢様が大事なのね。もうお腹まで石になっちゃったのに¨ 
「た、たとえ石になっても僕は・・・!」 
¨わかったわ。我慢してあげるわよ¨ 
・・・あ、体が動く!良かった、助かった。 

¨なーんてね♪さぁ、私がどこに行くか当ててみて¨ 
「は?・・・あ、愛お嬢様!こらー!」 

い、いない。間違いない、誰かの部屋に忍び込んだんだ! 
早く探さないと危ないぞ! 

1 近くにいるかもしれない 
2 あれ?いま上の方で音がしたけど 
3 そういえばえりかお嬢様の事をおっしゃっていた・・・まさか! 



そういえば確かえりかお嬢様の事をおっしゃっていたはずだ。という事は!! 

「愛お嬢様ぁあ!!」 

えりかお嬢様のお部屋のドアを吹き飛ばして飛び込んだ。 
「く〜〜・・・か〜〜・・・」 
しかしそこには意外にも普通のお姿でおやすみになられているえりかお嬢様が。 
い、いない!気配もしないぞ、ここじゃなかったのか?! 
「ん〜〜〜・・・誰?執事さん?」 
「はっ!!」 
しまった、起こしてしまった。いけません!だめですえりかお嬢様! 
「ちょっ////やだ、だめ!!待ってよ!」 
「痛いっ!」 
・・・襲われるかと思いましたが予想と違う反応でした。 
「待って、やだやだ、だめ、そっちからするのはだめだよ////ば、ばかぁっ、よばいするのも心の準備が必要なんだから!」 
「いたたた、痛いですえりかお嬢様!ごめんなさいこれは手違いでその」 
枕や時計など手当たり次第に投げてくるえりかお嬢様。 
「早く出てって!あんまり長くいるとみんなにばらすよ!」 

1 人を探しています、胸が大きくて少々太いお嬢様を見ませんでしたか? 
2 そんな事をおっしゃってますがよばいしてほしいのでは 
3 気が済むまでなぐってください 



「お、お嬢様を探しているのです」 
「こんな時間に?誰」 
「胸が大きくて少々肉付きがよろしいお嬢様です。見ませんでしたか?」 
「ん〜〜〜・・・と、その特徴だと梨沙子ちゃんか茉麻ちゃんか、あと栞菜か。みんな部屋にいるんじゃない?見てないよ」 
「そ、そうですか、ありがとうございました」 
「・・・執事さんに辱められた////ま、まさか自分からよばいに来るなんて」 
「ですから違いますよ、人を探しているんです」 
「もぉ〜恥ずかしい////すっぴん見られた!明日は十倍返しで朝までおセックスなんだよ!」 

不吉な予言を苦笑いで返してえりかお嬢様のお部屋をあとにした 
¨意外ね、あんな可愛いパジャマを着るのねあの娘¨ 
「愛お嬢様!見つけましたよ」 
¨面白かった?うふふふ、良かったじゃない、普段あの娘にはやられっぱなしでしょう。たまにはお返ししなきゃ¨ 
「そういう問題ではありません!」 
¨・・・もうちょっと遊んでほしいな。まだ帰りたくない¨ 

もう・・・この方はいくら注意しても全然気にしないというか、まるで応えません。 

1 僕はもう疲れました 
2 ・・・仕方ない、お嬢様の命令なら従わねば 
3 いきなり愛お嬢様が手を握ってた 



¨ごめん、ちょっとやりすぎちゃったね¨ 
いきなり愛お嬢様が僕の手を握った。 
「い、いえ、おわかりいただければ・・・」 
¨もうちょっとだけ遊んで。まだ帰りたくないんだ¨ 
ふわりと浮き上がる愛お嬢様。それにつられて僕の体も軽くなっていく様な・・・ 
¨今度はちゃんと遊ぼうね¨ 
「ど、どうやって遊ばれるおつもりですか?ちょっとお嬢様」 
¨すぐ分かるよ¨ 

一瞬体が浮かび上がった様な感覚に襲われ、やけに辺りが広く感じて・・・ 

「こ、ここは?!」 
足が地面についてない。ここは・・・どこだ?! 
¨しっかりつかまっててね、執事さん¨ 
「うわぁああぁああ?!」 
¨下見ちゃだめだよ。怖いでしょ?¨ 

一瞬でこんなところに来てしまったのか?! 
こ、ここは空の上だ、下に見えるのはお屋敷や池、森、数々の施設だ。 
夜なのにやけにはっきり見えた気がした。 


¨空飛ぶなんてまずできないからね、楽しんでほしいな¨ 
「うわぁああ〜〜〜落ちる〜〜!愛お嬢様怖いです!」 
¨そんなに騒がないでよ。怖くないでしょ?私の手を握ってたら落ちないのよ¨ 
「有り得ません、に、人間が空を飛ぶなんて・・・!」 
¨執事さん頭かたいよ。常識に縛られすぎ¨ 

まだ信じられない、自分が空を飛んでいるなんて。 
お嬢様達と同じ時を過ごしているあのお屋敷を見下ろす高さにいるなんて。 

¨だいたい私がもう常識の外にいる存在なのよ、今さら驚かなくていいでしょ¨ 
「・・・・・・」 
やっぱりわからない。愛お嬢様が果たしてどんな存在なのか、色々な意味で常識を越えている。 
¨忘れちゃだめだよ。常識っていうレンズじゃ見えないものがあるって¨ 
愛お嬢様が真剣な眼差しで見つめてくる。 
¨お願い、私が見えるレンズ、いつまでも曇らせないで・・・¨ 

そして、ゆっくりと僕に口付けをかわし・・・ 


「・・・はっ!」 

気が付いたら僕は自分の部屋のベッドに寝ていた。 
まだ時間は朝の御挨拶には早すぎる。あまり寝てはいないのか 
「・・・・・・・・・」 
愛お嬢様に糧を吸われたはずなのにあまり体はだるくない。不思議だ・・・ 

(常識っていうレンズじゃ見えないものがある) 

愛お嬢様の言葉を思い出した。 
・・・確かに、あの御方は常識の外にいらっしゃる御方かもしれない。 
まだまだわからない事はたくさんあるけれど、大切なお嬢様なはずだ。 
なぜ僕にしか見えないのか、なぜ僕にしか声が聞こえないのか・・・ 

とりあえず考えても答えは出そうにない。またお会いできる事を信じていますよ。 

会えば会うほど貴女が気になっていきます・・・これも貴女の魅力なのでしょうか? 

つ、次は空を飛ぶのはごめんこうむりたいです・・・ 


ル*’ー’リ<くまいちょーがんばれ〜! 川*^∇^)||<(せ、先輩が応援してる!) 从・ゥ・从<私のエンディングまだ? リl|*´∀`l|<私も待ちくたびれたんだよ 川*´・_・リ<・・・・・・ ル*’ー’リ<ウフフフフフフ (;教師)<この三人のキャラ立ちは僕も待ってるよ (;マネ)<ふっ・・・そんな事言って生徒のいやらしい姿を想像して自分のおっ立ててるのは誰だよw (#教師)<うるさいなこの鬼畜が!市ねよ (マネ)<悪いがもう既に死んでいる (;教師)<え? (マネ)<・・・手、冷たいだろ?ほら (;教師)<うわぁああぁああ?!