今日から世間では三連休、お嬢様方も学校がお休みです。 
忙しくなりそうだな・・・特に今はB館のお嬢様もいらっしゃるし。 

「わぁあぁああ〜〜〜〜!」 
「待て待て〜〜千聖〜〜!」 
部屋から出たら早速とてもお元気な二人のお嬢様に出くわした。 
「おはようございます千聖お嬢様、舞お嬢様」 
「おはよ〜〜ひつじさん!待て千聖〜〜!」 
「お、おはよ執事さ・・・わぁあっ舞ちゃん、だめ〜!」 
僕が起きるより早くお目覚めになったという事ですか?お休みの日だとなぜかあの二人は起きるのが早いんだよな・・・ 
「も、桃子お嬢様」 
「かぁ〜、かぁ〜」 
廊下に飾られた骨董品の壺に頭を突っ込んだままお休みの様子。 
何度か体を揺すりましたが起きる気配が無いのでそのままにしておきました。 

さて、最初はどなたのお部屋にまいりましょうか 

1 C館のあの方(希望するお嬢様を書いてください) 
2 B館のあの方(希望するお嬢様を書いてください) 
3 急にもよおしてきたぞ、まず用を足してから 



決めました、B館の雅お嬢様にいたしましょう。 
・・・最近は悪戯も少々控えめになってきましたからきっと大丈夫なはずです。 
「雅お嬢様、おはようございます」 
ノックをしてからお部屋に入る・・・ 

¨びちゃっ¨ 
「きゃっ?!つ、冷たい?!」 
ドアの上に氷が吊してあり、溶けて垂れた水がうなじに・・・ 
「あっはっはっはっ引っ掛かったぁ♪」 
その様子を見てけらけら笑う雅お嬢様。 
「おはようございます、雅お嬢様」 
「声震えてるよ?かわいい」 

笑っているお姿はかわいらしいのですが・・・その悪戯は時にえげつないです。 
氷なんてまだかわいい方ですね。お会いしたばかりの時はお風呂の水を赤くしてびっくりさせられましたから・・・ 

1 他のお嬢様のお部屋に行く 
2 少し雅お嬢様とお話をする 
3 氷を投げつける 



「べ、別に震えていませんよ」 
「すぐムキになるんだから。だからからわかれるんだよ」 
「ですからムキになどなっていません!」 
僕の言い方に雅お嬢様は少し機嫌を悪くされたみたいです。 
「そうやってすぐ怒鳴る。うるさいよ」 
「ご・・・ごめんなさい」 
「私と話すと子供みたいになるね。他の娘だと普通なのに」 
指摘されて気が付いた。言われてみたらなんだかそんな気もいたします。 
み、雅お嬢様が苦手というわけではないのに、なぜか・・・ 
「もしかしてやっぱり私が嫌いだったりする?」 
「はい?!な、何をおっしゃっているのですか」 
雅お嬢様は寝起きの格好のまま僕に近づいてきました。 
・・・ど、どきどきしちゃいけないのに・・・ 
「答えて。私が好きか嫌いか」 

1 嫌いだもんね〜とふざけてみる 
2 好きです!大好きです!世界で一番!とムキになってしまう 
3 なんという色気ですか、貴女は本当にまだ十代ですか? 



前髪に隠れがちな妖しい瞳・・・そして美しく整った鼻筋。そして美形の条件である長い顎 
あ、貴女は本当にまだ十代なのですか。他のお嬢様と比べるのは失礼ですが、明らかに色気が違います。 
変だぞ、何を意識してるんだ。朝のご挨拶は毎日欠かさずしているのに・・・ 
「答えてよ。それとも私じゃ不満かしら?」 
「い、意味がわかりかねます」 
「顔赤いよ?ふふ、カワイイ」 

い、いけない。下半身に熱が・・・もう何を考えてるんだ僕は! 
「梨沙子ともうエッチしたんでしょう?慣れてるはずよね」 

・・・も、もうご存知だったんですか・・・?! 
「なんか梨沙子の雰囲気が変わったと思って聞いたの。あなた、真面目な顔してやっちゃってるのね」 
お、おやめください・・・ああ・・・ 

1 逃げ出してしまおう、理性が保たない 
2 適当に話を切り上げる 
3 貴女もしたいのですか? 



雅お嬢様からあふれ出る色気もさることながら、梨沙子お嬢様のお話をこれ以上聞くのはまずい気がする。 
「そ、それでは雅お嬢様、ごきげんよう!」 
「うん、またね。後でもっと詳しく聞かせて」 
朝から大変そうだぞこれは・・・冷や汗をかきながら雅お嬢様のもとから逃げ出した。 
よく見たらTシャツに下着だけだった様な。以前はあんな格好でおやすみになっていなかったはずなのに・・・ 
「おはよう執事さん!」 
「うわっ?!」 
「あ、ごめん。ぶつかっちゃった」 
舞美お嬢様がジョギングからもどられたみたいです。勢い余ってぶつかって・・・ 
「う、ぁあっ?!」 
倒れる時に右手を下にしてしまい、いやな音を聞いてしまった。 
「だ・・・大丈夫?」 
「・・・・・・」 
「ごめん!すぐ医務室いかなきゃ!」 
「へ、平気です、ちょっと、びっくりしただけですから」 

・・・嘘だ。折れてはいないだろうけど、力が入らない。 
参ったな・・・病院に行きたいけどお屋敷を空けたら他の人に迷惑をかけてしまう 

1 根性で乗り切ってやる 
2 笑顔は絶やさない 
3 茉麻お嬢様、な、なにを、アッー?! 



「大丈夫執事さん?!」 
「ま、茉麻お嬢様、おはようございます」 
「右手ケガしてるわね、そうなんでしょう」 
「ちょっとひねってしまっただけですよ。ちゃんと力が入りますから」 
試しに自分の携帯を持ってみせたら、うっかり落としてしまった。やっぱり無理だ、ろくに動かすこともできそうにない。 
「すぐに医務室にいきましょ、ね?遠慮しないで、おねがいだから!」 
「ま、茉麻お嬢様、いいです、歩けますから!」 
「いいから遠慮しないで!!」 
「は・・・はい・・・」 
なんと茉麻お嬢様に背負われたまま医務室に行くことになってしまった。 
情けない・・・僕は執事なのにお嬢様をわずらわせてしまうとは 

「いつから茉麻の子供になったの執事さん」 
「キュフフ、カンガルーの親子みたい」 
友理奈お嬢様と早貴お嬢様に笑われながら医務室に到着。 
「はい、寝て。服も脱いだ方がいいわよね?」 
「怪我をしたのは右手ですけど・・・」 
「いいから脱ぎなさい、バイ菌が入ったら大変よ!」 
ま、茉麻お嬢様、いつもと様子が違いますよ 

1 わかりました、脱ぎますから落ち着いてください 
2 まず茉麻お嬢様をなだめなくては 
3 ま、舞美お嬢様が来た、ますます波乱の予感 



「わ、わかりました、脱ぎます・・・」 
僕がネクタイを外しシャツのボタンを外している間、片時も目を離さない茉麻お嬢様。 
な、なんだか母親に見守られている様な気がいたします。 
「・・・もっと痩せてるかと思ったけどちゃんと締まってるのね・・・」 
「こ、これでよろしいでしょうか?」 
上半身だけ脱いで尋ねてみた 
「し、下も・・・」 
「はい?!」 
「バイ菌が入るから脱いで!全部脱いで!」 
「ちょっと待ってください、それは・・・」 
「脱げないなら私が脱がしてあげるわ!」 
あ、ダメです、無理矢理されるのは苦手なんです、ああっ! 

「執事さぁあ〜ん大丈夫ぅ?!私のせいでケガ・・・!」 
このお声は舞美お嬢様ではないですか、と思ったらもう目の前まで来ていました。 
「何してんの茉麻?なんで執事さん脱いでるの」 
「えっ?!い、いや、その」 
急に我に返ったらしくあたふたする茉麻お嬢様。き、気まずい・・・ 

1 舞美お嬢様が僕の体の観察を始める 
2 開き直った茉麻お嬢様が僕を全裸に! 
3 この隙に服を着てしまおう 



「脱がせたいから脱がせたの!!」 
「ま、茉麻お嬢様・・・アッー?!」 
ついに僕は生まれたままの姿にされてしまいました。開き直った茉麻お嬢様に・・・ 
「ふぅ〜ん。そう」 
舞美お嬢様は反応が薄い。良かった、これが他のお嬢様だったら今頃はお屋敷中が大騒ぎですよ。 
「執事さんってやっぱり貧相だよね、筋肉がないもん」 
「あっ?!」 
つんっ、と胸を触られ思わず声が。 
「何してんの舞美?!勝手に触らないで!」 
「なんで怒るの」 
「い、いや、その・・・とにかく、執事さんびっくりしてるじゃん!」 
「してないよね?執事さん」 
「は・・・ッ」 
舞美お嬢様は特に意識なさってはいません、そういう方ですから・・・ 
指をそのまま下の方に這わせて・・・あ、ああ、だめぇえっ 
「茉麻より筋肉無いね」 
「い、いいの!力仕事は私が執事さんに代わるから」 
「私は筋肉が無いある方がいいけど」 
ふ、不穏な空気がお二人の間に流れています・・・ 

1 舞美お嬢様が僕の乳首を 
2 茉麻お嬢様が僕の腹筋に、アッー! 
3 はうっ!ま、舞美お嬢様、¨角¨は! 



い、医務室のベッドに裸で寝かされて・・・お嬢様に体を触られている。 
「ほら、ちゃんとあるでしょ!執事さんの腹筋!」 
「はうっ、茉麻お嬢様!」 
そんなに押されては・・・ち、血が集まってしまいますぅうっ。やはり人間は本能には逆らえないのか?! 
どくん、どくんと脈打っているのを体で感じている。お嬢様の前で反応してしまう・・・! 
「やっぱり私には生えないよこれ」 
「あっ?!」 
すると舞美お嬢様がその¨角¨を鷲掴みになさり、ぐにぐにいじくり始めた。 
「ま、ま、ま、舞美!!だめでしょそれをいじったら!!」 
「なんで?こないだもいじったけど」 
「・・・・・・し、執事さん、どういう事なの??」 
茉麻お嬢様の表情が・・・ちょ、直視できない。なんだかショックを受けている様な表情だ。 

1 以前、舞美お嬢様に無理矢理お風呂に連れ込まれたのです 
2 答えられない・・・どう言ったらいいのだろう 
3 舞美お嬢様が手に更に力をこめてきた 



「は、話せば長くなるのですが、以前舞美お嬢様が僕をお風呂に誘いまして」 
「舞美!ホントなの?」 
「・・・・・・・・・?」 
覚えていらっしゃらないのですか?!そんなはずは!しかしこの様子だと覚えていらっしゃらないのかも・・・ 
「・・・ああ、思い出した。走って汗かいたからお風呂入ったんだ。そした執事さんいたから一緒に入ってって言った」 
「な、何考えてるの、いつの間にそんな、ああもうっ」 
「そこで角見つけたんだよ。これ!」 
「あっ?!い、痛いです舞美お嬢様!!や、やめ・・・!」 
それ以上力を入れたら、取れます。ぽこっと取れてしまいます! 
「もう抜けないなぁ。早く取れちゃいなよ!ほら、ほら!」 
「やめなさい舞美!し、執事さん大丈夫?!」 
茉麻お嬢様がやめさせようと舞美お嬢様の手を握った。 
「いいかげんにしなさい、執事さんを困らせないで!」 
「さっきからなんで茉麻怒ってんの?いいじゃん、角触ってるだけでしょ!」 
さ、さらに力が・・・う、うぅ、あぁああ、ああっ、このままでは僕は 

¨執事¨ではなく¨メイド¨さんになってしまいます! 




「もうっ、早く取れちゃいなよ!」 
ぐいっとひっぱられた瞬間 

    ¨ぶちっ¨ 

い、嫌な音が・・・ 
「し、執事さん?!執事さんしっかりして!!」 
「毛が何本か抜けちゃったみたい。あれ?何で寝てるの執事さん、目が白いよ」 
ぼ、僕の角が・・・取れてしまった。いま確かに抜ける音を聞いてしまった・・・ 

僕は気を失い、右手の痛みでその日はしばらく動けなかった。 
「大丈夫?私がいつもそばにいるからね」 
「あ、ありがとうございます」 
茉麻お嬢様に付き添われ病院で診てもらったらしばらく安静にしていなさいとの事。 
「申し訳ございません、皆様にご迷惑をかけてしまいますね」 
「いいの、私が執事さんの右手になる、もう決めたから」 
「い、いえ、お嬢様を患わせるなどとんでもない」 

茉麻お嬢様は僕の左手を両手で握り締めた。 
「遠慮しないで!!ね?ねっ?!」 
ものすごい気迫だ。もし断ったらこのまま左手も握り潰されそうだぞ 

1 しかし断る 
2 お手やわらかにお願いします・・・ 



「お手やわらかにお願いします、茉麻お嬢様」 
「任せて!絶対離れないわ、たとえトイレやお風呂でもね」 
嫌な予感が・・・ 

「一人じゃ無理でしょ?」 
「き、着替えならできますよ」 
「脱がせてあげるからおとなしくしてて」 
「あ・・・ああ・・・」 
なんだか子供の頃にもどってしまった様な。 
か、母さんもこうだったよな。好きだけどちょっと過保護なところが苦手だった。 
「はいできたわよ」 
「・・・ありがとうございます、茉麻お嬢様」 
しかし茉麻お嬢様もずいぶん積極的な方だ。B館のお嬢様ではおそらく一番かもしれない。 
「少し痛みはひいた?」 
「・・・っ」 
「もう少し冷やした方がいいんじゃないかな」 

僕の右手の包帯を外し、氷嚢を当てる茉麻お嬢様。・・・たまにはこういうのもいいかもしれないですね。お嬢様に甘えるというのも・・・ 
「少し腫れがひいてきたんじゃない?」 
茉麻お嬢様のおかげです、ありがとうございます。思ったよりも早く右手の捻挫が治りそうですよ 
「たまには休んでもいいわよ。ずっとじゃ疲れるでしょ?」 

貴女が側にいるとなんだか安心いたします 


从・ゥ・从<角! 从 ´▽`)<飛車! リl|*´∀`l|< 梅さん何か言えよw リl|*´∀`l|<餃子の王将 リl|*´∀`l|<執事さんの金将を取っちゃうんだよ 州´・ v ・)<将棋板をひっくり返します