梨沙子・・・ 
俺、おかしいんだよ。ヘンなんだよ、お前にいけない気持ちを抱いてしまった。 
学校ですれ違うたびにお兄ちゃんと言いかけて先生と呼ぶ梨沙子 
何度も学校では先生と呼べって言ってるのに間違うのがおかしかった。 

遊園地に行ってからこの気持ちを持て余している。 
あ、あれ以来、梨沙子と会うのがなんだか気まずいんだよなぁ・・・ 

って!う、噂をしてりゃ梨沙子だ!やば、見つけちまった。 

体育の授業中か。サッカーしてるぞ。 
あ〜〜やっぱり梨沙子はみんなについていけてないな、もう世話が焼ける奴だ。あっ転ぶ!だめだ早く助けなくちゃ 

「大丈夫?梨沙子ちゃん」 
「あ、ありがと千聖」 

・・・しかし、あの子がとっさに支えたおかげで助かった。あれは岡井君じゃないか 
「・・・・・・」 
り、梨沙子!なんだその目は、なぜ岡井君をじっと見つめている。あぁあもう、やめてくれ 

1 放課後梨沙子に話してみる 
2 今すぐ尋ねてみる 
3 あっボールが飛んできた 



俺の偏見かもしれないけど、あの目は恋する目だ。 
嘘だろ・・・梨沙子、お前はまさか岡井君の事が・・・ 

彼氏かと前に聞いたら男友達だと言ってたがやっぱり違うのか。そ、そんな 
「・・・?!」 
はっ!あれはボール、こっちに向かって飛んでくる!やばい、もう逃げられない! 
しまった考え事してる場合じゃなかったんだ。こりゃ軽くケガするかもな。 
そんな事を思っていたら急に人影が飛び出してきた。 
「?!」 
乾いた音がしたと思ったらボールがグラウンドの方へと飛んでいくのが見えた。 
「危なかったですね先生」 
「お、岡井君?!」 
今のは君がシュートしたから飛んでいったのか。 
し、しかもサマーソルトキック・・・君はいったいどれくらい運動神経がすごいんだよ。 

って、せっかく助けてもらって悪いが聞きたいことがある。梨沙子との仲を・・・ 
しかし・・・まだ岡井君とはほとんど面識が無いのも事実、いきなり聞くのは失礼かもな 

1 さりげなく聞いてみる 
2 直接聞いてみようか 
3 あ、梨沙子が走ってきた 



「ありがとう。すごいキックだったね」 
「ありがとうございます」 

クールだな。さすが梨沙子が惚れるだけはある・・・ 
ってちょっと待てよ。まだ惚れてると決まったわけじゃないんだぜ、聞いてみなくちゃわからない 
「千聖〜〜〜〜〜!」 
聞こうとしたら・・・梨沙子、タイミングがいいな。あいつが間にいれば聞きやすそうだ。 
「あっお兄ちゃ・・・いや先生じゃん、何してんの授業さぼって!」 
「これからいくとこだよ。それよりお前また転びそうになってただろ、ちゃんとしろよ」 
「うっさい!!」 

やっぱり生意気な奴だな。 
「あんまり岡井君を困らせちゃダメだろ。な?」 
「えっ?!」 
急にふられて困惑してるみたいだ。ちょっと無理矢理だったかな 
「ぼ、僕はただ友達を助けようとしただけですよ////」 

その照れが何か怪しいな。 

1 冗談ぽく梨沙子に岡井君は彼氏だろと言う 
2 もう少し深く岡井君に聞く 
3 やべっ授業中に遅れる、放課後岡井君に聞くしかないか 



ちょっと胸が痛むけどあえて言ってみよう。言い方次第では笑ってくれるかもしれない 
「だってさ、岡井君は梨沙子を助ける王子様だろ」 

こういう言い方にしたのが良かったのか梨沙子は顔を赤くして俺の背中を叩いてきた。 
「そういうんじゃないの!ち、千聖は男友達だってば、男友達なの!お・と・こ・と・も・だ・ち!!」 
「おんなじ事を何回も言うなよ、あっはっはっ」 

「ぷっ、くすくす、あははははば・・・」 
おや?笑ってるぞあのクールな岡井君が。 
「ごめんなさい、なんだか二人のやりとりがおもしろくて」 
「何がおかしいの千聖?!お兄ちゃ・・・いや先生はりぃをバカにしてるんだよ」 
「いやしてないよ。梨沙子」 
「してるじゃん!学校ではみんなの前じゃりぃを菅谷って呼ぶ約束でしょ、さっきから何回も約束破ってる!」 

・・・やばっ、忘れてた。今はやっぱり梨沙子の前だとおかしくなるんだな。 
「もうりぃもお兄ちゃんって呼びまくるから。お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん!!」 
「あ〜〜やばい授業だ、またな岡井君。あと梨沙子」 
「菅谷って呼べ〜〜〜〜!」 



あっという間に放課後になってしまった。 
結局、梨沙子が言ったとおり岡井君とはただの友達みたいだな。 
・・・しかし本当にただの男友達かなぁ、なれそめはどっちからなんだろう。 
いったいどっちから話し掛けたんだろうなぁ・・・それってかなり重要だぜ。 
梨沙子からだとしたら積極的、岡井君からだとしたら岡井君は実はクールなふりして・・・ 

これも親心ってやつか、あるいはただのおせっかいか。 
とにかく岡井君に勝手に抱いていた嫉妬は小さくなった気がするよ、聞いてよかった。 

「先生!」 
「おっ?ああ、岡井君か、これから部活か?」 
「はい、でも顧問の先生が急に用事ができちゃったみたいで・・・予定が狂っちゃいました」 

そうか・・・偶然だな、これはチャンスかもしれない 

1 岡井君と少し話そう 
2 梨沙子と帰るか、ばいばい岡井君 



ちょっと話したいな、いまなら少しは話せそうだ。 
「そっか、それは残念だったね。サッカー部なの?」 
「はい、小学校の時からやってます」 
リフティングしながら俺と会話する岡井君。すっげーな・・・足からボールが離れない。しかも話せるなんて器用だな 
・・・同級生でこんな男の子がいたら憧れるよな。 
いたよ、俺が中学の時も。この岡井君とダブるヤツが・・・ 
背格好が良く似てるし、女子への接し方も良く似てる。さりげなくてかっこいいんだ。 
あいつ彼女いたのかな?クラスは一緒にならなかったけどたまに話してた。だけど浮いた話は聞けなかったな・・・ 

「先生」 
ふと岡井君がリフティングをやめて、俺を見つめている。 
「なんだ?何か用か」 
「・・・僕って・・・男らしく見えます?」 

はっ?何言ってるんだ、君はそこらの男より男らしく見えるぞ。 
なんでそんな質問をしてくるんだろう 

1 そういえばやけに鳩胸気味だよなぁ・・・ 
2 ああ、君は立派な男の子じゃないか 
3 もしかして実は女の子?と冗談ぽく言う 



・・・そういえば、やけに胸板が立派だよなぁ。鳩胸ってやつかな? 
「どうですか先生?男に見えますか?」 
「う、うん・・・」 

良く考えたらおかしいぞ。鳩胸とはいえ男の体つきなら見てそうだと分かるはず。 
あの体つきはどちらかといえば女っぽいんだが・・・俺の気のせいかな?この違和感は。 

「先生・・・こないだまで教室に女装した写真が貼られてましたよね」 
岡井君がそれを知ってる驚きと、胸の痛みを思い出した事で頭が一瞬真っ白になった。 
「なななんでそれを?!」 
「僕、高等部の先輩に話があって教室に行ったんです。そしたらあんな写真が・・・というか、確か着替えてるときに会いましたよね?」 
あーはいはい、確か萩原が一緒だったっけ?礼儀正しい不良なだけあってかまるっきり動揺してなかったが。 
しかし岡井君は驚いてたな、それが普通の反応だけどな。 

・・・なぜそれを聞く?! 

1 いくら欲しいの? 
2 君も女装少年なの? 
3 またメイドさんになってほしいの?断る! 



「まさか君は女装少年なの?」 
その問いに少し戸惑った様子で岡井君は答えた。 
「・・・女装はしてません。だって僕は女ですから」 
「・・・あ、そ、そうなんだ」 

それほど驚きはしなかった。薄々そうかもしれないと思ってはいたからな・・・ 
「あれ、待ってくれ、でも梨沙子は君を男友達だと言ってたよ」 
「僕がそう言ってくれって頼んでるんです。僕を初めて知る人には¨男¨だと言ってほしいって・・・」 

改めて見ると女っぽくは見えないな。 
「・・・男の子になりたかったんです。かっこよくなりたかったのに・・・女の子に生まれちゃって・・・」 

落ち込んでる・・・励ましてあげなきゃ 
「先生は、自分が生まれてきた性別が好きですか?」 

うっ?! 
そ、そうやってきかれちゃうとすぐには答えられないよ。 

1 もちろん、俺は男で良かったと思ってるよ 
2 いやあどうかな、どっちの性別も善し悪しがあるから 
3 なんで男の子に生まれたかったのか聞きたい 



「なんで男の子に生まれたかったの?」 
「それは・・・サッカーを始めてからそう思う様になりました。サッカー選手はみんなかっこよくて、僕もかっこいいサッカー選手になりたくて」 

・・・そうだ、確かあいつはプロのサッカー選手になった。自分で夢を掴み取ったんだ。 
「君は性別なんて関係無しにかっこいいよ、俺はそう思う」 
「・・・・・・」 
うつむいてるな。あんまり嬉しくなさそうに見える・・・ 
「わかんないんです、自分でも。サッカー選手になりたいのか、かっこよくなりたいだけなのか、全然」 

悩んでるみたいだな。でも・・・苦しいだろうけど、決めなきゃいけないのは自分自身だから 
「ごめんなさい、変な事聞いちゃって。内緒ですよ?こんな事話したの先生が初めてですから」 
「誰にも相談してないのか」 

こくっ、とうなずく岡井・・・ 
呼び方にちょっと違和感はあるが君付けはおかしい様な気がする 

これからどんな答えを出すのかは彼女自身なんだが、先生としてできる限り力になりたい 


「今日はありがとうございました!」 
「気を付けてな」 
「はい!」 
俺にお辞儀をして走り去っていく岡井。いいなぁ、あの子の挨拶は聞いてていい気分になれる。 

・・・なんで俺に男の子になりたいのか、さっき聞いてみた。そしたらこんな答えが 
「女装した写真があったので、こういう相談をできるかもと思って聞きました」だって・・・ 

正直微妙な気分だがそれが岡井との話のきっかけになったと思えば、あの流した涙と冷や汗が報われた気がしたよ。 

そういえば自分の性別について考えた事ってあったなぁ、昔。 
なんで男として生まれたんだろうと思ったかどうかは忘れたけど、たまに誰かとの話でもし違う性別になれたらっていう話題は出るよな。 

俺が女だったら・・・ 

色々と大変そうだな。ものぐさな奴は男があってるんじゃないかなぁ。用を足す時は立ったままでもできるしな・・・ 

嗣永が男でああだったら、梅田が男でああだったら 
間違いなくもっときつく指導してるかもな。女で良かったなあいつら 

今日は岡井の悩みに触れられて良かった 
大丈夫だ、1人で抱えきれなくなったら先生がいるから。心配はさせない 


ノk|*‘−‘)<執事さん・・・ リl|*´∀`l|<おや?栞菜が恋する目なんだよ。        これ以上ライバルが増えるのは面白いけど難しくなりそう・・・ リl|*´∀`l|<デマを吹き込んで栞菜を幻滅させてやるんだよ 執事編の梅さんはサキュバスと合体したらとんでもないことが起きそうだw リ|*‘ヮ‘)|<呼んだかしら? 从 ’w’)<呼ばれてない気がするけど出てみた リ|*‘ヮ‘)|人l|´∀`*l|リ (;執事)<いやあああああああああああああああああ えりかはめぐみからちからをもらった! えりかはレベルがあがった! ばすとが5せんちあがった! えろさが3あがった! めもとがすこしあやしげになった! あしこきをおぼえた! だえきこうかんをおぼえた! ・・・おじょうさまらしさが15さがった そのうち全員お嬢様らしさがゼロになるんですねわかります リ|*‘ヮ‘)|<増やすにはこれを使うのよ リ|*‘ヮ‘)|つせいそのたね