ひつじさんがこのお屋敷に来てからもう結構たちます。 
私はわりとすぐ打ち解けた方だけど、最初はなかなかみんなと話せなかったみたい。 

だけど今じゃすっかり仲良しになって・・・ 
えりかちゃんが毎晩あそびにいってるみたいだし。ひつじさんもえりかちゃんも、誰にもいわないみたいだけどバレバレだから 
それはおいといて、ひつじさんはとっても優しい。 
そりゃ、最初のころはよくしかられた。おしりだって叩かれたし、泣いちゃったこともあったもん 

だけど・・・ひつじさんはいつも優しい。 
朝も、学校から帰ってきても、夕御飯の時も、寝るときも、おやすみの日も・・・ 
いつ話し掛けてもあの笑顔を見せてくれる。 

でも、ちょっと鈍感というか無神経かな。 
夏休みに花火大会に連れ出して、初めての大事なキスもしてあげたのに・・・その後も私への接し方はかわりません。 
いいもん、いつか必ず私に振り向かせてやるんだから。 

それとは別に私はひつじさんに関してある事が気になってます。それは・・・ 

1 ひつじさんて本気で怒った事があるのかな?怒らせてみたい 
2 ときどき夜中に誰かと話してるみたいなんだけど・・・ 
3 ひつじさんの昔の話きいてみたいな 



えりかちゃんがいつも夜にあそびに行ってるのとは違って・・・ 
ひつじさんは時々、誰もいないのに壁に向かってしゃべってる事がある。 
たしか自分の部屋でもしゃべってたっけ。けっこう大きな声で 

え・・・と、名前をよんでたっけ?なんとかお嬢様って・・・うーんなんて名前だったかなぁ 

確か、えっと、3文字の名前だったはず。 
夢でもみてんのかなって思ったけど何回かあったから気になっちゃって。 
「舞お嬢様、いかがされました?何かお考え事でしょうか」 
「あ、ひつじさん」 
そうだ。聞いてみよう 

「ひつじさん、時々夜中に誰かと話してるよね」 
「・・・はい。たまに電話をする事はあります」 

ウソだ。暗くてよく見えなかったけど電話なんか持ってなかった 
あやしいなぁ・・・ 

1 幽霊とでも話してるの? 
2 私には見えないお友達なの? 
3 ひつじさん最近疲れてるの? 
4 ただのアホでしょ 



何か言えない秘密がありそうですね〜 
「電話してるんだ」 
「はい・・・」 
「ほんとに?」 
「・・・・・・・・・」 

ひつじさんは私とちがってウソをつくのが上手じゃない。 
こうやってじっと目を見て近づけばボロが出るはずだもん。 
「舞お嬢様・・・お顔が近いです・・・」 

わかんない。 
さっきはこういう反応だとウソついてると思ったけど、やっぱりついてないかもしれない。 
「ひつじさんて最近疲れてるの?なんか目の下にくまができてるよ」 
「いいえ、疲れてはいませんよ。舞お嬢様こそ最近お疲れではないですか。学校から帰られてからあまり千聖お嬢様と遊ばれていませんよね?」 

ひつじさん・・・ 
嬉しいな。いつも優しくて、さり気なく私たちのことを見守っててくれてて・・・ 
うん、さすが私が好きになっただけの事はあるよね。 

「うん、いつまでもガキじゃありませんから。宿題があるの」 
「わからないところがありましたらおっしゃって下さい。お教えて差し上げますよ」 
「ありがと」 


すぐに投げ出そうとしたのにひつじさんは嫌な顔ひとつしないで教えてくれた。 
だから、私は頑張って宿題を終えることができた。 
「ごめんこんな時間になっちゃった」 
「終わって良かったですね」 
「おやすみなさいひつじさん」 
「はい・・・おやすみなさい舞お嬢様」 

行っちゃった・・・なんか、寂しいよ。もうちょっとだけ話したかった。 
抜け出しちゃおうかな?いいよね・・・ひつじさん 

 「わっ?!」 
ドアをあけたとこで誰かと鉢合わせした。 
「ち、千聖?何してんの」 
「寝れないから遊びにきたんだよ。舞ちゃんこそどこいこうとしてたの」 
・・・そうだ。どうせなら一緒に来てもらおうかな 
「ひつじさんのとこにいこ」 
「え?!い、いや、ボクやめとくよ」 
「はいだめ。拒否権なし」 
「ちょ・・・舞ちゃ!」 
いやがる千聖をひきずりながらひつじさんの部屋に向かう 

いた!ひつじさ・・・ 

「め、愛お嬢様、また貴女ですか」 

誰かと話してるみたい・・・ 

1 よく聞こえない!近づく 
2 ここで聞き耳を立てる 
3 千聖が大声を出してしまう 



なんて言った?め・・・としか聞こえなかったよ、近づかなきゃ聞こえないかな 

「え?ぼ、僕の生気を吸うおつもりですか?!失礼ですが拒否いたします。あれは翌日とんでもない事になりますから」 

ひつじさんの声しか聞こえないよ。やばくないかな、ただ疲れてるだけじゃないっぽい 
「ぷはぁっ!舞ちゃん苦しいよ、いつまでおさえてんの」 
「ば、ばか!声出しちゃだめだよ千聖!」 
「むぐっ?!」 

やばい、気付かれた!そう思って身構えた・・・でも、ひつじさんはこっちに来る様子はない。 

「僕の記憶を消す・・・?いったいどういう・・・あっ!」 

ひ、ひつじさんの動きが止まった。 
あれ?なんか唇が見える・・・何もないとこになんで唇が出てきたの 
あっ、あっあっ、キス・・・しちゃった!ひ、ひつじさんと 

「ん・・・あぁ・・・あ」 


夢?これって夢だよねぇ・・・だっていきなり何もないとこに唇があらわれるわけが 

「ごちそうさまでした♪」 

っ?!あ、あれ、誰なの?今度は人が出てきた!唇だけだったのが人の姿になって 
「ちょっとした冗談だったのに執事さんてばすぐ信じちゃうんだから。素直すぎるのはだまされちゃうわよ♪」 
なに、このおばさん?こんな人見たことないよ 

「はぁい♪はじめまして」 
わ!話し掛けてきた。って、あれ?壁ぎわにいたはずなのにいつの間に近くに 
「ごめんなさいね、私があなた達の記憶に残っちゃうといけないの。ちょっと目を閉じてね」 

その人は私と千聖の顔の近くにてをかざしてきた。 

1 な、何するつもりおばさん 
2 ひつじさんに何をしたの?! 
3 関係ないけどおっぱい大きいね 



「せっかくこうして会えたのにね。ごめんね、私は人間とは深く関われないの」 
「な、何するつもりおばさん?!」 
「おばさん誰?不法侵入?」 

「・・・ツッ」 
「いま舌打ちしたでしょ!笑顔だったけどごまかせないよ」 
「今から記憶を消すから。私の手が光ったらもうあなた達は私に会う前の記憶に戻るの」 

・・・あ、光っ・・・ 


「舞ちゃん!大丈夫?」 
「ん・・・千聖。なんでここにいるの」 
「なんでって、舞ちゃんが連れてきたんでしょ。執事さんに会うからって」 
「あ・・・?そうだっけ。ああそっか、ひつじさん・・・」 

ひ、ひつじさん?!なんかふらふらしてるよ! 
「あぁ・・・か、体が・・・重い・・・」 

やば、すぐ近くに階段。あのままだとひつじさんおっこっちゃう 

1 二人で助ける 
2 おもしろいから見てようか 
3 ・・・なんか忘れてる気がする 



「ひつじさん!!」「落ちちゃだめ、痛いよ!!」 
とっさに階段の方へ落ちそうなひつじさんの手をとってひっぱった。 
だ、だけど・・・無理、いくら二人でも大人の人を支えるのはむずかしいみたい。ごっごめん、ひつじさん・・・! 
「うわぁあああぁあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」 
派手にごろごろまわりながら階段を転げ落ちていくひつじさん。 
あ、床に頭からめりこんじゃった。足だけとびでちゃっててまるでマンガみたいな落ち方。 
「昔の映画みたいだね舞ちゃん・・・」「私、知らない」 
見とれてる場合じゃない!早く助けようと急いで駆け降りたら自分で床から抜け出した。 

「・・・だ、大丈夫?」 
頭に破片が刺さりまくっている。こりゃ重傷かも・・・ 
「だれだ君たちは?」 
「はっ?ひ、ひつじさん何いってるの」 
「ひつじ、僕はひつじなのか。ひつじ、めぇ〜〜、めぇ〜〜」 

う・・・うそ・・・ひ、ひつじさんがばかになっちゃった 


「メ〜リ〜さんの〜ひ〜つ〜じ、ひ〜つ〜じ、ひ〜つ〜じ♪ウフフフフフ」 
「ち、千聖、どうしよう・・・」「怖いよ・・・ボク怖いよ、執事さんが・・・」 

「あらあら。ちょっと記憶を消しすぎちゃったかしら・・・生気吸う加減まちがえたわね」 
誰かの声が聞こえた気がしたけどいまはひつじさんが心配 


結局ひつじさんは歌い続けたあと寝てしまって、千聖といっしょに部屋まで運んだ。 

「おはようございます、舞お嬢様」 
「お、おはよ・・・」 
起きたらひつじさんはいつもと変わらない笑顔だった。 
さりげなく昨日の事を聞いてみたけど、私に宿題を教えてくれた事までしか覚えてないみたい。 

私もなんだか記憶が曖昧でよくわからないんだけど・・・ 
いつかこの違和感も他の記憶が積み重なって消えちゃうのかな 

「ねえ、メリーさんのひつじ歌える?」 
「はい。メリーさんのひつじ、ひつじ、ひつじ・・・♪」 

その優しい歌声はいつもと何も変わらない様に聞こえた 


梨沙子の教室に授業にきたら色々と大変だろうな 授業中でも先生じゃなくてお兄ちゃんって呼ばれそうw 間違って先生をお母さんて呼んじゃうみたいなことかw 州*‘ -‘リ<そんなアホじゃないゆー ル*’ー’リ<せんせぇ・・・ (教師)<アホちゃいまんねんパ(ry 州#‘ -‘リ<お兄ちゃん! (教師)<ほ〜ら言った 州;‘ -‘リ<・・・もぅ