「ねえ執事さん、お願いがあるんだけど・・・」 
「は、はい。なんでございましょう」 
「・・・日曜日に私とデートしてほしいの」 

え、えりかお嬢様が普通のお願いをなさった。 
いえデートのお願いは普通はありえない事なんですが、えりかお嬢様だと普通に感じます。 
「安心して。エッチはしないから」 
「心配はしていませんよ」 
「いいでしょ?たまには普通にお出かけしよう」 

1 えりかお嬢様の為にこのお願いを受けましょう 
2 しまった、愛理お嬢様とすでに約束を・・・ 
3 本当に普通にお出かけするのかな 



・・・えりかお嬢様の言葉を信じないなどとんでもないのですが・・・ 
「ねぇいいでしょ執事さん、デートしようよ」 
毎晩の様に僕の部屋によばいにあらわれては、それはもう口では言えない様な行いをなさるえりかお嬢様。 
どんな鍵をかけても器用に開けてしまうので無駄、いちどお部屋にあがられたらもうおしまいでした。 
ベッドに手足を磔にされて・・・あぁああ思い出したくない記憶が呼び起こされる! 

「失礼ですが本当にデートなさるだけですか?」 
「本当だよ。いつもエッチな事ばかりだから、たまには普通に執事さんとお話したくて」 
「・・・・・・・・・」 
「信じてないでしょ?」 

1 えりかお嬢様は嘘など言ってません! 
2 嫌な予感、ここから離れた方が良さそうです 
3 悪いですが貴女を信じられません 



信じましょう。 
えりかお嬢様の言葉から嘘の匂いがしません。 

「わかりました。日曜日、お出かけいたしましょう」 
「ホント?!ホントに?!ありがと〜〜〜!お兄ちゃんだーいすきぃ」 
「ちょ、ちょっとえりかお嬢様、皆がこちらを見てます・・・」 
「わぁーいやったぁ〜、執事さんと、お兄ちゃんとデート!」 

お、お兄ちゃん・・・なんだか慣れない呼ばれ方ですね。くすぐったいです。 
「えへへ、嬉しいな。ありがと!ホント嬉しいっ」 

な、なんだかお嬢様・・・少々幼く見えますよ。 
いつもは妖しい色気を匂わせていらっしゃるのに今日はお年より幼く見えます。 
「ねえねえ日曜日どこいこっか?お兄ちゃんが決めて」 

1 ゆ、遊園地はいかがでしょうか? 
2 映画を観ましょうか 
3 えりかお嬢様のお決めになった場所にいたします 



「えりかお嬢様がお決めになってください。そこにいたします」 
「え〜〜執事さんが決めてくれないの〜」 
「はい・・・申し訳ありません。お嬢様におまかせいたします」 
「・・・わかった。じゃ楽しみにしてて。日曜日まで秘密にするから。じゃーね♪」 

はしゃぎながら歩いているえりかお嬢様。 
そのお背中が踊っています。失礼ですけど・・・可愛いです、とても・・・ 
えりかお嬢様にあんな一面がおありだとは。まるで知りませんでした。 


さて、その約束の日になりました。 
待ち合わせはこの玄関なのですがまだえりかお嬢様はこちらにはみえていません。 
「執事さ〜〜〜ん♪」 
おや噂をすれば・・・ってそ、その格好は! 

1 ツインテールにゴスロリ、か、可愛いです・・・! 
2 せ・・・制服・・・ 
3 水着?!ちょ、どこへいくおつもりですか! 



髪を黒いリボンで二つ縛りになさって、黒いドレスの様な服をお召しになられているえりかお嬢様 
えっと、確かこういう服装は聞いたことがあります。 
ご、ごす、えーと・・・ろ、なんとか 

「ゴスロリって着てみたかったんだ。えへ、似合う?」 
その場でくるりと回りスカートの端をあげて笑うお嬢様。 
「・・・・・・」 
「ちょっと、なんか言ってよ。似合うなら似合う、似合わないなら似合わないって・・・」 

そして僕を見てふふっと笑った 
「顔赤いね、そっか。そうなんだ♪言わなくても分かった」 
す、すみません、言葉がうまく出ませんでした。 
まるでお人形さんの様に綺麗で一瞬見とれてしまいました・・・ 

「さ、いこっか」 
「どっどちらへでしょうか」 
「いいからついてきて。そしたら分かるから」 

こ、こんなに可愛らしかったのですか・・・お嬢様 

1 手つないで、とえりかお嬢様が 
2 黙ってついていく 
3 いきなりお嬢様が転んでスカートが 



お嬢様のおっしゃる通りにしましょう。ついていけば分かるはずです。 
「うふふふ・・・顔まだ赤いよ、私可愛い?」 
「は・・・い」 
「ホントに可愛い?うふふふ、そっかぁ」 
黙ってついていく、というかうまくしゃべれないんです。 
僕のイメージのえりかお嬢様は制服か下着姿くらいなので、こういう格好はとても新鮮で・・・ 
「電車乗っていこ」 
「あ、あの・・・」 
「何?あ、切符の買い方知らないって思ったでしょ。そんな箱入りじゃないもん」 
「ち、違いますよ!そのお姿では目立つかと思いまして」 
「いいじゃん、まわりに見せちゃえば!」 

そう言って僕の腕にご自分の手を回すえりかお嬢様。 
「えへへ・・・執事さんて背高いね、私より高いよ」 
「そ、そう、ですか?」 

いい匂いがいたします・・・めまいがしそうですよ 
電車の中では意外と乗客は気にしていない様子。僕が過剰すぎるのかな。 
「ねえ、お願いがあるんだけど・・・」 
「なんでしょうか?」 
「あのね、 

1 今日だけお兄ちゃんって呼んでもいい?」 
2 もっと強く手握って」 
3 今から私に敬語禁止!」 



今から私に敬語禁止!」 
「はい?どういう事ですかえりかお嬢様」 
「だめー、さっそく敬語使ったね。罰としてデコピン一回」 
「痛い!痛いで・・・いや痛いじゃない・・・か・・・」 
急に敬語禁止とおっしゃられても困りますよえりかお嬢様。 
「呼び方どうしようか?お嬢様もなし、ダメ。えりかって呼んでほしいな」 
「えぇっ?お嬢様にそんな呼び方は」 
「はいまたデコピン」 

ま、参りました。いくらお嬢様の命令といえど普通のしゃべり方を・・・ 
「私はなんて呼ぼうかな、名前がいい?それともお兄ちゃんがいい?」 
「ぼ、僕は」 
「じゃお兄ちゃんにするね。お兄ちゃん♪」 

うぅう、手も足も出ません。えりかお嬢様に・・・ 
「あ、着いたよ!降りようお兄ちゃん」 
「う、うんっ」 

うわぁすごい人ごみですね。日曜日の都心は特に・・・ 
「歩こう」 
「う、うん、そうだね、え・・・えり、か」 
「ぎこちないなぁお兄ちゃんってば」 

1 やっぱり無理ですよえりかお嬢様 
2 なんだって?生意気だなえりかは 



うふふふと笑うえりかお嬢様を見ていると、自然に言葉が出た。 
「なんだって?まったく生意気だなえりかは」 
「やっとお兄ちゃんらしくなってきたね♪」 
僕の右手を両手でつかみ嬉しそうにはしゃいでいる。 
「そろそろ教えてくれ。今日はどこに行くんだ?」 
「・・・決めてない」 
「はっ?だ、だってえりかが決めるんじゃなかったの」 
「お兄ちゃんと一緒にいられるのが嬉しいんだもん。だってさ、愛理とべったりでさぁ」 
「す、すみませんえりかお嬢様・・・」 
「また素になった。はい、デコピン!」 

ぼ、僕と一緒がいいだなんて・・・ 
なんだかとっても恥ずかしいのですが・・・えりかお嬢様。 
「人多いね〜」 
「だからはぐれない様にな」 
「あっ・・・」 

手を強く握ったら、僕を見上げて少々お顔を赤らめた。 
「し、執事さん・・・」 
あれ?えりかお嬢様、その呼び方は禁止では 
「やばっ!言っちゃった、あ〜デコピンやだ〜」 

1 さっきのお返しだぞえりか 
2 やるふりをしてどんな顔をするか見てみたい 
3 やるのはかわいそうだ 



「ルールはルールだぞ」 
「や〜だ〜、痛くしないで〜」 
「いくぞえりか」 
「やぁ〜〜〜!」 

ぎゅっと目を閉じて耐えようとするえりかお嬢様。 
「ゴメンなさいゴメンなさい、お兄ちゃんゴメンなさい、痛くしないで・・・」 
聞きようによってはいかがわしい言葉にも聞こえますね・・・ 
って今日はそういう雰囲気じゃない。な、なんだかとても可愛いですよお嬢様。 
「もうやるなら早くして、やだ〜この時間がやだ〜」 
足をバタバタさせたり体をよじらせたりして本当に子供みたいです。 
「やらないよ、えりか」 
「良かった〜ありがとお兄ちゃん、優しいね」 

えへへっと笑うえりかお嬢様。 

「お腹空いたね」 
「そうだね、もうお昼か」 

1 ファミレスに寄る 
2 ハンバーガーショップにしよう 
3 それよりもう少し散歩しようか 



「ファミレスにしようえりか」 
「う、うんっ」 

なんだか不思議だな 
いつもなら本来より年上に見られそうな色気が出ていらっしゃるのに・・・ 
今のえりかお嬢様はまた別の雰囲気が出ています。なんというかまた年相応ではない雰囲気が 

「お、お兄ちゃんは決まったの?」 
「決めたよ。えりかは?」 
「あ、あの、これ食べたい・・・」 
えりかお嬢様がメニューのある場所を指差しています。 
「お子さまランチ・・・か」 
「笑った?!笑ったでしょお兄ちゃん!ひどーい!」 
「わ、笑ってない・・・よ」 
「ほら顔も声も笑ってるじゃん、むかつく〜っ!」 

今度はまるでお年より幼い雰囲気が出ています。 
それはただ格好のせいだけではないかもしれません 

1 えりかはお子さまだなぁ 
2 じゃあ僕もお揃いのを 
3 僕が食べさせようか? 



「僕が食べさせようか?ね、えりか」 
「いい!自分で食べれるから」 
「まあ遠慮しないで、ほら」 
「・・・・・・わかったよぉ、もうお兄ちゃんてば」 

本当はいやじゃないんじゃないですか?えりかお嬢様。 
「・・・んぐ」 
「美味しい?」 
「うん、美味しい」 
チキンライスを美味しそうに召し上がるえりかお嬢様。 
「お兄ちゃんも食べれば」 
「えりかが食べてからにするよ。僕は後でいい」 

・・・あら、お嬢様、お口のまわりにお米がついてますよ。 
「ふふっ、えりか。口についてるよ」 
「きゃっ?!」 
その米粒を取って僕の口に運んだ。 
「まだまだお子さまなんだね」 
「お、お兄ちゃんのエッチ!もう・・・ドキドキしちゃうじゃん////」 

違う、毎晩よばいをなさるあのえりかお嬢様とは違う。 
「デザートのプリンはどうする?」 
「自分で食べる!」 

・・・食事を終えてまた街を歩くことにしました。 
「お兄ちゃん歩くの早いよ〜」 
「そうかい?ごめん、ゆっくり歩こうか」 

「お兄ちゃん、バニラ味ちょうだいっ」 
「あっ!えりか〜、僕のアイス・・・」 

その後、日が暮れるまで街をえりかお嬢様と歩いた。 
「見て見てあの看板に映ってるアイドル!黒い着物着てる娘って私に似てない?」 
「うん。いや、えりかの方が可愛いよ」 
「だから、目をじっと見ないでってば////」 

電車に揺られてようやくお屋敷に着きました。 
「じゃあ今から敬語OKだよ」 
「ふぅ〜〜〜〜・・・疲れました、やっといつもと同じ様に喋れますね」 
「え〜疲れた?私といると疲れるの」 
「いえ、普通のしゃべり方というのをあまりしたことが・・・」 
「・・・ねえ、お願いがあるの・・・」 

いったいなんだろう 

「ま、また、執事さんの妹になってもいい?」 

1 いつでもよろしいですよ 
2 ああ。いいよ、えりか 
3 か、勘弁してください 



もちろんです。お嬢様のお願いとあらばいつだって 

「・・・」 
「だめ?執事さん」 
「いいよ、えりか」 
「やった・・・ってダメ、もうお屋敷だからその言い方はだめー、はいデコピン」 
「はうっ!」 

僕には家族はいるけれど兄弟はいません。 
妹というのはどういう感じなのかよく分かりませんけど・・・ 
きっと、さっき感じた様な感覚なのでしょうか? 

守ってあげたくなる様な・・・ 

「きゃっ!いたたた、これ歩きにくいよ〜」 
「ぱ・・・パンツ見えてますけど・・・」 
「見るな〜!ばかぁ〜!」 

いつもなら「もっと見る?」と足を開いたりするはず・・・ 
たまには¨妹¨なえりかお嬢様も素敵ですよ。 

「もう・・・お兄ちゃんのばか・・・」 


リl|*´∀`l|<夜中にひっそりと・・・ リl|*´∀`l|<お兄ちゃん・・・ 州´・ v ・)<ちょっと悔しいけど可愛かったよえりかちゃん リl|*´∀`l|<ありがと リl|*´∀`l|<愛理も着てみる?ゴスロリ。お揃い♪ 州*´・ v ・)<うん ちさ愛理でそのうちコスプレパーティーとかリアルにやらないかなw 州´・ v ・)<カッパだお リ ・一・リ<わん Σ(;執事) (マネ)<ほほう、これは何とも有害なケモノたちだなぁ (*マネ)<悪さをしないよう、捕まえてしっかりと調教してやらねば…ケッケッケ ‘ヮ‘)|っ (*マネ)<ウヒョヒョヒョ♪ 州´・ v ・)<また変な人きたお リ ・一・リ<わん (*マネ)<そちらのかわいらしいカッパちゃんには私めの特製きゅうりをあげましょう リ|;‘ヮ‘)|<・・・・・・特製?普通のと変わらないけど