秋の到来を迎え、我が校では毎年恒例の球技大会の季節がやって来た 
正直な話、授業がなくただただ生徒達の試合を応援しているだけなんで、もの凄い楽である 
そういえば、今年は何をやるんだっけな? 



1.あっ、バレーボールだった 
2.そうそう、ソフトボールだ 
3.えっ?柔道・・・ 



そうそう、ソフトボールだ 
しかし、日本が金メダルを取ったからって、安直過ぎやしないか 
「先生!」 
「どうした?清水」 
「早くポジション決めて下さいよ」 
「ポジション?」 
「各クラスの担任の先生が、監督になりポジション決めるんですよ」 
そうなのか・・・知らんかった 
「どうしようかな?」 
「じゃあ、あたしがやっときますんで、あたしだけでもポジション決めてくれませんか?」 



1.適当にピッチャー 
2.まあ、まとめ役という事でキャッチャー 
3.試合出すより、控えにして俺の代わりに指示 



「お前は、キャッチャーだな」 
「きゃっ、キャッチャー!?」 
「そうだ、まとめ役のお前がキャッチャー」 
「・・・わかりました」 
〜そして〜 
ほぅ、舞美がピッチャーか 
確かにあいつは、運動神経抜群だからな 
なかなか良い人選をするではないか 
「プレイボール!」 
さあ、勝てよな 
ピューン・・・ゴツン!!! 



1.清水!大丈夫か!? 
2.プッ、清水はどんくさいな 
3.確かあの子は、一つ下の学年の須藤とかいう子・・・ 



確かあの子は、一つ下の学年の須藤とかいう子・・・ 
夏焼「ヤバイ・・・」 
徳永「早く、止めなきゃ!」 
「アハハ、ごめんね 
大丈夫〜?」 
ギロリ!!! 
「わざと、やりやがったな!」 
バタバタバタバタ 
げっ、乱闘か? 
「わっ、わざとじゃないよ!」 
「うるせー」 
バキッ 
ダメだ・・・乱闘になっちまった 



1.清水を助け出す 
2.清水に戻って来るように合図する 
3.そういえば、嗣永が見当たらないな 



そういえば、嗣永はどこ行った? 
あいつの事だ、またサボってやがるな 
しょうがない奴だな 
「ウフッ、乱闘になっちゃいましたね」 
「お前、ベンチにいたのか」 
「キャプテンに外されちゃいましたからね 
それより、何か指示出さなくていいんですかぁ?」 



1.清水に任せてあるから大丈夫だろ 
2.お前も乱闘に混ざって、味方を助けろ 
3.乱闘だから、指示も糞もないだろ 



「清水に任せてあるから大丈夫だろ」 
て言うか、あのもみくちゃの中で、あいつ生きてるかな? 
何か心配になって来たが・・・おっ! 
「痛たたた 
桃、あたしとキャッチャー交代」 
「えぇ〜、あたしキャッチャー?怖〜い」 
「いいから、早く行きなさい!! 
乱闘も終わったから、試合始まるわよ」 
「ハ〜イ 
先生、勝ったら焼肉おごってね」 
「断る」 
やれやれ、乱闘って・・・ 
「先生、あの・・・」 



1.「教室行って来てもいいですか?」 
2.「保健室行ってもいいですか?」 



「教室行ってもいいですか?」 
「ん?怪我したのか? 
なら、保健室行けよ」 
「いや、あの・・・」 
ひそひそひそひそ 
「おしっこ漏らした!?」 
「シッ!声が大きいデス 
みんなに聞こえちゃうでしょ!」 
「早く行って来い」 
タッ、タッ、タッ、 
あいつ、またか 
こんだけやられると、そっちの性癖が・・・ 
いやいや、そんな事は! 
「先生、危ない!」 
ん?舞美、何か言ったか? 
ゴツン!!! 
「ファールボールに当たるなんて、どんくさいわね 
せっかく、桃がキャッチャーフライ捕りに来たのに」 
・・・天罰かな?