・・・暑い。 

いいな生徒達は。授業とはいえプールで泳げるんだからなぁ。 

クールビズだか知らないがクーラーが効かない職員室にいなきゃならないのはつらい。 

とはいえ教室もクーラーがあまり効かないからどこにいようが似た様なものだが・・・ 

あー暑いな。病み上がりにはこの暑さはつらいよ。 

・・・やる気しねえなぁ次の授業。自習にしようかな 

冗談抜きでまだ熱がぶり返してきた気がする。どうしよう 

1 保健室で休む。うちのクラスは自習だ 
2 先生がそんなじゃだめだ。ちゃんと授業しよう 
3 電話・・・?! 



仕方ない。何をするにもまず体がしっかりしてなきゃ。 

「悪いなみんな。先生ちょっと具合が悪いから、今日は自習にさせてくれないか」 

・・・もうちょっと残念がると思ってたが、歓声が上がった。うちのクラスは勉強が好きだと思ってたのに。 
しかし正直言うと嬉しいだろう。こう暑くちゃ授業だって真面目に受けたくないよな・・・ 

それに俺がしっかり体調管理しないからこうなる。気を付けないといけない 

「せんせぇ大丈夫?1人で保健室いけるの」 

生徒達が好き勝手に遊び始めたのを尻目に、嗣永が近づいてきた 

「・・・・・・」 
「顔色悪いですよぉ、ホントに大丈夫?」 

1 心配しなくていい 
2 ついてきてくれ、ひとりじゃ心配だ 
3 ・・・お前も顔色良くないみたいだぞ 



「心配しなくていい。俺は子供じゃないんだ」 
「え〜〜〜、大丈夫ですかぁ?無理はよくないですよぉ」 
「はなせ、こら。だから1人で大丈夫だって」 

しつこくついてこようとする嗣永を振り払い教室を後にする。 
「せんせぇ待って!」 
「だから大丈夫なの!」 
ドアを開けてついてこようとしたので慌ててしめると、勢い余ってぶつかる音がした。 

お、お前と遊んでやれる余裕は無い。 

また熱が上がってきた。さっさと保健室に行かねば。 

「・・・留守か」 

あいにく村田先生はいなかった。仕方ない、勝手に寝るのは悪いが限界が近いので・・・ 

「ッ?!」 

ベッドに寝ようとカーテンを開けると、先客がいた。 
ってこの生徒は・・・! 

1 有原!どうしたんだお前 
2 なっ中島、なんでここにいるんだ 
3 ・・・熊井・・・?! 
4 つ、嗣永?!いつの間に! 



あ、あ、あり・・・有原?! 

寝てる。俺には気付いてない。 

というかなんでお前がここにいるんだ?! 

「ん〜〜〜〜・・・斎藤先生?ごめんなさい、もうちょっと寝かせて・・・」 
まずい!起きちゃった! 
「・・・?!」 
目を覚まして俺に気が付いた有原は固まっている。 
「う、うそ、なんで先生がここに、きゃああああああ!!!」 
「ちがう有原、誤解・・・うわっ!!」 

き、効いたぁ〜〜〜〜。ストレートに顔面に枕が直撃・・・ 
それは弱っていた体を地面に突っ伏すには十分な衝撃だった。 

「せ・・・先生大丈夫?」 
「・・・あ、ああ・・・」 

心配そうにしゃがみこんで聞いてくる有原。 

1 俺の目線は有原の顔 
2 悪いが、寝かせてくれないか 
3 ・・・スカートの中が見えてしまった 



すまん、せっかく心配してくれてるのに 

「先生・・・?」 
「あ?あ、ああ、大丈夫だ。先生の目の前は真っ白い」 
「顔色悪いよ、何かあったの」 

冗談はさておき、俺は有原に自分の体の事を話した。 
「じゃあ寝た方がいいよ。私はもう大丈夫だから」 
そういえばいつから有原はここで寝てたんだろう。うちのクラスなのに気付かなかったとは 

「なぁ有原、お前はいつからここに寝てたんだ?」 
「えっ?!い、いや、そのぉ・・・」 
「具合が良くなかったのか」 
「う・・・うん・・・」 

なんか、有原は最近様子がヘンだな。何か問題を抱えてなきゃいいけど 

1 先生に言ってみろ、力になってやるから 
2 なんで寝てたんだ?まさかあの日か、と冗談を言ってみる 
3 ・・・添い寝してくれないか。一人じゃさみしい 



「・・・お前、最近あまり元気無いんじゃないか?」 
「そんな事ないよ!暑いのは苦手だけど私はいつもと変わらないもん」 

有原の言うとおりかもしれない。俺の考えすぎなのかもしれないけど・・・ 

でも、ただの気のせいだとは思えないんだ。最近の有原は気が付くと表情が暗かったりするし。 

「何か悩んでるんじゃないか。俺でよければ話相手になるぞ」 
「・・・・・・」 

有原はちょっと顔つきが変わった。よく表情が変わる生徒だがこういう真剣な顔つきはあまり見たことがない。 

基本は笑顔だからな。 

「・・・じゃあ・・・聞いてくれる?実はね 

1 先生って、胸は大きい方が好き?」 
2 私好きな人がいるの」 
3 最近なんだか吐き気がしたりするの・・・」 



いったいなんだ。何をそんなに悩んでるんだ? 

「私、好きな人がいるの」 
「そ・・・そうなのか?!」 

・・・ホントにそれだけか?確かにそれは重大な事だろうが悩みなのか? 

「ねえ先生。先生は、胸の大きい方が好き?」 
「それと好きな人とどういう関係があるんだよ。好きな人の好みなのか」 
「わかんないけど・・・答えて。先生は好き?」 

有原、実はなかなか発育がいいんだよな。生徒をそういう目で見るのはあれだけど 

1 好きだよ。男はみんなそういうもんだ 
2 ん〜、嫌いじゃないがほどほどがいいかな 
3 バカだな。大切なのは胸の大きさとかそういう事じゃないよ 



「・・・バカだな、大切なのは胸の大きさとかそういう事じゃないよ」 

きょとん、としている有原。俺の答えが予測できなかったのかもしれないな。 
「そうなんだ。結構自信あったんだけどなぁ・・・」 
「気にするな、有原ならいいものいっぱい持ってるよ」 
「・・・私が?」 
「うん、そうだ。有原はとっても魅力あると思う」 
「じゃあ教えて!わ、私の魅力って何ですか?」 

1 一緒にいる人を楽しくさせてくれる雰囲気 
2 そのころころ変わる豊かな表情だよ 
3 やっぱり胸・・・ 



「お前の友達とかいつも笑ったりしてないか?」 
「・・・そういえばみんな笑ってる、早貴ちゃんとか」 
「それだよ。有原がいるとみんな笑顔になれるんだ」 
「そうなの?わかんない」 

やっぱりこういう事は意外と本人はわかんないもんだよな。なぜか・・・ 

「あとよく表情変わったり仕草がかわいいとこだな」 
「ホントにぃ?私、そんなに顔つき変わってるかなぁ」 

わかりやすいよ。うちの生徒のなかじゃ一番だぜ。 

「俺が思う有原の魅力はこんなとこかな。気になるなら友達に聞いてみなよ、教えてくれるはずだから」 
「なんか自信ついてきた!急に具合も良くなってきたみたい、よーし頑張るぞ、ありがと先生!」 

有原はぺこっとお辞儀をしたあと保健室を駆け出していった。 

生徒は元気をくれる。 

俺もなんだか具合が良くなってきた。熱が下がったみたいだな。 
試しに測ってみたら本当に平熱に下がっていた。 

ありがとな、有原。お前のまっすぐな明るさのおかげだよ。 
「あら  先生。どうしたの?めずらしいわね保健室に戻ってくるなんて」 
あっ、斎藤先生が戻ってきたぞ。何してたんだろ? 
「・・・まさかこんな時間にお誘い?うふふ、いいわよ。さぁベッドに寝て」 

やば、今日は斎藤先生発情してるみたいだ。さっさと逃げなくちゃならない 
「あ〜〜ん待ってぇ、私ご無沙汰なのにぃ〜」 
「もう大丈夫ですから!さよなら!!」 


・・・ふぅ、なんとか逃げ切ったぞ。 

しかし、気になるな。 
有原の好きな人っていったい・・・ 

「やば、もういかなきゃ」 

休み時間の終わりを告げるチャイムが鳴った。 
よし、行くぞ。いつまでも怠けているわけにはいかない。 


ル*’ー’リ<なによせんせぇ、ちがう娘と仲良しなんだ ル*’ー’リ<でんわしてやるぅ (;執事)<…段々満月に近くなってきてるな… 从#゚ー゚从<…誰が? 壁|ヮ‘)| (;執事)<なにやら寒気がする・・・誰かに見られてる? 从#゚ー゚从<桃子!千奈美!執事さんを連れてきなさい! ル*’ー’リ<茉麻なんで怒ってるの? 从#゚ー゚从<多少手荒な真似をしてもいいわ。さっさとするのよ!! 从;´∇`)<鼻息荒いッスよ 州;´・ v ・)<執事さん・・・ リ ・一・リ<愛理ちゃん元気ないなぁ (執事)<おはようございます…ってあれ?愛理お嬢様は? 从・ゥ・从<今日はまだ起きてきてないよ リ ・一・リ<なんか調子悪いから寝てるってさっき言ってたよ (執事)<…? 州´;・ v ・;) リl|*つ∀`l|<ふわぁ〜あ、おはよう執事さん♪ (;執事)<!!…おはようございますえりかお嬢様…いけません、そのようなはしたないお姿でお歩きになられては… リl|*´∀`l|<えへへ…いいじゃ〜ん、昨日はお互いもっとはしたないことしてたんだし♪ (;執事)<うう…それは… 从・ゥ・从<? リ;・一・リ<(…え?) リl|*´∀`l|<あれれ?愛理いないんだ?じゃ愛理の分のデザート食べちゃおっと♪ 州´;・ v ・;) 州´・ v ・)<執事さん・・・・・・ 州*´・ v ・)<やっぱり好き・・・ ノk|‘−‘)<先生暑いね (*教師)<有原の胸はおおきかったな…いかんいかん (執事)<トントン…愛理お嬢様〜…ん?  「面会謝絶」 (;執事)<あれ?こんな札が (メイド)<愛理お嬢様は朝から伏せっておられます…誰ともお会いしたくないと… (;執事)<ええっ!そんなまさか…昨日はあんなに元気だったのに…お嬢様〜!私です!執事ですよ〜! (#メイド)<ちょっと何を…おやめください!お嬢様はどなたにもお会いになりません!お引き取りください! (;執事)<うう…愛理お嬢様ぁ… 州´;‐ v ‐;) ル*’ー’リ<お困りのようですね (執事)<桃子お嬢様! 从´∇`)<こういう時はあれですよ、ほら私たちが冷蔵庫にトンネルつくったでしょ ル*’ー’リ<愛理の部屋までトンネル掘っちゃえばいいんですよぅ (執事)<やってみます! 州´ノ v ・;) (;執事)<(何か嫌な予感がする。えりかお嬢様に襲われた時愛理お嬢様は見当たらなかった…) リl|*´∀`l|<あの時愛理の匂いがしたんだよ。ねえ愛理いたでしょ? Σ(;執事) リ ・一・リ<執事さんも愛理も何だか元気が無いんだ ノソ*^ o゚)<いったいどうしたんだケロ? リ ・一・リ<・・・ 州*‘ -‘リ<愛理が電話に出ないゆ・・・ 州*‘ -‘リ<胸騒ぎがする (;執事)<あぁ…つらいです苦しいです愛理お嬢様…私はどうしたら… リl|*´∀`l|<…執事さん (;執事)<…えりかお嬢様… リl|*´∀`l|<…つらかったらウチが慰めてあげるんだよ… (;執事)<…ぁぅぅ… リl|*´∀`l|<ほら…おいで♪ (;執事)<……えりかお嬢様ぁ〜! リl|*´∀`l|<よしよし…えりかの胸で泣きなさい(これで身体だけじゃなくてハートもゲッチュー♪) 州´;‐ v ‐;) 州*‘ -‘リ<愛理が電話に出ないゆ・・・ 州*‘ -‘リ<胸騒ぎがする