・・・目が覚めた時、そこは私の部屋じゃなかった。 当たり前だよね だって私は 「う・・・!!」 痛い。下半身が、痛い。 私は、執事さんと・・・ そうだ、執事さんはどこなの? 「お嬢様・・・」 体にぬくもりを感じて横に目をやると、そこには眠ったまま私のお腹辺りに手を添えている執事さん。 どれくらい時間が経ったんだろう。すぐに寝ちゃったみたい どうしようかな 1 このまま寝たくない。ちょっと散歩しよう 2 しばらく執事さんと一緒にいたい 3 キスしてみようかな ちょっと驚かせちゃえ。 「・・・お嬢様・・・」 ちゃんと寝てるよね、よーし。ちょっとごめんね 「んんっ」 そっとその唇をふさいであげると、寝息が止まった。 「・・・・・・」 あ、執事さん起きちゃったかなぁ? 「すぅ・・・」 唇を離してしばらくしたらまた寝息が聞こえてきた。良かった、起きなかったみたい。 そういえば私、確か裸だったはずなのにちゃんと服着てる。 執事さんも同じように服着てすやすや寝てるし。 ちゃんとしてるんだね。そのままにするのかなって思ってたけど 1 もう一回キスしてみよう 2 なんだか外の空気が吸いたいな 3 ・・・え、ノック? じゃあもう一回キスしちゃえ。 ・・・なんか、ヘンなの。私ってこんな積極的だったっけ? いくよ執事さん。今度はもうちょっと長くしちゃおうかな 「すぅ・・・すぅ・・・」 起きちゃうかもね、もしかしたら。でもしちゃうもん。 ・・・また寝息が止まった。執事さんの唇って、気持ちいい なんか、ちょうどいいやわらかさで気持ちいいの。 ¨こん、こん¨ 急にドアをたたく音がして思わず全身が飛び上がりそうになった ¨・・・起きてる?¨ そしてその声を聞いてもっと飛び上がりそうになっちゃった。 1 この声、舞美ちゃ・・・! 2 え、えりかちゃん! 3 舞ちゃんなんでこんな時間に? 4 ち、千聖! 5 早貴ちゃんだ、間違いない 6 ・・・まさか栞菜なの? 7 聞いたことない声・・・ ¨ねえねえ執事さん、起きてるんでしょ?きこえないふりしても駄目なんだよ¨ この声、えりかちゃん!どうして執事さんのところに来たの? ¨今夜もよばいに来ちゃった。鍵かけたって無駄だよ、このキャッツアイことえりかお嬢様にはどんな鍵も無意味だから¨ 言っている意味はわからなかったけど、まさか鍵をあけられるの?そんな・・・! ¨あと三回ノックするまでに返答が無かったら開けちゃうから。じゃあまず一回目¨ どうしよう・・・!いったいどうしたらいいの? 私があたふたして何もできないうちにもう二回もノックされちゃった。 ¨はい三回目。残念だけどタイムオーバーだね¨ そ、そんなぁ。だめ、私がいるのがばれたら 1 執事さんの声を真似して入ってくるなと言う 2 窓から逃げる 3 ベッドの下に隠れる 危機を乗り越えるにはこれしか無さそう。 「はぁ〜〜〜い執事さん、えりかお嬢様が今宵もおセックスをしに来てやったわよ〜〜ん」 ・・・危ない、あやうくえりかちゃんに見つかるところだった。 ってなにその格好?!そ、そ、そんなエッチな下着なんか! うそぉ、そんなの持ってたの?ぜんぜん知らなかったよ。 「あらぁ?執事さんたら寝たふりしちゃってもぉ」 腰をくねくねさせながらベッドに近づいてくる・・・ 「じゃあ起こしちゃおうかしら?うふふふふふふ・・・」 隠れてるから見えないけど、私の真上でとんでもない事が起きてしまう予感がする。 1 私にはどうする事もできないよぅ・・・ 2 この際仕方ない、えりかちゃんを止めなきゃ 3 ええ、まだ誰か来るの? だめ・・・どうにかしたいけれど私じゃ何も・・・ 「いつまで寝たふりしてるの?脱ぎ脱ぎしちゃうよ」 ・・・やだ。聞きたくない。服を脱がす音なんて 「執事さん♪いいかげん起きてったらぁ。起きてるんでしょ?」 すごくいいニオイがする。これ、香水?えりかちゃんって香水までつけるんだ。 こんなにいいニオイだったら執事さん我慢できないかも。 ・・・やだ、私以外の人と、そういう事するなんて・・・ それはワガママかもしれない、だけど嫌なの。 「ほら、こんなになってる。寝たふりしてるのばれてるよ。早く起きなってばぁ」 ・・・執事さん、我慢してるの?わからない、何もしゃべらないから・・・ 1 私が止めるしかない・・・! 2 えりかちゃんがエッチをやめる様に神様に祈る 3 執事さん、起きた?! 「・・・えりかお嬢様・・・」 執事さんの声が聞こえてまた体が飛び上がりそうになった。 「やっと起きた♪寝たふりしてもおちんちんが勃ってるからバレバレだし」 「あの・・・」 「ん?なあに?エッチしたいんでしょう?」 「あ、あぁ、んん・・・!」 う、うわ、執事さんいま何をされてるの? 「そこはぁ、やめてください!ああっ、んぁあ!」 「やっぱりここが気持ちイイんだ♪もっといじってほしいんでしょ?わかってるんだよ」 だんだん執事さんの声が大きくなってきてる・・・ やだ、やだ、聞きたくない、やだ、やだ、やだ! 「・・・は・・・ん・・・っ!!」 「やば、その顔、もっといじめたくなっちゃう・・・」 必死に声を押し殺そうとしてる。けど、無理みたい。 1 ・・・涙出ちゃう・・・声が出ちゃうよぉ 2 悔しいけどここで堪えるしかないの? 3 さらにベッドがきしむ音が激しくなって・・・ 「お、やめ、ください・・・っ!」 「まだがんばるつもり?気持ちイイんでしょ、もっと鳴いてほしいな」 「はぁッんん!!」 さらにベッドがぎしぎし軋んでくる。 ・・・あれ・・・ヘンなの、なんで涙が出ちゃうんだろう。どうしてなの だ、め、声を、出したら・・・ 「いけません!それだけは駄目です!!」 「いまさら照れなくたっていいでしょ?ほら力抜いて。またがってあげるから」 えりかちゃんがこんな積極的な娘だった事も驚いてるけど、それ以上に・・・ 「お、お願いです、今夜だけは・・・」 「だめ・・・貴方とした時から時々我慢できなくなるの。ちゃんと責任とってよね」 その言葉がショックだった。それが意味することは・・・ 1 夢・・・これは夢なの・・・このまま寝て起きればきっと 2 いい加減にしてよ!早く出てってえりかちゃん!! 3 取り敢えずベッドの下を殴る べ、別に、執事さんは、私が初めてだなんて言ってなかったよね・・・? そうだよ。そのはずなのに。なんか・・・悲しいよ・・・ これは夢なの。 い、今から寝て起きればきっと・・・そう、そのはずだから 「え、えりかお嬢様ぁあ・・・!い、いけません・・・!」 「もう観念するんだよ。私をこんなエッチにさせた責任は取ってほしいな」 「あ・・・ああ、アッー!!」 ・・・眠らせて 私を夢の世界に連れていって ・・・お願い・・・ おね・・・がい・・・ ・・・眠れなかった。 「あ、あ、あんっ、執事さぁんっ、すごぉいっ」 「い、いやですぅ、こんな淫らなえりかお嬢様は、み、見たくありません・・・」 「だからぁ、あんっ、執事さんのせいなんだよ。私がこんなに、なっちゃったのはぁ」 信じたくない。 でも、これが現実なのかもしれない。 「あぁん、すごぉいっ、執事さんのがいっぱい、出ちゃってるんだよぉおっ」 「シクシク・・・申し訳ありません、愛理お嬢様ぁあ・・・うわぁあああん・・・」 「なんで泣いてるの?愛理と何かあったの?」 「・・・!!い、いえ、その、あの」 「こうなったら聞き出してあげる。もう一回やっちゃうから♪」 「いやぁあああ〜、助けてくださぁあ〜〜い」 執事さん・・・ ごめんね、私じゃどうする事もできそうにない