大変だ…!いったいどちらにいかれたのだ?! 

間もなく夜の見回りを終えるという時、最後に愛理お嬢様のお部屋にお邪魔したら… 

愛理お嬢様のお姿が無かったのだ。車椅子は置いたまま。 
御手洗いや浴室を探してみたがいらっしゃらなかった。 
不審に思って玄関を見てみると、なんと愛理お嬢様の靴が無かったのだ。 
まさか…外に?! 

大変だ、早く行かねば。不自由な足で外に行かれたとなると一刻の猶予もない。 

1 裸足で飛び出す 
2 ちゃんと車椅子を持っていこう 
3 …まさかまたあの池か?! 



まさか…またあの河童がいるという池だろうか? 
とっさに思い出したのはそこだけど他に心当たりはない。行ってみよう 

愛理お嬢様、無事でいてください。心より願っています。 


 「愛理お嬢様!!」 

良かった。いた、いました。池のほとりに…! 
何やら座って池を眺めていらっしゃる御様子、いえ…ちょっとちがうかも。 
「お嬢様ぁあ〜〜!」 
僕の呼び掛けにも反応なさらずただじっと座ったままです。 
もしかしたらもうおやすみになられているのかもしれません。 

「………お嬢様」 

僕が思ったとおり、愛理お嬢様は座ったまますやすやと寝息を立てていました。 

1 起こさずにお姫さま抱っこをしてお屋敷にお連れする。 
2 優しく起こして差し上げる 
3 ……愛理お嬢様、今宵はやけに色気が…い、いけない何を考えてるんだ 



そっとお隣に膝をついて起こして差し上げようとすると… 
「すぅ……すぅ……」 

………っ…!! 
その寝顔、鼻をくすぐる甘い香りに思わず胸の中に鷲掴みにされた様な衝撃が走った。 
こ、こ、今宵の愛理お嬢様は…い、い、色っぽい、といいますか。今までこんな愛理お嬢様は見たことがありません。 
「ん、んん……」 

わっ?! 
あ、愛理お嬢様お待ちください、僕の胸は枕ではありません。 

「…すぅ…」 

カラスの濡れ羽の様な黒くて長い髪の毛。透き通る様に白い肌、艶を帯びた張りのある唇。 

お嬢様、ごめんなさい。このままだと僕は貴女を、貴女を…… 

1 いけない、お屋敷にお連れしなければ 
2 してはいけない。でも…せめて、もう少しこのまま… 
3 唇を重ねてしまおう 



………してはいけない。 

ま、まだ何とか理性がある。自制心は強い方なんだろうか? 
だけど…せめて、もう少しだけこのままでいさせてください。 

愛理お嬢様の熱を僕の胸で感じていたい。そんなの、とんでもない我儘だけれど。 

……愛理お嬢様、お一人でここまで歩いて来たのだろうか? 
この池からお屋敷まで決して短い距離ではない。ちょっとした散歩くらいにはなるはずだ。 

そうだ。も、もしかしたら…治るのか?愛理お嬢様の足は。 
今はまだ車椅子が必要だけどいつか必ずご自分の足で… 

お医者様もおっしゃっていたはずだ、これはリハビリと本人次第だって。 
歩くのをあきらめないという気持ちがあれば必ず克服できるって…! 

……こみあげてきた。だめだ、愛理お嬢様のそばで泣いてはいけない。 
ああ、でも、でも 

1 が、我慢だ。 
2 ごめんなさい。もう無理! 
3 苦し紛れに愛理お嬢様のお顔を見る 



だ……だって…嬉しいじゃないですか。ちゃんと自分の足で歩ける様になるんですから 

僕の喜びは、よ、あ…だめだ…もう…………!! 


……ピチャッ 

た、大変だ。愛理お嬢様の寝顔に涙が…! 

「………ん……」 

寝息が止まりお顔が動いた。 

「きゃああっ?!ししっし、執事さん?!」 
「ごめんなさいお嬢様、驚かせてしまってすいません!」 
「なんで泣いてるの、いつからいたの?ねえ」 
「あ、あの、あははは…」 
とりあえず笑うしかなかった。 
涙がこぼれてからようやく冷静になれて、ひとまず目をふく。 

「見回りをしていたらお姿が見当たらなかったもので。心当たりがあるこちらに参ったのです」 
「………うん、今日は歩けそうだから頑張ったの。けっこう歩けたんだよ」 

1 足が完治なさるといいですね、と微笑む 
2 リハビリ、僕もお手伝いいたしますと言う 
3 僭越ですが僕からのご褒美です、とキス 



「リハビリ僕もお手伝いいたします」 
「………ありがとう。でも、ごめん、これは自分で頑張りたいの…」 

普段は控えめな愛理お嬢様ですが実は意外と気が強いところもあります。 
と言っても僕の勘ですが、言いだしたらきかないというか… 

しかし良く言えばご自分の目標をしっかりお持ちで、最後まで遣り遂げようとなさるという事。 

……でも…我儘をいうのが許されるのなら… 

「あの……」 
「なぁに?」 
「もし、何か辛い事や、お一人で抱えきれない事がありましたら、遠慮なさらず僕に打ち明けてください」 
「執事さん…」 
「その時に少しでも愛理お嬢様の心が軽くなれば…」 

…おこがましい願いだ。僕なんかが果たして愛理お嬢様を支えて差し上げられるだろうか 

わからない。だけど 

「うん、じゃあ辛い時は頼りにするね」 
「あ……ありがとうございます!!」 
「声がおっきいよ。もうっ」 

月明かりの下でにこっと笑う愛理お嬢様… 
「よし、帰ろ。遅くなっちゃったね」 
「大丈夫ですか?」 
「大丈夫だよ。見てて、ちゃんと一人で歩くから」 

ゆっくりと立ち上がり、一歩、また一歩、お屋敷までの道を歩みだすお嬢様。 

「ん〜、さっきよりは遅いけど、ちゃんと歩けてるでしょ?」 
「はい…!」 

思っていた以上にその足取りはしっかりなさっていた。 
これは、もしかしたら、思ったより早く遣り遂げてしまうかもしれません。 


僕は支えたい。愛理お嬢様を。 

どんな時でも…寄り添う様に 

「見て!もうこんなに歩いてきたよ」 


それは我儘かもしれない。だけど…貴女のそばにいたいのです。 


┃∀`l|<…誰か忘れちゃいませんか リl|#´∀`l|つゴーヤ<腹が立つからこれをお尻に突っ込んでやるんだよ (*執事)<愛理お嬢様・・・ リl|*´∀`l|<まずは入り口からミチミチと (*執事)<あ、熱い、胸が熱いよ。僕おかしくなりそうだ リl|*´∀`l|<口のなかからだしてやるんだよ (*執事)<愛理お嬢様ぁああ、で、出ちゃいますぅう リl|;´∀`l|<こいつは無痛症かね 州*´・ v ・)<…執事さん… (*執事)<…愛理お嬢様… |゚д゚从 ! 从;゚ー゚从<…執事さんが…愛理ちゃんと…? 从ノー゚从<…あれ?私…泣いてる…? (*マネ)<おい執事、交代しろ。えりかお嬢様の相手は俺がしてやるぜ…ケッケッケ