「もういい加減にしてください!」 
「わ〜怒った♪執事さんが怒った〜♪」 
「わ〜♪水かけちゃえ♪」 

僕をプールに引きずり込むだけでなく容赦なく水をかけてくるお嬢様達・・・ 
特にひどいのが舞美お嬢様、舞お嬢様、えりかお嬢様の三人。 

早貴お嬢様と千聖お嬢様、栞菜お嬢様はもう何もしてこないのに・・・ 

「えり。ブレーンバスターしちゃおっか」 
「よーしそっちおさえて。二人がかりでいくよ!」 
「おやめくださ、わあああ・・・ごふっ!!」 

び、B館のお嬢様達と同じはしゃぎ様ですね、皆さん・・・! 

「早く逃げちゃお、執事さんが上がってくる前に!」 
「じゃーね執事さん。また休みの時に遊ぶんだよ〜」 

蜘蛛の子を散らす様にプールから去っていくお嬢様達。 
ですが、たった一人だけ残ったお嬢様が・・・ 

「大丈夫?息できる?」 
「ち、千聖お嬢様・・・」 

1 平気ですよ 
2 平気だと言いたいが、頭がくらくらします 
3 千聖お嬢様・・・二人切りですね、とつぶやいてみる 



「さっきはごめん、舞ちゃんと一緒だと加減を忘れちゃうみたい・・・」 
「いえ、大丈夫ですよ・・・」 

平気なつもりだった。だけどなぜか寒気がしてきた。長い時間水に入っていたわけではないのになぜ? 
「顔色悪いよ!唇もなんか変な色になってきてる、大変すぐあがって」 
「大丈夫ですよ千聖お嬢様。僕は丈夫な方ですから」 
「いいから無理しないで。そこに寝てよ」 

プールサイドの長椅子に強引に寝かされてしまい・・・ 

「いま体ふいてあげるからね」 
「千聖お嬢様、僕は執事です。お嬢様に体をふいて頂くなど」 
「ボクのいうこときいて。お嬢様として言うなら従うよね」 

そうおっしゃられたら僕はお返しする言葉が無いではありませんか。 

1 素直に従う 
2 千聖お嬢様もお体を拭かねば、タオルを貸して下さい 
3 ・・・刺激的な水着ではないですか 



千聖お嬢様に素直に従いましょう。 
「そうそう、おとなしくしてて。ちゃんと拭いてあげるから」 
まず僕の腕から拭きはじめるお嬢様。ちょ、ちょっと痛いです。力が入ってますね 
「プールからでたらすぐに体をよく拭かなきゃね」 

なぜか、千聖お嬢様は楽しんでいらっしゃる様に見えました。 

「次は頭をふいてあげるね」 
「は、はい・・・」 

なんだか懐かしいです。初めてじゃない様な体験です。 
そうだ、確か以前に千聖お嬢様がお体の具合を悪くされた時、僕が看病を 

「前はボクが看病してもらったんだよね。あの時は胸触られてびっくりしちゃった」 

笑顔でそうおっしゃるのがやけに怖いのですが・・・ 

1 もう一度謝る 
2 まさかまた触ってほしいのですかと冗談で聞いてみる 
3 あの、次は下半身をおねがいします 



「本当にあの時はたいへん失礼な真似をしてしまい申し訳ありませんでした」 
「もう怒ってないってば。もう一度言うけどびっくりしちゃったよ」 

実はえりかお嬢様の胸だってまともに触っていないのに・・・ 
触ったかもしれないし触っていないかもしれない、記憶が曖昧です。 
千聖お嬢様の発育の良さはびっくりしてしまいます。 
一見男の子のような顔つきにも見えますが体は・・・ 

「はい、体は拭けた。でもすぐ着替えた方がいいよ」 
「まさか千聖お嬢様に自分の体をおふかせするなど・・・申し訳ございません」 
「だからボクが拭きたいからそうしただけだって。執事さんは真面目すぎるよぉ」 

急に、千聖お嬢様のお声のトーンが低くなった。 

「ねぇ、執事さん、正直に答えてほしいんだ」 
どうされたのだろう?千聖お嬢様・・・ 
「・・・愛理ちゃんの事、みんなの中で一番好き?」 
な・・・っ?!なぜそのようなご質問を 
「聞きたかったんだ。他に誰もいない今みたいな時じゃないと聞けないから・・・」 

1 正直に答えましょう 
2 曖昧な返事になりそうです 
3 実は・・・ち、千聖お嬢様が・・・ 



真っすぐな曇りのない瞳で尋ねてくる千聖お嬢様。 

ここはごまかしたりせず正直にお答えしましょう。 

「・・・はい。愛理お嬢様が好きです。愛しています」 

「やっぱりね。ボクの予想した通りだったよ、愛理ちゃんの前だと顔が違うもん」 

千聖お嬢様にはお見通しだったというわけか・・・ 
当たり前といえば当たり前だよな。千聖お嬢様は勘のいい方ですから。 
「愛理ちゃんも嬉しそうだもん。ボク達と遊んでる時よりいい笑顔してるから」 

・・・? 

心なしか千聖お嬢様が少し淋しそうな気がする。 
しゃべり方や声のトーンは変わらないけれど、なんとなく・・・表情に影があるというか 

「・・・相性がぴったりだって、思うよ・・・うん」 

千聖お嬢様・・・? 

「ごめん、ボクもう戻らなくちゃ。執事さん具合どう?」 
「あ、はい、お体を拭いていただいたので大丈夫です」 
「風邪なんかひいちゃダメだよ。愛理ちゃんが・・・悲しむから!」 

あっ、お待ちください・・・もうお屋敷に戻ってしまったか。 

どうして淋しそうだったのだろう。 
・・・僕の気のせいだといいんだけど・・・ 


もしかしたら 

・・・いや、そんなはずは・・・ 


リ*・一・リ<執事さん… 州*´・ v ・)<譲らないから 州*´・ v ・)<執事さんと一緒にプール・・・ 州*´・ v ・)<がんばって泳げる様にならなきゃ ノk|‘−‘)<前よりは自然に話せるようになったもん ノk|*‘−‘)<でもまだ恥ずかしい 从・ゥ・从<執事さんボクシングやろう! (;執事)<僕がサンドバックですかぁ〜?! 州#´・ v ・)<ちょっとやめて舞美ちゃん!執事さんをいじめないでっ! 从;・ゥ・从<え…なんで愛理がそんなこと…? 州;´・ v ・)<あっ…いや…えっと違うよ!別にそういうわけじゃ… 从;・ゥ・从<? (*執事)<(愛理お嬢様…) ┃∀`l|<(…あやしいんだよ) ┃一・リ<(やっぱり…) ┃ー’リ<(…ウフフフフ) ┃∇`)<(見ちゃいけないけど見てしまうなり…) ┃∀`l|<(…なんか野生の匂いがしない?) ┃一・リ<(草原の匂いが…)