冷蔵庫から食料が無くなる事件からしばらく経った。 
その事件はC館に住む人々の口からは出ることがなくなったけど、僕はずっと気になっていた。 

桃子お嬢様と千奈美お嬢様がなぜあんな事をなさったのかちゃんとお聞きしていない。 
とにかく、ちゃんとご本人の口から聞かないとならないだろう 

「・・・」 

こんなに重い気持ちでB館に足を踏み入れるのは初めてです。 
お世話をしにいくわけではないのですから当たり前かもしれませんが・・・ 

まず桃子お嬢様にご挨拶しにいこうと森に。 
しかしいつもの場所に桃子お嬢様はいらっしゃらず、千奈美お嬢様も不在でした。 
果たしてどちらにいかれたのでしょうか? 

1 こちらで待機いたしましょう 
2 お屋敷の方にいらっしゃるかも 
3 うわっ?!湖から何かが! 



こちらで待機するといたしましょう。 
さて・・・果たしていつこちらにお戻りになるのでしょうか。 

「おっと・・・」 
なにげなくまわりを見ていると、桃子お嬢様の下着と思われるものが干してあり思わず目線をずらした。 
その場にいらっしゃらないとはいえさすがにレディの下着を見るのは失礼ですから・・・ 

し、しかし・・・気になります。もしかしたら桃子お嬢様のではなく千奈美お嬢様のものかもしれない。 
すぐに目を逸らしたので色までは確認できませんでした。ち、千奈美お嬢様はどんな色の下着をお召しに・・・ 

・・・何をしにきたんだ僕は。まったく 

1 でも気になるから見てしまおう 
2 いや、見てはいけない 
3 なんだ?機械音がこちらに近づいてくる 



・・・いま、何か聞こえたぞ。 
だんだん大きくなってる。僕に近づいてきているのか? 

その音の正体は・・・ 

「はっ!!」 

げ、原付っ!! 
「ターゲットかくにん!」「しまつしまーす!」 
どぎつい蛍光の様なてかったピンク色の原付に乗っているのは・・・! 
「うわああああ・・・!」 

しょ、正気ですかお嬢様!!僕に向かって迷いなく原付で突っ込んでくるなど 
「執事さん覚悟!!」「ごめんなさぁい!!」 

い、いやだ。なんで僕がこんな目にあわなくてはならないのだ。簡単に殺されてたまるか 
「うわっ!」 
車体が激突しようとした瞬間、なんとか横に飛び込み切り抜けた 

「ちっ、逃がさないわよこのやろー!秘密を知られた以上は生かしておかないわよ!」 

まだ冷蔵庫泥棒をなさった理由もお聞きしていません。ここでおわるわけにはいかない 

1 湖までおびき寄せて突っ込ませよう 
2 森の奥まで逃げよう 
3 テントに逃げ込む 



あの原付は明らかに法定速度を越えていたけど・・・ 
僕には足しか逃げ出す手段がない。仕方がないんだ 
「待ちなさい執事さん!」「お願い〜止まって〜」 

冗談ではありません。止まってしまったら格好の的でしょ?嫌ですよ・・・! 
「あ、そう。でも逃がさないわよ!」 
うわああ、きた。いやだ、ぶつかりたくない! 
「きゃあ!」「ちょ、ももちゃん、無茶だよ。森の中を原付で走るなんて」 

おかまをほられるかと思ったが、木にぶつかったみたい。はぁ・・・助かった。 
「まだまだよ〜。待ちなさい執事さん」 
そ、そんな!結構派手にぶつかりませんでしたか?まだ動けるのですか! 

「くっ・・・!」 
「速い・・・もう自動車くらい出してるのに」 

運悪く障害物がない道に出てしまった。横に入りたいが逃げるのが精一杯・・・ 

1 ひたすら逃げよう 
2 木におびき寄せてぶつけさせる 
3 なんだ?!突然体が・・・うわあああ! 



だんだん遅くなってくるのが自分でもよくわかる。こ、このままでは捕まるのも時間の問題・・・ 

・・・こうなったらいちかばちかやってみよう。 

「あ!止まった。観念したね」「執事さん・・・!」 
木を後ろにして立ち止まる。そうです、もっと近づいてきなさい、もっと・・・! 
「くらえーーっ!」 

・・・いまだ!! 

「なっ?!きゃああああ!」「い、いやああああ!」 

ぶつかる前にもう一度横に飛び込んだ。 
勢いのついた原付はブレーキを踏んでも簡単には止まりません。 

耳をふさぎたくなるほどの大きな音を立てて激突したピンク色の原付。 
「きゃあああ〜〜」「うひゃあああ〜〜」 

数メートルも遠くにふっとんでいく桃子お嬢様と千奈美お嬢様。大丈夫でしょうか・・・? 

「いたたた・・・」 

大きなケガをしていない様ですが、すぐには立ち上がれないみたいです。 

1 事件を起こした理由をお聞きする 
2 あばれないでください!うひゃああ 
3 急に体が軽くなっ・・・うわあああ 



「来るなぁ〜!」 
なんと道端にある石を投げ付けて、危うくあたるところでした。 
「桃子お嬢様、観念なさってください。何もいたしません」 
「わ〜〜〜っ!」 
ちょっとお嬢様、お願いですから言うことを聞いてください。 
「ももちゃん、落ち着いて。執事さんは何もしないみたいだよ」 
「う・・・わ、わかった」 
千奈美お嬢様になだめられ、ようやく抵抗をやめる桃子お嬢様。 

どうしてC館の冷蔵庫にあの様な事をなさったのかようやくお聞きできた。 
「・・・ごめんなさい。実はね・・・トンネルほってたの」 
え・・・トンネル? 
「テントの近くからほってたら、なんかC館の冷蔵庫までつながっちゃって」 
「ごめんなさぁい!出来心だったんですぅ!」 

冷蔵庫の床に開いてたあの穴は森にまでつながっていたのか。 
しかし、出来心とはいえものを盗むのはよくない事ですよ。 
ここは心を鬼にしてお二人に自らの過ちを正してもらわねばなりません! 
ご主人様からも、もしお嬢様が何か間違いをしたらちゃんと叱る様にと・・・ 

1 厳重注意 
2 お尻叩き 
3 お二人とも罰として1日裸で過ごしなさい 



「ご主人様からのお申し付けです。お二人に罰を与えなければなりません・・・」 

その方法までは指示はありませんでした。なので、僕の判断でいかせていただきます。 
「や、やだっ!恥ずかしい!」「いやぁん執事さぁあん」 

桃子お嬢様のお尻は・・・なんと白い。ぷりっとして上向きの素晴らしい張りですね。 
千奈美お嬢様のお尻は・・・桃子お嬢様とは対照的に浅黒い健康的なお尻です。 

「・・・よろしいですか。まいりますよ!」 

「あぁあんっ!き、気持ちいいっ」「いやーん♪もっとぉー」 

力が弱いかな。ならばもっと強くっ! 

「いやぁーん、男の人にぶたれたことないのにぃー♪」 
「かんじるぅ、かんじるわ、執事さんの愛、あーん」 

・・・このあとさらに力を入れてお尻にお仕置きをいたしましたが、お二人はただ悦ぶばかりでした・・・ 

「はぁ、はぁ、はぁ、もうだめぇ」「お仕置き・・・されちゃったぁ」 

なぜかお尻をくっつけあって倒れている桃子お嬢様と千奈美お嬢様。 
「ごめんなさい・・・もうこの様なことはいたしませんから、ですからあなた達も」 
「いやだ。ねぇ、またお仕置きしてぇ」 
「これで終わりだなんていやだもん、ねえお願いぃ」 

な・・・なんですか、その潤んだ瞳は。おやめください! 
「もっとぉ、執事さぁんっ」「叩いて叩いてぇっ」 
「いやあああ!!」 
僕の足にしがみついて・・・い、いやです、離れてください!離して! 

「叩いてくれるまで帰さないからね、ウフフフフフフ」 

やめてください!脱がさないでぇえ! 

「あ・・・おちんちん・・・」 

いやぁあああ・・・汚れる、汚れるぅう! 

誰か助けてぇーー!