数日前よりC館で奇妙な事件が頻発している。それは… 「あ〜〜〜!!」 なんだ今の声は? あれは…舞お嬢様の声。いったい何事だ。 「どうされました?!」 急いで駆け付けると、冷蔵庫の前でがっくりと膝をついている舞お嬢様のお姿。 「うぇえ〜〜〜〜ん、なくなってるよぉ〜〜」 まただ。また起きてしまったのか。なんたる事だ! 「たのしみにとっといたのにぃ…私のプリンがぁあ〜」 ああ、心が痛む。 舞お嬢様の密やかな楽しみを無碍に奪う輩が許せない。 「昨日はちゃんとあったんだよ!だけど、朝起きたらもう…」 という事は夜の間になくなったんだな。 …舞お嬢様だけではない。お屋敷の者が何人か被害に遇っているのだ。 1 許せん!今宵は寝ずに冷蔵庫の前で見張ってやるぞ 2 見張るのは危険だ。カメラを設置しておくとしよう 3 舞お嬢様が突然「ひつじさんいっしょに冷蔵庫見張って!」と… 「ひつじさん今夜いっしょに冷蔵庫見張って!!」 突然舞お嬢様が声を張り上げた 「いっしょに見張って!!ぜったい犯人をつかまえてやるんだから!」 …かしこまりました。舞お嬢様を悲しませる輩は許してはおけません。 「はい。お嬢様、ご一緒いたします」 「やったぁ!ぜーったいつかまえてやろうね」 僕の手を掴みぶんぶん振り回してくる。 犯人を捕まえようという意気込みが伝わってきますよ。 ……さて、あっという間に時刻は皆が寝静まった深夜。 間もなく日付が変わろうとしています。 「お嬢様…」 「すぅ〜………ふえ?!いた?犯人!!」 「いえまだあらわれる気配はありません」 「もぉ早く出てきなさい!これでぶっとばしてやるんだから」 眠そうな目をこすりながらバットを握り締めている。 普段ならばもうすでにおやすみになられている時間だ。なのに舞お嬢様は頑張っておられる 1 無理をなさらずに。僕一人で見張りますよ 2 目を覚まして下さい。プリンの恨みをお忘れですか 3 眠気ざましに何かお話いたしましょう 「何かお話いたしましょうか」 これが舞お嬢様の眠気ざましになればよいのだが。 「ん〜〜〜とねぇ…じゃあひつじさんのこと聞きたい!」 …うわっ、お、お嬢様?! 「兄弟とかいる?」 いきなり僕の膝に飛び乗ってきたぞ。きょ、距離が近いです。お顔が触れそうです! 「ねえねえ、いる、いない、どっち?」 「おりません。僕は一人です」 「へえ〜〜〜」 舞お嬢様はさらに体を近付けてきた。ちょっと、はしたないですよそんなに擦り寄るだなんて。 「こうしてると私たちってお兄ちゃんと妹みたいだよね」 えへへ、と悪戯っぽく笑っている。 そんな大それたことを…僕なんかが舞お嬢様の兄などと。恐れ多いですよ 「顔赤いよ。どしたの?」 「い、いえその…」 今度は声に出さずに笑い、僕のほほを突いてくる。 「お兄ちゃんって呼んじゃおうかな〜?」 1 どうぞお嬢様のお好きな様に呼んでください 2 いけません…僕は只の使用人です。例えお戯れでもその様な呼び方は 3 いいぞ。舞 「お兄ちゃんこっちむいてよ」 いけません…お嬢様。その様な呼び方など 「…僕は只の使用人です。例えお戯れでもいけません」 「なんで〜?あ、いやなんだ」 「そうではありません。僕は舞お嬢様の兄ではないのです…」 舞お嬢様はご不満そうな顔で僕を見つめていた。 「つまんなぁーい。ひつじさんは真面目すぎるの。冗談だよ冗談っ」 少々寂しそうなお顔に見えるが僕の気のせいだろうか? 何か言わねばと思い話そうとしたその時… ¨ガタッ¨ 舞お嬢様も聞こえたらしく、僕をおそるおそる見つめている。 「い、いま、聞こえたよね」 「はい」 「冷蔵庫の中からっぽかったけど…でもそんなわけないよね、ねえっ」 1 僕が確かめに行きます。お嬢様はここでお待ちください 2 一緒に行きましょう。犯人を捕まえるのですよね 3 いっいますぐ警察に電話しなきゃ! 舞お嬢様はあれほど犯人を捕まえてやると意気込んでいたのに、実際にその現場に出くわしたらすっかり恐怖に陥ってしまった。 「や、やだなぁ、きっと勝手に物がおちたんだよ!ね?そうだよね」 無理をして明るく振る舞ってはいますが…目に涙が浮かんで声も震えています。 「僕一人でいきます。お嬢様はここでお待ちください」 「……ひつじさん、いいよ、私もいく」 「心配ありません。見つけても無茶はしませんから」 「…ごめん、自分で言いだしたのに」 怖くて当たり前です。僕だってお嬢様がいなかったら見にいかないと思いますよ。 しかし貴女の前で犯人を見にいかないのは格好がつきませんから 僕は意を決して冷蔵庫の扉を開いた。 ……実はこの冷蔵庫、かなりの大きさ。 中は、部屋とまではいきませんがちょっとした個室くらいあります。 お屋敷にはお嬢様達を抜かしても何十人もいますから、その分の食料品を収納できる冷蔵庫でなくては。 さて、音がしたのはどこからだろう? 1 肉や野菜などがある生鮮エリア 2 お菓子がたくさんある日配エリア 3 出来合いのものがある惣菜エリア 「うう寒い…」 冷蔵庫は通常0度に近い温度に保たれている。 特にこの冷蔵庫は大型で機能も抜群。だからもう冷えて冷えて仕方ありません。 確かこの辺りで物音がしたはずだ。お菓子が山のように積み重なった日配エリア。 「これは…コックの田中さんのだな。あの人好きだなぁどら焼」 スナック菓子や菓子パン、デザート。下手したらコックがよく使う生鮮より多いのではないだろうか? ¨ガタッ¨ …また物音がした。今度はもっと大きい。ひょっとしたらすぐ近くにいるかも。 1 お菓子の陰から音がした方を覗く 2 裸足で逃げ出す 3 なぜかB館のあのお嬢様とばったり 間違いない、たしかに音がしたんだ。 僕は、固唾を飲んで近づいていった。武器は何もない、下手をすればやられるかも…… 「今日は収穫だね〜♪」 「あまり出歩いちゃまずいよ、今音立てちゃったし誰か入ってくるかも」 え?こ、この声は、まさか。 その声の主の顔が頭に浮かんだその時 「あ」 ばったり出くわしてしまった。 「わ〜〜〜!し、執事さぁあああん!」 「やばっ見付かった!だから言ったじゃんももちゃん!」 そんなバカな…普通は冷蔵庫は人に会わない場所のはずだ。 いやそれはともかく、ま、まさか食料を盗んでいたのが桃子お嬢様と千奈美お嬢様だったなんて 1 わけをお聞きしよう 2 仕方ない。つかまえないわけにはいかない 3 暴れないでください、わあああ 仕方ない。 「貴女たちがなぜこんな事をなさったのかはあえてお聞きしません。ですがつかまえないわけにはいかないのです!」 「来ないで〜!執事さん許して、黙ってて!」 「来ないでってばぁ〜!」 いきり立ったお嬢様がお菓子の袋を投げ付けてきた。 「がはっ?!い、痛いじゃないですか」 「わ〜〜!わ〜〜!」 「痛いですって、おやめください、痛い!」 なんとか捕まえたいのだがなかなか近付けない。 いったいお二人はどちらに逃げようとしてるんだろう。 「早く鍵閉めて!」「逃げるが勝ち〜!」 な、なんだあれは?!冷蔵庫の床に穴が開いてるぞ! お二人はさっさとその穴に入って扉をしめてしまった。 「あ、あかない!」 それほど大きくはないこの穴。扉というか、蓋を締めたら冷蔵庫の床と見分けがつかない。 嫌な予感がする。この穴、もしかしたら只の穴ではないかもしれないぞ。 このまま先に進むべきか、それとも深追いはしないか。 …それよりこのことは舞お嬢様に言うべきだろうか 1 なにがなんでもこじ開ける 2 今夜はやめておこう 3 舞お嬢様に伝える お二人には悪いけれど、舞お嬢様には伝えることにしました。 「う、うそぉ。冷蔵庫の中に穴があったの?!」 「はい。残念ながら犯人の顔は見られませんでしたが」 …言えませんでした。犯人がB館のお嬢様だとは。 なぜ食料を取るのか、そのわけを聞けないまま桃子お嬢様と千奈美お嬢様とは別れてしまいましたが。 きっと何か理由があったにちがいありません。いずれお聞きするといたしましょう 「…怖いよぉ、ひつじさぁん」 …普段は舞お嬢様は気の強い方なのに、やはりまだ幼いと感じてしまう。 仕方ないか。普通なら怖いと思うだろう。 「お願いがあるの」 「なんでしょう?」 「……一緒に、寝てほしい」 ……………え? 1 無理もないな。かしこまりました 2 いえそういうわけには… すっかり怯えてしまわれた舞お嬢様。これはお一人では寝付けないでしょうね。 「…わかりました。今宵は僕がご一緒に寝ます」 「ほんと?ありがと!」 僕の手を引っ張りながらご自分の部屋へと戻られたお嬢様。 「いい?私が寝るまで離れちゃイヤだよ」 「はい」 …よほど安心なされたのだろうか。 すぐに舞お嬢様はすやすや寝息を立てはじめた。 僕がいなくともおそらくは同じ様にすぐ… なんと、かわいらしい寝顔だろうか。失礼だがおもわず触れたくなりその髪をそっと撫でる。 「…………ん……」 起こしてしまったかな?いや、違うみたいだ。 「お兄ちゃん…」 い、いまなんと?寝言なのか?寝息を立てているからたぶん寝息だろう。でも… いけない、これ以上ここにいるといけない気持ちになってしまいそうだ。 「舞お嬢様…」 なぜだ。どうしてお部屋を出るのが名残惜しい なぜ、もっと寝顔を見ていたいと思うのだろう。 わからない。僕にはわからないよ
州´・ v ・)oO0(オシオキ・・・) 州´・ v ・)oO (たまってる・・・関係をもつ・・・) 愛理何考えてるw スレ間違ってるよ愛理w 州´・ v ・)oO (堕ちる・・・) 執事さん愛理かまってやってww 州´・ v ・)oO (メスシリンダー・・・) http://www.23ch.info/test/read.cgi/morningcoffee/1211949199/