風邪や体調不良で倒れていたメイドさん達もようやく戻ってきて、執事の仕事に専念できる様になった。 「綺麗にしなければ」 まずは玄関の掃除。 やはり客人を招く際、見た目で印象は決ります。それは建物とて同じこと。 「ふう…」 だが掃除とはいえなかなか骨が折れます。 ただホウキで掃けばいいだけでなく、並んでいる像の汚れをふいたり、噴水の中に何か不純物などが浮いてないか点検したり。 手際よくやらなければ時間だけがすぎていきます。 「あっ。執事さんおはよー!」 「おはようございます」 そこに舞美お嬢様がやってきた 毎朝学校に行く前に必ずやっていらっしゃる日課のランニング。 ここで汗をかいてシャワーを浴びてから学校に行くのが気持ちいいとおっしゃってました。 とても快活で屈託の無い素敵なお嬢様です。 「いつもいつもお疲れさま。大変でしょ?」 「仕事ですから」 「そうだ!手伝ってあげるよ」 「いえ、僕1人でやれます」 「いいからいいから。一度ふいてみたかったんだ」 有無を言わさず僕から雑巾を取ってしまう舞美お嬢様。 1 すみません、ではおまかせいたします 2 舞美お嬢様は加減を知らない方だ。危ない 3 それよりそのTシャツが汗で透けて…ってまさか下着つけてないのですか?! 舞美お嬢様は言いだしたらきかないんです… 「ではおまかせいたします」 「よーし任された!執事さんは他の仕事していいよ」 さっそく像をごしごしふきはじめたお嬢様。 心配だな…あんなに力任せにされては。あの像は意外と脆いから気を付けろとご主人様に云われてるから。 また玄関の掃き掃除を再開したけど気が気ではない。 そこそこ距離は離れているはずなのに像をふく音が聞こえてくるのはなぜだろう? 「がぁーっとすればきれいになるよ。ね?気持ちいいよね」 像に話し掛けながら掃除をしている舞美お嬢様。ああいう可愛らしいところもある素敵な方だ。 ………ぽきん いま何か不吉な音が聞こえた気がするぞ。 少し騒がしいくらいだった舞美お嬢様のお声が止まった。い…嫌な予感がします 1 向こうをむいてみましょう 2 聞かなかったことにいたしましょう 3 誰かがこちらを見ている?! おそるおそる向こうをむいてみると 「はっ!!」 大声を出しそうだったのであわてて自分の口をふさぐ。 「…ご、ごめんなさい」 折れたのは像の指だった。その部分を持って謝る舞美お嬢様 …片手を顔の前にチョップするみたいに出して謝る仕草。なんと軽い謝罪の仕方なんだ。 「ちょっと力入れすぎちゃった。あははは」 いくら脆いとはいえ、この間石がぶつかっても簡単には折れなかったのに。 あなたはいったいどれほど全力でまっすぐお掃除をなさったのですか?! 「パパには謝っとくから。うん、平気。執事さんは大丈夫」 「そ、そういう問題ではないでしょう…」 「あっもうシャワー浴びなきゃ!執事さんじゃあねー!」 目にも止まらぬ疾さでお屋敷の中に入ってしまいました。 もう…舞美お嬢様ったら 舞美お嬢様は寝る前にも必ずランニングをなさる。 朝よりもシャワーが気持ち良いのだとおっしゃっておりました。 そういえばお話ではそう聞いてましたが、実際に夜にランニングをなさってる姿は拝見したことがない。 「いってきまーす!」 「いってらっしゃいませ。お嬢様」 ちゃんとお嬢様が戻るまで待っているのも執事の勤め。 戻ってきたらきっと全身汗だらけだろう。何か冷たいお飲み物をご用意しておかねば。 …30分程で戻るとのこと。それまで待っていましょう。 ……だが、その時間をすぎてもお嬢様は戻ってこなかった。まもなく一時間近くになる。 汗で濡れるからと携帯はお持ちにならなかったから電話も来ない 1 まだ待っていましょう 2 心配だ!今すぐ迎えに参ります 3 あっ戻ってきた……あれ?後ろに誰かいるぞ 心配になってきたので探しに行こうとお屋敷の外に出たら 「助けて執事さ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!」 「お嬢さ……なんですかその格好は?!」 じょ、じょ、上半身は下着だけで手に布を持ったままこちらに走ってきて… いやあの布はおそらくはTシャツだろう。 それより助けてとはどういうことなのですか? 「来るな〜〜〜〜〜〜〜!!」 「バゥッ、バゥウウゥウ」 今のはどこかで聞いた覚えのある鳴き声。はっ!確かB館の森で友理奈お嬢様に会った時…! 暗くてよく見えないが舞美お嬢様を追い掛けているあの黒い巨体は間違いない。 あの熊だ!鳴き声でわかった。 1 今すぐにお助けを! 2 熊に僕の顔を見せればきっとおとなしくなるはずだ 3 舞美お嬢様だけでもお屋敷の中へ! あの熊は僕を知ってるはずだ。きっと顔を見せれば興奮がおさまるはず 「やめるんだ!ほら、僕がここにいるよ」 「バゥウウゥウッ!!」 舞美お嬢様を追い掛けていたが、僕の顔を見ると 「……バウ?バウバウ、バウ」 ぴたりと動きが止まり、心なしか表情もおだやかになってきた気がするぞ。 「この方は大事なお嬢様なんだ。傷つけちゃいけないよ」 「バウ、バウバウ」 わかった、って言ってるのか?なんとなくそう思った。 「ちゃんとあの森まで帰れるかい?」 「バウ〜〜ン」 ふふ、手を振ってるぞ、あの熊可愛いじゃないか。 「すごいじゃん執事さん!あんなに怖い熊を手懐けちゃうなんてさ」 「お嬢様、よかった。お怪我はないですか?」 「この通り元気!」 …まだ上半身だけ下着姿のままポーズをとっている。 水色のスポーツブラがさわやかな舞美お嬢様にぴったり…いかん、見ちゃいけない! 1 は、早くお風呂に入った方が… 2 まずTシャツを着てください! 3 冷静を装いなぜ熊に追われていたか聞いてみる その白くきめ細かい肌に鍛え上げられ引き締まった無駄のない筋肉でできた体、 と、とくに腹筋の引き締まり具合がすばらしくて…思わずそのきれいなお腹に触れたくなります。 ですがそういうわけにはまいりません。 「は、早くTシャツを着てください!いつまでもその様な格好ですと風邪をひきますよ」 「あれ?ああ、はい。忘れてたよ脱いだこと」 特に恥ずかしがる様子もなく僕に言われるがままシャツを着る舞美お嬢様。 あ、あんな姿を僕に見られても平気なのですか?仮にも僕は男なのに。 「どうして熊に襲われていたのでしょうか」 「寝てて邪魔だったからどかそうとしたら怒られた。で、えりに教わったとおりTシャツを回して威嚇したらもっと怒っちゃって」 「あ、当たり前じゃないですか。人間だって寝てるところをどかされたら機嫌を損ねますよ」 「そっか。そうだよね。あはははは」 …もう少し物事をお考えになって行動して下さい… それにえりかお嬢様、そんな方法で熊を追い払えるはずがないでしょ! 「助けてくれてありがと!執事さんて優しいね」 まぶしい笑顔を向ける舞美お嬢様。良かった、無事だったのが何よりだ。 「今日はシャワー浴びてもう寝るね。待っててくれてありがとうっ」 もう少しだけ待っててとのことなので、舞美お嬢様がシャワーが終わるまで待つ。 それにしても…美しかったなぁ。細長い手足に無駄が無く鍛えられた筋肉。 何よりあの腹筋。しっかりと浮き出た筋の中にあいたお臍。見たものをどことなく淫らな気持ちにさせる…… いけない…またこういう気持ちになるなんて。 愛理お嬢様を妄想の種に使う事自体が汚れているのに、この上さらに 「執事さーん、タオル取ってぇ〜」 「わああああああ?!」 ま、まま、舞美お嬢様?! ははははしたない!そそその様なお姿で!! 「どしたの?」 「たたタオルです!ははは早く身につけて下さい!」 まさか…シャワールームからそのまま、一糸纏わぬお姿のままで出てくるとは… 見ていません。僕は舞美お嬢様のお体など見ていません! 「ありがと。もう寝ていいよ」 「はい、失礼いたします!」 逃げ出す様に自分の部屋に戻ってしまった。 なんだか全然恥じらう様子が無かったなぁ。 舞美お嬢様は普段から色々な場所でお着替えなさったりしていたが… 僕は男として見られていないのだろうか? 1 もう一度裸を見に行こう。今ならまだみられる 2 起きているとだめだ。さっさと寝てしまえ 3 目蓋に焼き付いた舞美お嬢様の裸で自慰する 起きているとだめだ。さっさと寝てしまえ。そうするしかない ……舞美お嬢様…もしかしたら下の方もなかなか引き締まっているのかな いけない、こんな事を考えては。早く寝てしまえばいい ¨コンコン¨ 「はっはい?!」 急にノックされたので慌てて返事してしまった。 「さっきはありがとね。執事さん」 扉の向こうから舞美お嬢様の声がした。 「いえ…あの、僕は」 「明日からいっしょに走らない?そうしようよ」 「お嬢様」 「待ってるから。ていうか寝てても迎えに行くから。じゃあおやすみ」 お待ちくださいと言おうとしたが足音が遠ざかっていった。もうご自分の部屋に戻られたらしい 「待ってくださいよぉ…人の返事も聞かずに…」 えりかお嬢様のよばいにくわえ、その前に舞美お嬢様とランニングか。 ま、またシャワーの時に待たなければならないのか? これからますます夜は眠れなくなりそうだ。
州;´・ v ・)<お願い、やめて執事さん・・・ (執事)<嫌なのでしたらお逃げになったらいいじゃないですか。その脚でできるなら、ですけど 州;´・ v ・)<いや、いや・・・ (執事)<逃げないんですか?じゃあ脱がせてしまいますよ? 州;´・ v ・)<あぁぁ・・・ (マネ)<こっちの愛理ちゃんは足が不自由なのか (執事)<あちらの愛理お嬢様はとてもお元気だな (マネ)<・・・ (執事)<・・・ (*マネ)<・・・こっちのペースでエッチできるぞ (;執事)<嘘だ!愛理お嬢様があの様なはしたない格好ではしたない笑い方をなさるなんて リl|*´∀`l|<執事さんのテントに泊まりにいくんだよ リ ・一・リ<執事さんってあの娘の前だと・・・