お嬢様達はみなそれぞれ個性的です。 
控えめな愛理お嬢様や活発な舞お嬢様、体を動かすのが好きな舞美お嬢様に千聖お嬢様。 
読書がお好きな早貴お嬢様と栞菜お嬢様。 

中でも一際目立つのが…… 


「あら執事さん。ごきげんよう♪うふん」 
「きゃああああっ?!えりかお嬢様なんですかその格好は!」 

…えりかお嬢様。 
外国の血が混じった顔立ちにモデル顔負けの抜群のスタイル。 

外見ならば正直お嬢様達の中では一番だろう。 
でもなぜか、こうやって僕の前を下着姿でうろついたり普段からからかったりしてくる。 
「いけませんっ!!れれ、レディがその様な格好をされてはっ!!」 
「なーんて言ってるけどしっかり見てるじゃん♪ほれっ」 
「あっ?!」 

い、痛い!股間をつかまないでください! 
「…テント張ってるよ。し・つ・じ・さん」 

ああ、その表情、あなたは本当に17歳なんですか? 
なんという色気ですか 

1 早く服を着てください!はしたないですよ 
2 口では嫌がるふりをしてもっと握ってもらう 
3 え、えりか様、なぜ近づいてくるのですか? 



「早く服を着てください!はしたないですよ」 
「こんなにがちがちになってるくせに。うれしいんでしょ?」 

いけない。隙を見せたらつけこまれる。 
「えりかお嬢様。服を着てください。お言葉ですがそんなはしたないお姿は見たくありません」 
「…………そう。わかったんだよ」 

はぁ、やっと着てくださったか。まったく目のやり場に困ってしまうよ。 
う…えりかお嬢様、服の上からでもその膨らみがはっきりわかるぞ。 
なんという色気なんだ。ああ…いけない、僕は執事なんだ、変なことなど考えては… 


…僕はお嬢様を甘く見ていた。 
だがこの時はまだ知る由もなかったのだ。 

寝る前にはしっかりと鍵をかける。小さい頃からの習慣だ。 
「今日も疲れたなぁ〜。明日早いからもう寝るか」 


…どれくらい経ったのだろう。何やら気配を感じてぼんやりと目を覚ました。 
おかしいな…鍵はちゃんとかけたし何度も確認したぞ。 
「し・つ・じ・さん♪起きなさい。えりかお嬢様が遊びに来たんだよ」 


一瞬頭の中が真っ白になり、ものすごい勢いで目を開くと 

「おはよう。まだ真夜中だけどね」 

…お嬢様! 

なんと下着姿で僕にまたがっていた。 
いけない、寝起きでその様なお姿を見てしまっては 

「うふふ…昼間よりかっちかちじゃない?コレ」 
「あふっ、いけませんお嬢様、その様なはしたないものを触っては…」 
「嬉しいくせに。ほれっ」 
はうっ!ゆ、指で弾かれたぁ 

まさかこれって、あの、よ、¨よばい¨というものでは?! 

1 誰かに助けを求める 
2 お嬢様を刺激せぬよう説得して… 
3 どうして顔を近付けてくるのですか 



「かわいい反応じゃん♪執事さん」 
「あ、ああ、あの…」 

そんなにそのきれいなお顔を近付けないでください。心臓が破裂してしまいそうです。 
「こういうコト、初めてじゃないんでしょう?」 
「………は、はい。でも、久々なもので」 

襲われるのは初めてですよ。しかも寝起きだからもう頭がパニック状態で… 
「執事さんて結構いい体してるんだよ」 
「…あ…!」 
さ、触られてる、お嬢様の指が僕の胸元を… 
「汗かいてない?かわいい、緊張してるんだぁ」 
「あ、んっ!」 
シャツの上からおへその中に指を入れられ思わず変な声を出してしまった。 
「執事さん、誕生日プレゼントちょうだい」 
「………え?」 
「お屋敷に来てから初めてのエッチ、ちょうだい」 

どうしたらいいんだ。 
このまましてしまったら取り返しがつかない事になる。 

1 …いけませんお嬢様 
2 き、キスまでなら… 
3 もう我慢できません!お嬢様ぁあ〜 
4 はっ!ドアがあいてる?! 



「早くちょーだい、ねえねえエッチしようよ」 

…えりかお嬢様。いけません… 
その境界線を越えてはなりません。 
「…いけませんお嬢様。僕はただの執事です。あなたは大事な方だ、いけません」 
「カタいね執事さんて。いいじゃんエッチしようよぉ〜」 
さらに僕の下半身を触ろうとした手に、そっと手を添えた。 
「お嬢様…」 

ふぅーっと深いため息をついたお嬢様。 
「わかった。じゃあしない」 
良かった。分かっていただけた様だ。 
僕はまだまだこのお屋敷に居たいのです。へたな真似をする訳にはいきません。 

「へぇ、普段と同じで真面目なんだね。こっちの方も」 
「い……いえ、そんなことはありません…」 
股間はすでに血が集まっております。真面目ではありません… 
「気に入っちゃった。意地でもエッチしたくなっちゃったんだよっ」 
は、はい?!おやめくださいえりかお嬢様! 

「今日はしないよ。で、も、気を付けて。鍵なんかかけても意味ないんだよ。わかるでしょ?」 

なんという悪戯な笑顔をなさるのですか。 
うう、心臓に悪い。これから毎晩びくびくしながら過ごさなければならないのか 

「おやすみなさい執事さん。次は必ずエッチするんだよ」 
「…おやすみなさい…」 
「その怯えた顔も可愛いんだよ♪じゃあね〜ぇ」 
からかう様に僕にお尻を向けて小刻みに振り、笑いながら部屋を後にしたえりかお嬢様。 

「はぁ、はぁ、あ、あぶないところだった」 
危うくしてしまいそうだった。我ながら情けない… 
すっかり目が冴えてしまったぞ。困ったな明日早いというのに 

1 少し散歩しようかな 
2 無理にでも寝よう 
3 えりかお嬢様の残り香で自慰をする 



寝られない時は焦って寝ようとすると余計に目が冴えてしまうものだ。 
少し散歩しよう。 


「…さみしいなぁ」 

夜で誰もいないお屋敷の外。広さが余計に寂しく感じさせる。 

昼間ならとてもにぎやかなのに 

代わりに虫の鳴き声があちこちから聞こえてくる。 
耳をすませるといろんな虫の声が聞こえてきそうだ。 


……気のせいか? 

今、何やら人の声が聞こえた 

1 あっちの草むらからだ 
2 お屋敷の近くからだったな 
3 …池の近くから…まさか! 



草むらからだ。行ってみよう 

「?!」 
「か、栞菜お嬢様?!」 

どうして栞菜お嬢様がこんな時間にここにいらっしゃるんだ。 
…足から血が出ている。大変だ、ケガしている! 

「栞菜お嬢様おケガされてますね。あの、大丈夫ですか?」 
「こ…来ないで、男の人は苦手だから…」 
「そんなことをおっしゃらないで下さい」 

まずケガを治療するのが先だ。だが、触れようとしたら 
「やめて!触らないで!」 
「お嬢様…」 

栞菜お嬢様は男性恐怖症だと聞いたことがある。 
理由は知らないが今はケガを治して差し上げなければならない。 

1 優しくなだめる様にケガした場所に絆創膏を貼る 
2 むやみに触れたら嫌がるから絆創膏を渡す 
3 ほっとく 



「やめてったら、いやなの」 
「…僕はなぜ貴女が男性が苦手なのかは分かりません。しかし今はおケガを治さなければ」 
「…………」 
「大丈夫です。すぐ終わりますから」 
「…………」 

できるだけ触れない様に栞菜お嬢様のケガした場所、膝に絆創膏を貼った。 
指で触れたらびくっと体を震わせたのであわてて離してしまった 


「触らないっていったのにさわった。執事さん」 
「ご、ごめんなさい」 
「………あの、ありがと」 

ようやく僕としゃべってくれましたね。お嬢様。 

僕と同じく栞菜お嬢様も目が冴えて眠れなかったらしい。 
照れながら話すその様子が可愛らしかった。 
「お、おやすみ」 
「歩けますか?」 
「平気!大丈夫だから。うん、おやすみ」 

早歩きでお屋敷に戻ってしまった栞菜お嬢様。 

またえりかお嬢様がいるかと思ってびくびくしながら自分の部屋をのぞく… 

「いない、な。よし」 


いやあびっくりした。 
起きたらいきなりえりかお嬢様がいて、外にでたら今度は栞菜お嬢様が。 

ふう……やっと眠気が… 


 「ばあっ」 
「うわああああああ!!」 

え、え、えりかお嬢様ぁ!! 

「いつまで寝てるの執事さん。だめじゃない朝の挨拶してくれなきゃあ」 

は?もう朝ですか? 
そういえばすずめの鳴き声がして窓からは光が差し込んでる。 

「申し訳ありません!ただちに参ります」 
「早くしないとまたよばいしちゃうよ」 


ひぇええぇ、それだけはご勘弁を! 

…これから毎晩僕は安心して眠れそうにないよ 

从o゚ー゚从<出番がまだないとゆいたい リ#・―・リ<℃-uteで僕だけ出てきてない・・・ リl|*´∀`l|<執事さんの部屋に夜這いをしかけるんだよ リl|*´∀`l|<・・・あっ リl|;´∀`l|<トリモチが入り口にびっしり・・・しかも張り紙が。¨えりかお嬢様禁止¨って リl|;´∀`l|<お嬢様をなんだと思ってるんだよ